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美味しいごはんに集まれ!から、大学院進学へ

コミュニティ食堂Makana(旧:こども食堂Makana)
場所:上三川のいえ(栃木県河内郡上三川町上三川5067−12)
日時:毎週金曜日17時〜20時(実際は、21時過ぎまで賑わっています)
2015年11月1日から始まった、コミュニティ食堂Makana
週に一度、みんなでご飯を食べる。ただそれだけの取り組み。

ある日のコミュニティ食堂Makana

私の研究はここから始まりました。
ここに集まる子どもたちもお母さんたちも、お話ししたり、遊んだり、一緒にご飯食べながら、まるで親戚一同がそこに会したような空間です。
そこで初めて会った子どもたち同士で、勝手に遊んだり、時には衝突して泣いたり、笑ったりします。親同士もいろんな情報交換したり、お互いに学びあったり、語り合ったりして、楽しんでます。
ありそうで無い空間を、来た人がそれぞれの楽しみ方で過ごします。

それぞれ楽しむ子どもたち

その中で、様々なお母さんとお話をしました。
夫・ママ友・職場・子ども・姑・舅・職場の愚痴・・・などなど、子育てや夫婦生活大変だな〜と感じる話題提供もあれば、
今度こんなことやろうと思うんです〜、面白いことがあった〜など、前向きな感じの話をするお母さんもいました。
きちんと数えたわけではありませんが、ネガティブな話をする人の方が多かったかな?という印象です。

そのような話を聞くうちに、次第に私はとても怖くなりました。
自分の人生を楽しめていない!子育て辛い!結婚生活辛い!というお母さんの姿を見たその子どもたちは、その後どうなるのだろうか?
結婚したら大変、子供ができたら辛いということを無意識のうちに学んでしまうのではないか?
という恐怖です。

これから結婚などのステージに進むであろう若者も、そんな愚痴を聞いてばかりいたら、
結婚=めんどくさい、大変なもの
と感じて、
だったら、そんなものしない。
なんて考える人が増えるのでは?という危機感がありました。

そこで私が、
結婚して家庭を持つことに夢やワクワクを持てる地域や夫婦関係に役立つことに何か貢献できることはあるだろうか?
と考えて、大学院進学を決意し、現在、宇都宮大学で調査研究をしています。

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