「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」③ 建築士が物件探しのポイントとしたところ 内覧ー前編
おはようございます。設計部の室木です。
今回のNOTE記事は私が担当いたします。
私の記事では、「建築士が築45年の中古物件を買ってリフォームしてみた」として建築士主観での内覧の経緯からリフォーム完了後の住み心地(予定)までを連載記事としてリポートいたします。
前回に引き続き今回は 内覧編 をお送りします。今回は少し長くなってしまいそうなので、前編・中編・後編の三部作になっております(⋆ᵕᴗᵕ⋆)。
前回、家族が幸せに住めるための間取り案を考えました。
次は、考えた間取りの通りにリフォームができるかを実際に現地を確認します。
そう!内覧ですよ!(やっとかよ)
内覧の際は写真をこれでもか!ええぃこれでもか!と撮ってください。動画も有効です。
また、現地で分かった情報を書き込むために不動産情報の間取りも持っていきました。
物件のどこを見たか(家の劣化状況の確認)
① 屋根、壁の劣化状況
② 建物に傾きがないか、リフォームに耐えられるか(腐食・シロアリ含む)
③ 建築確認申請済証、建築完了検査済証があるか。竣工書類が残っているか。
今回の前編では、①についての内容を詳しくお話させていただきます。
①屋根、壁の劣化状況
築が古いと劣化していると疑ってかかるべきです。ちゃんとしたメンテを行っていたかを確認します。
具体的には屋根に割れ、欠けがないか、色褪せが大きくないか、などを確認することで明らかな古さやメンテがされてない可能性を考えます。古い瓦の趣きなどもあるでしょうが味のために雨漏りしていては大問題です。
L字の形の建物でしたら屋根と屋根のつながる部分や、水が集まる谷になる部分に穴や剥がれがないかも要チェックです。
購入した家は、2年前の台風で雨漏りをしたようで、その際に全面葺き替えが行われておりましたので築45年ですが瓦はピカピカの2年生でした。本来、瓦の葺き替えだけで300万円以上はかかりそうでしたのでこれは嬉しい誤算でした。
外壁については、塗装の浮き、ひび割れの補修跡が数カ所あり。内部の漆喰にも割れが見受けられました。
台風や地震などの強いが短い力で割れたのなら補修すればよいと考えますが、長期にわたり建物がゆっくり傾くことで割れたなら、この先この家での生活に不安が残ります。ぬぅう・・・。
その判断はのちほど・・・。
今回は、ここまで!
次回の中編では、②の『建物に傾きがないか、リフォームに耐えられるか(腐食・シロアリ含む)』についてお話していきます。
乞うご期待~(^-^)/
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当日は設計士であり、施主でもある弊社建築士の室木が皆様の疑問や心配にお答えいたします!
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是非ご覧くださいませ ☺
設計部 むろき
規工川建設株式会社
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