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オンライン面接の恐ろしさを感じる

いつもの緩めnoteでなく、少し真面目noteします。


今日は普段採用とか面接をしている人に届けます。


私・ジョージの仕事のひとつに、採用があるのですが、クライアントさんの採用を成功させるために色んな取り組みをしています。


で、

採用活動を考える上で、すっごい大事なことがこの3つ。

①どんな人採ろうか

②その人にどうやって出会おうか

③どうやって見抜こうか

(本当は一番最初になんで採用するんだっけ?があるのですが、そこは割愛)


こうして書くと、「なんだよ、そんなの知ってるわ」と言われそうですが、意外にこの辺がゆるい会社が多いのが現実です。


なぜなら

で、①②③ってそれぞれ難しさがありまして

①の「誰を採る」って、なかなか決められないんです。将来活躍する人、うちに会う人ってどんな人って簡単に決められます?→だから一般的な「優秀」っぽい人に落ち着き、採用がスタート。

②の「どうやって出会う」は、求人出したら誰かくるでしょって思ってしまう問題があります。求人を載せる媒体はどこがいいかに議論の多くは終始してしまう→で、集まった人から選ぶので、欲しい人がそもそもいない場合が多い。

③の「どうやって見抜く」は、誰を採るが具体化していなくて、全員で揃えていないので、なんとなくいい、悪いで面接官が合否を判断してしまう。→よって、本当に欲しい人材を見逃す、発掘できない。


すべての根本原因は、「なんで採用するんだっけ」が曖昧なまま採用することに起因するのですが、採用って結構すべてが曖昧なまま、コトに移ることが多いので、問題はずっと放置され、「うちにはいい人来ない」が続いていきます。


※(CM:この辺お困りの方、ご相談ください。)


で、最近お客様のオンライン面接に立ち会うことがいくつかあるのですが、ここで言う③の「どうやって見抜こうか」がすごく難しくなっているなぁと感じます。


面接トレーニングを受けて、経験豊富な方は問題ないのですが、現場の方にオンライン面接に入ってもらうと、結構戸惑うことが多いのではと感じました。


で、長くなりましたがタイトルの「オンライン面接って恐ろしいと感じた」3つのことを書こうと思います。


まず、ひとつ目。

オンラインは会話のキャッチボールがしづらい。


通信環境の問題で起こる音声のズレが、お互いのストレスとなる。会話のリズムを崩す。

面接で聞くことの「構成」が頭の中に入っておらず、行き当たりばったりで「応募者とのキャッチボール」をしていた方は、まずここが崩壊します。

お互い言いたいこと、聞きたいこと、が上手く伝えたり、聞き出すことができず、なんとも後味の悪い消化不良の時間となってしまうことが多いです。


二つ目。

オンライン面接では長い話が耐えられない。


ある方から聞いたのですが、オフライン(リアルな対面)で一人が話し続けて、集中して聞ける時間がだいたい7,8分ぐらい。(それ以上話され続けると、なげーなーー と思ってしまう)


一方、オンラインで一人が話し続けて、集中して聞ける時間は3、4分ぐらい。およそ半分になるのだそうです。(すみません、エビデンスがあるわけでないのですが、なんとなく感覚値で分かりません?)


で、面接でよくあるのが、用意してきた原稿をざーっと読み上げるように話す人。話し出したら止まらない人。いますよね。


オフライン(リアルな対面)なら、耐えられた時間でも、オンラインだと「こいつ、長いこと話すなー」と途中で面接官の集中力が途切れていきます。


本当はこれも面接官の「聞き方」を変えることで解消する問題なのですが、この「長い話」で、面接官は「こいつ空気読めない」、「論理性ゼロ」、とかいう判断でNGになることもあったりします。あぁ、恐ろしい。


最後の3つ目。

オンライン面接は「顔」のインパクトがでかい。


人は見た目が9割、などと言いますが、第一印象って面接官の判断に結構大きな影響を与えています。(面接の達人、熟練者は除きますよ)


何度かオンラインでの面接の場面に立ち会うと、この「顔」の印象が結構残るんです。リアルより。


これは、2つ原因があると思っていて、1つは画面上から得られる視覚情報が「顔」が大部分であること。


もうひとつは、オンライン面接が始まるとき、いきなり顔が登場するでしょ、このインパクトがリアルより大きいこと。

リアルだと、部屋に入ってきて、少しづつ近づいて、姿が見えます。でも、オンラインで、何も無かった目の前に、いきなりドン!と顔がでるんです。

そして人は瞬時に判断します。「あ、なんかだらしない」「あ、暗い」「あ、さわやか」など。

優柔不断でも印象判断では「白黒」はっきりつけるのが人間です。

で、その印象が結構面接の評価に影響を与えやすいようです。(何度も言いますが、面接の達人除く)

オンライン面接、恐ろしや。


とにかく、オンライン面接を現場の方にお願いしている皆さん。面接って経験少ないから自信ないわー、という面接官の方。


オンライン面接はこのあたりの「やりづらさと罠」があるってことを理解して、面接に臨んでくださいませ。


面接がきちんとできる、というのは企業にとってもちろん良いことですが、応募者にとってもチャンスが広がるし、両者にとってこんなハッピーなことはないと思っています!




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