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人生設計の基盤となっているもの

誰かに言われた言葉で何度か思い出すフレーズはないだろうか。

姉のように僕を育ててくれた先輩から言われた
「ありがとうと、ごめんなさい、を素直に言える人でいる」という言葉が印象に残っている。

この言葉は自分自身が傲慢になっていたり、意固地になっていそうな時に自分への戒めとして思い出すこともあった。そして、二人の子供を育てるときに教育指針にした言葉でもある。

もうひとつは、尊敬する経営者から言われたこの言葉だ。

お金と時間と健康、この3つをバランス良く得ること

この言葉を聞いたのは、まだ20代半ばだったと思う。僕は健康だけはあったけど、起きている時間のほとんどを仕事に注ぎ、お金はいつも足りなかった。

一方、大成功してお金の亡者になっても、それを豊かに使う時間がなければむなしいだけだし、年をとって時間と多少のお金を手に入れても、健康的な身体や精神がなかったら楽しむことはできない。

お金と時間と健康の3つを同時に得ることはとても難しいのだ。

僕は若いとき、お金を追いかけてさえいればそこに近づけると思っていた。

しかし、40を越えたあたりから重点項目がお金から時間に変わった。
日々、どういう時間を過ごすのかに興味が沸くようになった。

お金を使って楽しむことよりも、時間の使い方次第で日頃の幸福度が変わるってことに気づき始めたからだ。

どこにお金を投資するかより、どこに時間を投資するかが残りの人生大事になってきた。

そして健康は放っておいてもよいものでなく、常にケアしていかなくてはいけないものだと感じている。これは、幸せな時間を過ごす上で基盤となるものだ。

もちろんお金から完全に解き放たれたワケではない。そんな仙人のような境地には立っていないが、家族が幸せに暮らしていける最低限のラインさえ超していれば問題ない。

お金の最低限ラインは僕一人では決められないので、定期的に妻と話し合っている。

お金の満足値を妻と共有できたのは大きかったかもしれない。

でも、改めて先輩経営者から言われた「お金と時間と健康」という3つの軸は、今も僕の人生設計の基盤になっている。

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