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「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」⑥       建築士が中古物件購入!

こんにちは。設計部の室木です。
今回のNOTE記事は私が担当いたします。

私の記事では、「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」として、建築士主観での内覧の経緯からリフォーム完了後の住み心地までを連載記事としてリポートしています。

建築士が物件購入! 
解体してからのプラン変更!シロアリ・・だと・・?編①

以下、プランや仕上げ以前に必要な工事です。

①床下にコンクリートを敷いて防湿層をつくる。
②耐震壁の追加 基礎の補強は諦める・・・。

③新設階段の位置変更 その荷重を受け止める基礎をつくる。
④シロアリガー!!?

では、今回は①②の工事について。。。いってきまーす!

①床下にコンクリートを敷いて防湿層をつくる。
床下地面の土は乾いていましたが、ダメ押しで湿気防止のシートを敷いて上からコンクリートを流し込みます。

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この家は地面に埋めた石の上に床の骨組みを支える材が乗っていますので、それのズレ防止にも役立ちます。
地面から上がってくる白蟻対策にもなりますね。これで一安心☺

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               道路からコンニチワ


②耐震壁の追加 基礎の補強は諦める・・・。
前回も書きましたが、この家にはコンクリート基礎に鉄筋が入っていないor少ないため本来は基礎の補強ができればベストでした。

その場合は基礎の内周にもう一周基礎をつくり元の基礎へかかる力を逃がす方法や、アラミド繊維という断裂防止の繊維を今の基礎に樹脂で貼り付け地震などの大きな力による基礎の崩壊に抵抗させる方法、などがありますが、どちらも何十万~100万単位の金額になります。
(余談ですが、市町村で行っている耐震診断→補強工事で20~70万程度の補助がでることがあります。気になる方は市のHPで「耐震診断 補助金」などで検索してみてください)
今回は全体予算の都合と、今の基礎でも土壁ならOKということで補強はなしとしました。

とはいえ安心安全な住まいの根幹にかかわるところですので、安心して住むためには本来お金をかけたいところですね。

耐震壁
この家は南面の庭に対して大きく開口(建築物の外部に面する壁にある窓や出入り口)があります。
また1階より一回り小さい2階の外壁の直下に壁がなく、梁で2階の荷重を受け止めている構造でしたので、それを支える耐震壁を追加しました。

プランとしては開放感を持たせたい、ただやはり構造壁は欲しい・・・いかに違和感なくプランに溶け込ますか。永遠のテーマです!

続きの③④はまた来週にお送りいたします✋
また次回宜しくお願いします!

設計部 むろき

規工川建設株式会社

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