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苦しみって何ですか?

今日は、私の尊敬する後輩が開いた勉強会に参加しました。

現在、彼は介護施設の運営をしている会社で専務をしています。
薬剤師でもある彼は、前職の頃から患者さんや施設スタッフのために、常に全力で支援していました。

その経験も活かしながら、今では介護スタッフに向けて、地域に向けて定期的に勉強会を行っています。

今回は、「死」についてどう捉えるか、今日が人生最期の日だとしたらどう生きるのか」というテーマの勉強会でした。

非常に内容の濃い勉強会で、色々と考えさせられたのですが、その中で一番印象に残ったのが、「苦しみって何ですか?」という問いでした。

色々考えた結果、私の答えは「思い通りに行かない時に感じる悲観的な感情」でした。
その勉強会での答えは「希望と現実の開きである」でした。

横浜で在宅診療を行う、めぐみ在宅クリニック院長の小澤 竹俊先生の言葉のようです。
言葉は違えどニュアンスは合っていましたね。笑

ただ、改めて「苦しみ」とは何なのか、言葉にするとイメージが湧きやすく、今自分の中で一番無くなって欲しいと思う「自殺」について考えてみました。

最近、SNSの誹謗中傷による自殺のニュースをよく見るようになりました。

自殺する方の苦しさは、私には到底理解できない程大きいものだとは思いますが、色んな苦しみがある中で「死」を選んでしまった事は本当に悲しい事だと思います。

「最大の苦しさは絆が切れること」

人は元々誰かに必要とされたいと思って生きています。

自殺してしまった方は、必要とされたい希望と他人から誹謗中傷を受ける現実の開きに苦しみを感じていたのかもしれません。

一方、誹謗中傷した人も必要とされていないと感じる過去や現在があったのかもしれません。その苦しみから他人を誹謗中傷することで気持ちを紛らわせていたのかもしれません。

いずれにせよ、人を故意に傷つけることは決して許されることではありません。

「もし自分の周りに人を傷つける人がいたらどうするのか?」

人の苦しさを理解することができれば、その人の行動も変わるかもしれません。

まずは身近な人から。私も自分の子供達としっかり対話をしていきたいと思います。


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