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人生で最も書けなかった原稿の話
自分のための一歩が、誰かの明日を切り拓く
こうタイトルを付けた記事が、本日4月20日に発売された雑誌『TURNS(ターンズ)』vol.41「多拠点居住と新しい働き方」に掲載されています。P.34〜39の、さのかずやさんの記事です。
2月末にさのさんの企画を出し、予算内でオホーツクに飛べるのかを編集部と相談。
それでもさのさんを書く以上はオホーツクに行かないのはありえないと思っていたので飛ぶと決め、取材、執筆、ページ割を担当しました(今とはかなり状況が違う頃の取材です)。
実は、上に書いたタイトルがさのさんに原稿をチェックしてもらう段階では決まっていなかったくらい、執筆に苦戦。
結局さのさんに二度も原稿をチェックしていただき、校了直前までデザイナーさんに修正をお願いし、かなり粘らせていただきました。ありがとうございました。
さのさん、そしてオホーツクで出会ったみなさんにいただいた、たくさんのパス。それらを未来につなげるために、私が見た物語をそのままに書いています。あとは、読んでくださるみなさまに託すのみ。
取材の裏話は、撮影を担当してくれたはらちゃんが最高のお写真たちとともにまとめてくれたので、ぜひ見てね。こうやって思い出写真をたくさん残してもらえるの、ほんとうにうれしいなぁ。
というわけで今回は、オホーツク取材を経て記事を書き上げるまでの裏話をここに残しておきます。編集後記というか、超個人的な葛藤の記録です。
ずっと、書けない日々が続いた
正直に書き残しておこう。
人生でいちばん、書くのがつらい原稿だった。
取材に行く前から薄々予感していたし、だからこそ真正面からオホーツクをくらいに行ったのだけれど、やっぱり書く段階に入ってからがきつかった。
オホーツクから帰ってきてすぐの頃。
さくらの唄、なにかをつくっている人間全員読んでほしいんだよな、刺さる人と刺さらない人はいると思うし、刺さらない人のほうが何かとうまくやっていけるのではないかと思う……笑 https://t.co/GCkh03PonN
— さのかずや (@sanokazuya0306) March 6, 2020
って書いてたからさ、読むじゃん。
シンプルに寝込みました。
「生まれの差」っていうのは本当に理不尽で、ぼくも会社に入ってから慶応義塾大学の人とか得てしてお生まれが良い人にたくさん会うけれど、マジで世界の差を感じる。叩き上げで育ってきて、ぼくがめちゃくちゃ努力して掴んだものを、彼はなんとなく暮らしてたら手に入れてて、ぼくが手に入れたいものが彼のすぐそばにあるのに、手をのばそうとしてない、とか。その人もその人なりに努力してるのかもしれないけど。そういうのに度々遭遇して、どうしようもないんだけど、なんかつらい気持ちになったりする。そういうものが押し寄せてくる。
さのかずや 【読書】「さくらの唄」 が童貞心とクリエイティブ志向にぶっ刺さりまくった件
ええ、母校です。
ここに傷つくとかでは一切なくて、ただ、いっぺん生まれ直したくなった。
今回はずっと、「おまえがその言葉を書けるのかよ」と自問自答した。さのさんの言葉を書く資格があるのかよ、と。
閉塞感に満ちた過酷な環境で生まれ育ち、小学生の頃から人を信じられなくなり、死に物狂いの努力で地元を這い出て、東京で私の母校出身のような人たちと出会って分断された世界を知り、自分のような苦しみを抱える子どもが少しでもその苦しみを手放せるように、復讐のために地元と関わることを決めたさのさん。
対して、神奈川生まれで中高大と私立に通わせてもらい、東京にいることが当たり前で、非常にのうのうと生きてきた私。
著書に「田舎の狭いコミュニティで幼少期に受けたトラウマ」と書かれていた。だから、小学生時代に何が辛かったのかを、聞いてみた。
「田舎の小学校あるあるって、田舎の小学校を経験した人にしか伝わらないと思っていて」「でもそういういじめの空気は、わりとどこにでもあるような気がしますね」。
当然のように、私は想像できなかった。いじめを見たことがないからだ。もう自分の境遇が嫌になったし、何かに謝りたくなった。
「東京のほうが汚れているんじゃないかと思っていたけれど、意外と東京のほうが平和な環境で育っているからか、人を信じている人が多いなと思いました」。私のことかな。
音源を聞き返したら、「東京で私みたいなやつと出会ってイライラしませんでしたか?」と聞いていた。今ならこの質問にイライラするが、さのさんは「そんなにしなかったかな」と言っていた。
「それよりも、北海道の右上に人が住んでいることを、こんなにも絶対的な数の人が知らないのは何でなんだろうな、と思った」と話してくれた。
さのさんは、決して個人を憎まなかった。人に憎しみを持つよりも、そもそもなぜこの状態になっているのかを考えていた。
当然、私という個人を憎んだところで何も解決されないと知っていた。憎むどころか、歩くのが遅かったりしゃべるのが下手だったりと、あらゆる点でぽんこつな私を、ずっと見守ってくれた(私が取材しているのにね)。
だからなおさら、私が書いていいのだろうかと自問自答を続けた。この行き場のない罪悪感を抱えていると、さのさんはぜったいそんなことをしないけれど、個人を憎んでもらったほうが楽なのではないか、とすら思えてきた。
活動を伝えるのであれば、6ページと原稿料をお渡しして、さのさんに寄稿していただくほうがよかったのでは、とも頭によぎった。さのさんは、文章を書ける人だから。もちろん、これは私の逃げなんだけれどね。
なぜ、自分が書くのか。
かつてないほどに、その問いを自分に向け続けた原稿だった。
編集担当に渡した初稿は、けっこうひどかった。エピソードとさのさんの言葉をたくさん盛り込んだ結果、編集担当に「名言集になっているよ」と言われた。
紹介したい言葉が多すぎた。逆に言えば、これは自分の言葉でなかった。
あまりにも書けないので、途中で一度、ターンズの仕事と全く関係ない編集チームの読書会で、不安を吐露した。私は原稿に関する不安を担当編集以外には言わないから、かなり異例だった。
不安をまとめると、「あまりに自分は当事者ではない、むしろ当事者とかけ離れている。それでも、その人の物語を書けるのか」。
このとき、みんなが私の不安を受け止めてくれて、自分はどう書いているのかを聞かせてくれた。そしてとってもよき文章を書く西山先輩が、こんな言葉をくれた。
書くとき、自分は必ず書く主体であり、その文章の当事者である。自分の当事者性と真摯に向き合うこと。そこからでしか、書く行為は始められない。
西山先輩が『言語表現法講義』という本を教えてくれて、そこから抜粋した言葉を朗読してくれた。
ふだん、僕たちはふん、ふん、そう、そうといろいろな問題を耳にして、それをすんなり聞いています。しかし、いざ、それについて書く段になって、何かに気づかされる。書くというのは、当事者として、そのことと向かい合うことですから、まず、自分がその問題の当事者ではないことがすぐわかりますね。そして、それから、その問題の当事者でなければ、自分は何の当事者なんだろう、そういう問いがやってきます。
書こうとするときにその邪魔、障害として現れてくるものを回避したら、絶対にいいものは書けません。書かれる文章に力を与えるのは、その障害、抵抗なんです。僕などは、だいたい準備した後、どこからが自分の書けないところかを見極めると、そこに自分をパラシュートで投下させますね。書けないところから書く。まあ、これは極端で命を縮めますからすすめませんが、少なくとも、書けない、これはチャンスだということです。
加藤典洋『言語表現法講義』より
私がさのさんの記事を書こうとするとき、そこには強烈な「書けなさ」が立ちはだかった。
自分は圧倒的に、さのさんの抱えている痛みや苦しみの当事者じゃないと思った。理解したふりなんてしたくないし、実際できなかった。
でも、それでいいんだと教えてもらった。そこからしか何も始まらない、そこから始めればいいんだ、と勇気をもらった。
読書会を終えて、編集担当に電話した。「シンプルに、きくちが見てきたもの、感じてきたことを書きなよ」と言ってくれた。
さのさんの言葉は、さのさん自身が語ればいい。実際に、ご自分でたくさん語っている。それなら、「書けなさ」からはじまる私だからこそ書ける言葉を綴ろうと思った。
なによりも、さのさんは自分の時間を割いて取材を受けてくれた。そして、「頑張って」「楽しみにしてる」と言ってくれた。さのさんを書くことを、私に託してくれたのだから。
「部活の頃、ぼくは優秀なアスリートではなかったので、チームが継続的に強くなっていくために、次の世代が自分たちよりレベルを上げられる方法を考えていた」。
「次の世代のほうが優秀に決まってるから、どんどんパスしていかなきゃいけない」。
そう話していたさのさんのパスは、オホーツクに行った私の目の前で、本当に次の世代につながっていた。新しい物語が動き出していたのを、この目で見た。
そしてさのさんは、私にもたくさんの時間を割き、パスを託してくれた。
ああ、そっか。私はさのさんの痛みの当事者にはなれないけれど、さのさんからパスを託された当事者の一人になったんだ。
そう気づいてから、ようやく自分の言葉で書き始められた。だって私自身が、さのさんのパスによって確実に明日が変わり始めた一人だから。
「生まれた場所によって、なぜチャンスが違うのか」。
この言葉を私が大見出しに入れることに、覚悟が必要だった。でもさのさんと出会ったのだから、私も見て見ぬふりしないでいようと決めたよ。
さのさんに相談して、自分の言葉にできなかったから、最終稿で消した言葉もある。その代わりに、最後まで粘って考えた祈りの言葉を入れた。
こうして書き上げた原稿は、さのさんが自分で書いたらこうはならなかった、とだけは言える。
私から見たさのさんであり、私がオホーツクで受け取ってきた物語になった。
場所にとらわれずに、場所にこだわる
以上、個人的なオホーツク編集後記でした。
さのさんの他に岐阜県岐阜市のリトルクリエイティブセンターの記事も、企画から取材・執筆まで担当させていただいています。
リトルはさのさんの修論にも出てくるし、さのさんの記事があったからリトルの記事が書けたし、逆もしかりです。
さのさんは「場所にとらわれずに、場所にこだわる」と言っていた。奇しくも今、その場所に行きたくても、移動そのものが難しいタイミング。
場所に「行く」という関わり方を優先してきた私がもどかしいくらいなので、「行きたいのに行けない」苦しさを感じている人はとてもたくさんいると思います。
私はさのさんとリトルのみなさんに、好きな場所との「住む」だけじゃない関わり方を教えてもらいました。
その考え方は、今住んでいる滋賀だけでなく他の場所にも住んでみたいと考えている私にとって、これからの大きな指針になりそうです。
さのさんとリトルの記事を通じて、少しでも気づきや勇気をお届けできたら、と願っています。
エンドロール
取材に来た菊池さんにもオホーツクをバキバキにくらわせました、来た人にとりあえずお腹いっぱいくらわせるいつもの手法、夕陽と流氷よかったな〜 pic.twitter.com/TOfZWpTUDG
— さのかずや (@sanokazuya0306) March 13, 2020
一人で飛び込んだオホーツク取材は、ぜったい忘れない時間になった。
フルネームを名乗った記憶もないし名刺も登場していないし、2日目からはリラックスしすぎてあまり言語をしゃべらず(一応インタビュアーだったはず)、みんなで温泉に行ったし、オホーツクハウスの床で寝落ちした。
一度も面と向き合ってインタビューしていないし(全て車のなかで、さのにいが運転しながら答えてくれた)、取材対象者の前で寝るし、前代未聞の取材でした。私が取材でこんなにリラックスすることない。
そんな私に、みんながたくさんの宝ものをくれた。さのにいと、みんなの物語もあってこその記事だよ。
あとは、取材直後からこんなに取材で会った人たちに絡むこともない(笑)。でもさっそくみんなといろいろ動けてうれしいです。
■ 取材協力
さのかずや
原田啓介、中西拓郎、小松輝、古賀詠風
ぜんぶみんなのおかげ。むしろ私は、最初から最後まで特に何もしていない。出会ってくれてほんとうにありがとう。だいすきだ〜〜
■ 制作
photo/原田啓介(P.11目次写真も含む)
editing/佐藤芽生
design/杉本陽次郎
direction/ミネシンゴ
他、ターンズ編集部・第一プログレスのみなさま
■ 応援
さのかずや、取材協力メンバー
励ましてくれたinquireメンバー
同じ時期の北海道旅行やヨーロッパ遠征を中止にする決断をしながらも、「きくちは気にせず行ってこい」と取材に送り出してくれて、帰ってきて流氷の動画を見せまくる私の話をやさしく聞いてくれた滋賀のみなさん
いつもながら、一人では決してページを完成させられない。今回もたくさんの方々にご協力いただきました。ありがとうございました。
■ お借りした言葉
・P34「地元への感情は、愛着よりも憎しみのほうが大きい」「原動力は、復讐のような気持ち」:さのかずや「閉塞感が生み出した敵は、幻だったのかもしれない」より
・P34「自分たちの生活を上向けることが、その先の世界につながっていく」:さのかずや 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修士論文「特定の地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティ形成のためのメディアの可能性」 「おわりに」より
・P37「居場所を削られる」:@sanokazuya0306
「そんな因果かわからんが、そんなふうに居場所を削られた父のような人が、善意で知り合いの人が安く譲ってくれる車を強気で買い叩くことでしか自我を保てないのも見ているよ、お前らにも絶望を見せてあげたいよ #田舎の未来 」(2019/8/15)
・P38「さいはて」:さのさんが2020年1月に開催したイベントタイトル
■ 主に参考にしたもの
・さのかずや 『田舎の未来 手探りの7年間とその先について』 タバブックス 2019
・さのかずや ホームページ(だいたいぜんぶ)
・さのかずや note(ぜんぶ)
・さのかずや Twitter(ぜんぶとか不可能やろ これすき)
・さのかずや どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる(ぜんぶは読めず)
・さのかずや 情報科学芸術大学院大学(IAMAS)修士論文「特定の地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティ形成のためのメディアの可能性」
・さのかずや 「ローカルで稼がない」田舎の仕事のつくり方について|ローカル泥臭コラム(ジモコロ)
・さのかずや 取材後のFacebook投稿 (読んで)
・遠軽町役場 経済部 商工観光課 えんがるストーリー
・オホーツク島
・加藤典洋 『言語表現法講義』 岩波書店 1996
・中西拓郎 道東誘致大作戦を終えて思ったこと
・原田啓介 【平成最後の夏2018絵日記②】北の合宿2018秋
・村上龍 『希望の国のエクソダス』 文春文庫 2000
・NHK北海道 #ローカルフレンズ出会い旅 #道東は世界一な件
#ローカルフレンズ出会い旅 まとめページ
#ローカルフレンズ(2)【瀬田宙大】
・NHK札幌放送局 the Locals
・tofubeats 『ふめつのこころ』『LONELY NIGHTS』他
・さのかずやプレイリスト「さいはての旅路」
・銀杏BOYZ
2日目の居酒屋の帰りに残雪のはしっこをぱきぱき踏む遊びを教えてもらっていたら、さのにいが本気で転んだことも忘れません。オホーツクで生きる厳しさを目の前で見せてもらった思い出。
おわりとはじまり
さのさんのジモコロの記事を読み、著書『田舎の未来』を購入し、さのさんに初めてリプを飛ばしたのが2019年9月。
ありがとうございます!!大垣に住んでいたので琵琶湖付近は長浜らへんの話もちょこちょこ……ぜひオホーツクきてください!ぼくもまた長浜とか彦根とかいきたい…… #田舎の未来 https://t.co/MxIqORdxS8
— さのかずや (@sanokazuya0306) September 29, 2019
半年後にDMで取材をオファーして、本当にオホーツクに行けた。これは、さのさんが取材を受けてくれたおかげ。
さらに、オホーツクに一人飛び込んだ私に、あらゆるご縁をつないでくれたのもさのさんだ。
結果、オホーツクから帰ってきた日にこのnoteを書いた。
でもこれを書いたくせに、制作過程で覚悟がまだまだだったなと思う場面が何度もあった。
一回、さのにいが刀の抜き方を見せてくれた。おまえの覚悟、そんなもんじゃねえだろ、というメッセージとして受け取った。わざわざ刀を抜いて見せてくれた意味を、忘れずにいたい。
オホーツクから帰ってきた直後は、雑誌が発売される頃にもう一度オホーツクに行こうと思っていた。取材中にさんざん「見つからない」と言っていた自分のやりたいことが見つかって、オホーツクで始めたかったからだ。
しかし今、飛べない。はらちゃんの思い出写真を見て、しんみりしそうになる。みんなに会いたくて、しょんぼりしそうになる。
でも、オホーツクで受け取ったバトンを、一つでも未来の誰かへのきっかけにつなげるには、きっと今立ち止まっている場合ではない。
現に、さのにいは動き続けている。その背中をずっと見せてくれている。
だからきくちも、まだまだだけれど、まだまだなりに、泥くさくじたばたしながら、必死に前に進んでいこうと思います。
これで原稿を書くという闘いはひとまず終わりだけれど、一本の記事だけじゃ、さのにいとみんなにもらったものをぜんぜん次に渡しきれない。まだまだ、やるべきことがある。未来につなぐべきものがある。
いっぱい受け取って、いっぱいつないでいけるように。私なりに、私の闘い方で、手を取り合いながら。
また会えたときに、互いの変化を笑って話せるように。
さのにいへ
さのにいに原稿チェックしてもらうときに「メディア的誇張」って赤が入らないか、緊張していました(笑)。
でも、ぜんぶ自分の言葉で本当のことを書いたので、怖さとか不安とか振り切って最初に原稿を読んでもらったとき、さのにいが喜んでくれて(たぶん)、すごくうれしかったです。
心から、ありがとうございました。またオホーツクで!(って言いたい。信じていたい。さのにいが早く飛べますように、祈りを込めて)
アイキャッチ、記事中使用写真:photo by はらちゃん
ついしん:
おれがインタビューするときは聞くこと考えて時間もらってめっちゃ聞くけど、きくちのインタビュースタイルはめっちゃ謎で面白かった、独自の道を切り開いていきそうな気がするので頑張ってほしい〜
— さのかずや (@sanokazuya0306) April 22, 2020
人生で最も書けなかった原稿の話|菊池百合子 @kikuchi410 #note https://t.co/LnWVXjivcR
「めっちゃ謎」さすがに笑っちゃう。さのにいに感謝しかないね。
追記:いただいた感想
さのにいがTwitterで積極的に発信する人だからか、かつてないくらいにたくさんの感想ツイートをいただいています。本当にありがとうございます、とってもうれしくて心がいっぱいです。
記事本体とこのnoteについていただいた感想を、せっかくなのでここでご紹介させてください。いつか記事と向き合う私の心が折れそうになったとき、きっと何よりもみなさんの言葉が支えてくれる気がしています。
【TURNSに載せて頂きました】
— さのかずや (@sanokazuya0306) April 20, 2020
今日発売の最新号「多拠点居住」特集に載せてもらってます!みんなぴーしゅなのにひとりだけテンションおかしない?買って読んで!!
【4/20発売】vol.41 特集 「多拠点居住と新しい働き方」 | TURNS(ターンズ)これからの地域とのつながりかた https://t.co/Pfht7uT2F2 pic.twitter.com/n5SBXKj6Fk
わざわざきてくれたきくちとはらちゃん、半分仕事半分遊びに来てくれた小松くんとえいふう、完全に飲みにきてくれた親方ありがとう、予想外にいい風景に出くわした泣ける写真
— さのかずや (@sanokazuya0306) April 20, 2020
【北海道清里町】オホーツクハウスきよさとの思い出|とにかく明るいはらちゃん @idenxtity0911 https://t.co/PAFqGqMTSm
二拠点だか多拠点だか私個人的には本当にどうでもいいんですが、いまの状況で自分が一番やるべきことを一番やるべき手段でやってきたし、これからもその通りにやっていきます、2012年のブログから見ていてくれたはらちゃんに撮ってもらえてよかった〜!!まだまだこれから!!
— さのかずや (@sanokazuya0306) April 20, 2020
今日発売!のTURNSに掲載されたかずきゅん記事の裏側🙋♂️めちゃめちゃ感慨深い日だったなあ🤸♂️
— とにかくあかるいはらちゃん (@idenxtity0911) April 20, 2020
【北海道清里町】オホーツクハウスきよさとの思い出|とにかく明るいはらちゃん @idenxtity0911 #note https://t.co/LgLGmZCPNa
甘いもの好きな人が、今月のTURNSに載ってるらしいです📚 @sanokazuya0306 written by @kikuchi410 (私は後半のCメロ的な部分で泣いてしまっただす) https://t.co/Fy9HDsWVlC
— Maya (@___mayalog) April 20, 2020
「書けない苦しみ」は自分も執筆の度に感じてきたけれど、ここまで内省して言語化したことはなかったな。このタイミングでこのnoteを読めてよかった。
— 日向コイケ (@hygkik) April 20, 2020
人生で最も書けなかった原稿の話|菊池百合子 @kikuchi410 #note https://t.co/Rybl5df9Nc
「なぜ、自分が書くのか」
— 徳 瑠里香 (@rurika109) April 21, 2020
こんなにも真摯に、葛藤を重ねて、人と、自分と、真正面から向き合い続けてつむぎだした菊池さんの言葉を読みたい。
人生で最も書けなかった原稿の話|菊池百合子 @kikuchi410 #note https://t.co/9KViNkxcFq
最高の編集後記だった。。これ読んで本誌買わずにいられるだろうか…(すぐポチりました)
— Masashi Sasaki|佐々木将史 (@masashis06) April 21, 2020
感想はTURNSぜんぶ読んでから届けます!
人生で最も書けなかった原稿の話|菊池百合子 @kikuchi410 #note https://t.co/lbMfZRy1Cx
きくちさん!noteの取材後記読みました!インタビュアーとして「自分が何の当事者でいられるのか」を常に考えるスタンス、めちゃくちゃ良いなと思いました…共感とリスペクトを感じてます…
— いぬいはやと (@inuiiii_) April 21, 2020
TURNS買いましたが、読んだら感情を持っていかれる気がするので心を整えてから読みます
— 吉田貫太郎 (@K_Yoshida_225) April 22, 2020
!!!!!!!!
— 咲良 (@sakuramochi_pon) April 22, 2020
(かっこいい!!!) pic.twitter.com/0d3wPro18q
こういう大人の一員になりたい.........さくらさん激烈かっけーし俺もがんばるぞって言われてえ........思われてえ...........がんばるぞ.........
— 咲良 (@sakuramochi_pon) April 22, 2020
わわ、こちらこそありがとうございます!
— 咲良 (@sakuramochi_pon) April 22, 2020
道東のみなさんと道東自体のもつかっこよさ的なのが、書面なのにガツンと伝わってきて、それって菊池さんやはらちゃんのとんでもない愛と伝える力が物凄いからだよなあとも思い、それも含めてのかっこよさをとても感じました...みなさんすごいです...
とってもよかった。いいなあ、とってもよかった。
— 木村 和博 (@kimu0117kazu) April 22, 2020
人生で最も書けなかった原稿の話|菊池百合子 @kikuchi410 #note https://t.co/1BgCfvjbUg
予約していたTURNSが
— スズキセイラ / 働き方メディア「くらしと仕事」 (@fufunag) April 23, 2020
届きました。
目次の道の写真をみて、
真っ先にさのさんのインタビューを読む。
きくちさんは書けなかった、と
noteに記しているけれど
走っている印象しかない。
居場所。
いまここで、こつこつと
自分の居場所をつくろうとしている
そのことを思う。#TURNS #田舎の未来 pic.twitter.com/rDPEKw1v7p
届いた📖@turnsnews
— オホーツク会 (@Okhotskkai) April 25, 2020
知っている人がたくさん紹介されていて嬉しい😃
皆さんそれぞれのスタイルで頑張っている。
この冊子の一番の印象は
「それぞれの笑顔が素敵」だ。
ここに出ている方々と
「#仕事」や「#居場所」について考えるラジオ番組を東京でやってみたいなぁ。#turns #拠点 #ローカル pic.twitter.com/UIjJ6s0Br6
たくさんの素敵なオホーツクの様子と共に掘り下げられるさのさんの内容、とても興味深く拝見させていただきました!田舎の未来の後日談的でもあってこれは貴重だなーとも。みんなでバトンつないでいきましょう!
— 服部 亮太 (@riottooo) April 28, 2020
さのにいのことを書いたターンズの記事が、北海道で出会ったみんなの先輩に受け取っていただけるの、本当にうれしい……!たしかに、8年前のブログからはじまり、去年『 #田舎の未来 』にまとまった物語の続きを書いたのかもしれない。これからも続いていく物語を、私も一緒につむいでいけたらいいな。 https://t.co/IygpSdmq7W
— 菊池 百合子 (@kikuchi410) April 28, 2020
ターンズでオホーツクを撮影してくれたはらちゃん @idenxtity0911 による取材裏話@ラジオが公開!取材対象者にカメラマンを紹介してもらうのは珍しいけど、さのにいを8年見守ってきたはらちゃんに撮影をお願いできて本当によかった!初めて誌面を見た反応も最高だ🙌29〜37分らへん、お聞き逃しなく🙋♂️ https://t.co/4j5IXpqymi
— 菊池 百合子 (@kikuchi410) May 2, 2020
ターンズのオホーツク記事をきっかけに #ローカルフレンズ出会い旅 を観てくれるなんて、めちゃくちゃうれしいな〜〜!さのにいの持ち込み企画からNHKの継続コーナーへ、道東から全国へ。どんどんつながっている物語のはじまり、明日放送!録画して道東をくらって!!
— 菊池 百合子 (@kikuchi410) May 5, 2020
<NHK総合>5/6(水)午前5:10~ https://t.co/AkE0Ihs7FK
TURNS最新号、ようやく読めた!
— Masashi Sasaki|佐々木将史 (@masashis06) May 5, 2020
菊池さん書いたさのさんの記事、すごく良かった。「自分の言葉で書くぞ」って覚悟をめちゃ感じました…!
その分、決して本人の言葉が多いわけじゃないのに、さのさんがどういう人柄なのか(もちろんお会いしたことないのだけど)浮き上がってきてて、
→ https://t.co/CAJAQuzheX
ああ、この書き方は自分まだできんなと思って胸を打たれた(特に最後の2章がすごくよい)
— Masashi Sasaki|佐々木将史 (@masashis06) May 5, 2020
僕も出身そのものは四国の果て(左下で隅、大阪から夜行バスで8時間かかるとこ)なので地方の選択肢のことはイメージしやすくて、でもこれは外の人が書くから意味があるとも強く思った。いい記事ありがとう…!
さのさんが出てると聞いて購入した。|TURNS(ターンズ) VOL.41 2020年6月号 (日本語) 雑誌 – 2020/04/20 | |本 | 通販 | Amazon - https://t.co/8nGRLJL6lQ
— ᴋᴇɴᴛᴏ ᴊᴏɢᴏ👨🏻💻 (@cabos_com) April 30, 2020
おお!すごくいいインタビューでした!オホーツクの写真良すぎて早くまたいきたいです😭
— ᴋᴇɴᴛᴏ ᴊᴏɢᴏ👨🏻💻 (@cabos_com) May 6, 2020
「書くことは、自分と向き合うこと」人の記事を書くときにそこまで本気になって書けたことない。
— sho oshima/21卒 (@shoayumu1116) May 6, 2020
でも、きっとそういう本気な人たちと出会えたことが今の僕を作っているし、その方々からもらった「バトン」を引き継ぐために自分も頑張らなきゃと思えるnoteでした。
きくちさんありがとうございます。 https://t.co/5BKBLXQlPX
ようやくTURNS読めた。
— 野澤 一盛 | しげのざ (@Shige_Noza_) May 7, 2020
「地元への感情は愛着よりも憎しみのほうが大きい。」
おれは地元が嫌いという人に学生時代に沢山出会って、地方というものに興味を持ったんだけど、まさにかずきゅんみたいな人がそうで、そのリアルが書かれてるというか。まだもがいてる感じがこの雑誌っぽくなくて、よかった https://t.co/3MoUCnkwNb
かずきゅんの記事を書いた菊池さんの編集後記も読み応えすごい
— 野澤 一盛 | しげのざ (@Shige_Noza_) May 7, 2020
「当然のように、私は想像できなかった」の気持ちはおれもわかるというか。おれには一生理解できないものがあるんだなっていうのは沢山ある。
人生で最も書けなかった原稿の話 @kikuchi410 #note https://t.co/qwB8S2LoGz
TURNSのvol.40,41を立て続けに読んで、久しぶりに高揚してる。
— やまざきまりこ (@moric027) May 5, 2020
文章を読んで心揺さぶられたのは、いつ以来だろう。職人さんの話を初めて聞いて、心動かされたときと似た胸の高鳴り。なんだか嬉しくって彼に電話で勢いよく話してしまった。
まだ、言葉にはできないこの感じをじっくり味わおう。
菊池さんの文章をずっと読んでみたくって、もちろんnoteとか他の記事は読んでたのですが、TURNSの文章はまた違う印象があったので。GWでゆっくり時間がとれたので、じっくり読ませてもらいました。私には書けないことばたちがそこにはあって、本当に胸のど真ん中にがつん!とぶつけられた感覚があって
— やまざきまりこ (@moric027) May 6, 2020
この感覚とはもう少し自分の中で向き合ってみたいと思います。
— やまざきまりこ (@moric027) May 6, 2020
編集後記のnoteを読んで、ああ、菊地さんはこんなにもまっすぐに人に向き合っているんだ、自分に向き合っているんだと感じて、少し勇気を頂きました。ありがとうございます!
TURNS最新号。多拠点で生きる人たちの軽やかさが眩しい。自分の力で飛び回りながら暮らすことって、今の自分からすると随分遠くにある理想に感じてしまってたけど、一歩目は小さくてもいいのかも、と思わせてくれる。 pic.twitter.com/BFIGbttYXi
— まほ (@MhTrp) May 7, 2020
お世話になりまくっているさのさんの記事。普段あまり表に見せない"原点"も丁寧に書かれてて、「それでも地元に関わる」決意の強さをあらためて感じる(その強さがたぶん周りの人を動かしているのだろうなとも)。
— まほ (@MhTrp) May 7, 2020
最後の、筆者さんへのさのさんの温かいまなざしが、読み手にも向けられてる気がした。 pic.twitter.com/b5jZOpVcLz
さのくんとは年齢は違えど、同じ街の出身。
— オホーツク会 (@Okhotskkai) May 7, 2020
彼と同じじゃないけど、それなりに疎外感とかいろいろ感じてきた。
“好きな場所との「住む」だけじゃない関わり方”
私もゆる〜くやりながら模索中である。
菊池さんの視点で感じたことを表現してくれて嬉しいし、興味深い。https://t.co/04NVxOTodm
人間理解できないもの、理解されないものだと当事者となり知れたことで、だからこそ、会い、話し、聞く、伝えることが大事だと感じた時のことを思い出した
— ema (@emarNooo) May 7, 2020
ことばを書く人はただ書くのではなく、自分を通して書くことなんだな~届くことばを書ける人は素敵だ。TURNS買おう https://t.co/HDWcDgLmdM
遅ればせながら #ターンズ vol.41読んだ📙「さのかずやページだけテンションが違う」と聞いてたけど、確かに写真の圧がすごい📗あれは北海道の中でも道東にしかない景色📕 @kikuchi410 の「芽」の例え、じんわり染み込む感じでとてもいいな📘 https://t.co/U3qRUc11Cp
— タニショーゴ_Mediumbuddha Sound Works (@fuloba) May 9, 2020
さのちゃんのストーリーはいろいろと知っていたけど、今まで読んだことない視点から書かれただったのですごくよかったーーー!
— タニショーゴ_Mediumbuddha Sound Works (@fuloba) May 11, 2020
菊池さん @kikuchi410 のnoteを読んでTURNSを読む。地元で生きることを決めたさのさんの悔しさ、葛藤、もがき、綺麗事ではない感情や人生。その文章のなかにたしかに菊池さんが「いた」。いつか、オホーツクの海、さいはての夕日を見てみたいと思った。写真も美しかった(最後の写真が生む読後感👏) https://t.co/BwdB5olKRt
— 徳 瑠里香 (@rurika109) May 10, 2020
菊池さん @kikuchi410 のnoteを読んでTURNSを読む。地元で生きることを決めたさのさんの悔しさ、葛藤、もがき、綺麗事ではない感情や人生。その文章のなかにたしかに菊池さんが「いた」。いつか、オホーツクの海、さいはての夕日を見てみたいと思った。写真も美しかった(最後の写真が生む読後感👏) https://t.co/BwdB5olKRt
— 徳 瑠里香 (@rurika109) May 10, 2020
ドット道東のガイドブックでオホーツクの旅行記を書いていたので、「引っ張られそうだな…」と思って後回しにしていたTURNSを読んだ。
— 阿部 光平 (@Fu_HEY) May 14, 2020
さのくんの記事、本人の真剣さに書き手もカメラマンも本気で向き合ってる感じが伝わってきて胸熱だった。きっと、現場でとても濃密な時間を共にしたんだろうなぁ。 https://t.co/GWIssRN0F1
菊池さんの文章は、取材で感じた心の動きを安易な表現に逃げずに、何としても自分の言葉を書こうという気概が伝わってきました。僕も同じような気持ちで旅行記を書いたので、読んでもらえたら嬉しいです。
— 阿部 光平 (@Fu_HEY) May 14, 2020
拓郎って知らないところで人を繋いでくれるのがニクいですよね(笑)。必ず一杯やりましょう!
おまけ
3月30日、さのさんの記事を絶賛執筆中だったときの、noteのつぶやきの下書きが出てきた。
このタイミングでこの記事を書かせていただけて、無事に世に出せて、本当によかったとあらためて。ありがとうございました。
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