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『少女のための性の話』から、命の大切さを伝える方法を学ぶ

三砂ちづる先生『少女のための性の話』(ミツイパブリッシング)の読書記録です。

ちなみに、6歳児と2歳児と「それいけ!アンパンマン」(BS日テレ)を見ながら読みました。

30分なので、問をひとつ立て、その解を求めて読むやり方です。
わたしは、「命を大切にするということを伝えるには?」というテーマを持って読みました。

それというのも、昨日マッサージの先生から、高校生の女の子が失恋を苦に友人と自殺する様子をライブ配信していた、という話を聞いたからです。
私にも同じ年頃の娘がいますので、他人事とは思えません。

三砂先生は、大学で健康教育という授業をされているようです。
その中で、「誰かの出産経験を聞いてくる」という課題があるそうです。
私は5人産んでおりますので、長くなりますが、聞いてくれる方がいらっしゃるなら、お話したいくらいです。

とりわけ、自分の生まれたときのことをお母さんに聴くことで、自分のことを大切を思えるようになるらしいです。

他にも、1冊のノートを用意して、そこに「あなたはどこから来たのか」、
家族など周りの方に聞き取りをして書き込んでいくワークもあるそうです。
そうすると、世界にひとつだけのオリジナルの物語ができるとのこと。
素敵です。

「ひとりの人間の生は、それだけで人類の歴史の全てを受け止められるような豊かな存在です」という三砂先生のお言葉が心に響きました。

「失恋」についても、文学と出会うときと思ったらいいのではないか、との提案が書かれていました。

古今東西たくさんの方が、失恋を経験し、そこから回復してきました。
そのような物語を知るのも、自分はひとりじゃないと思えるのではないか。
そんなふうに書かれていました。

自分もですが、あなたの物語も、幸せなものでありますように。
亡くなられた方たちのご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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