見出し画像

答えまでの過程ほど大事なものはない


タイトルは大げさに書きましたが、もちろん大学受験本番においては、過程はもちろん、答えが合っていることがとても重要ですよ。そこは勘違いしないでください。僕はこれからは高校の勉強について、色々なことを書いていこうと思います。

さて、本題に入ります。中学校の勉強までは、暗記でどうにかなってしまうものがほとんどです。数学も問題のパターンや解き方を覚えてしまえば暗記で乗り越えられてしまいます。でも高校の勉強からは暗記だけでは絶対乗り越えることはできません。理系科目は特にです。

なぜかというと、本番ではほぼほぼ見たことない問題に遭遇するからです。見たことない問題を解くことが分かっているのに、「この問題はこう解く」と勉強していてもそれは明らかに時間の無駄になっていますよね。

では高校ではどのように勉強していけばよいのでしょうか?その答えが、「結論に至るまでの過程を学ぶ」です。具体的にいうと、「なぜその解き方を使用するかの根拠を学ぶ」です。

高校の勉強では確かに同じ問題が出ることはないですが、同じ情報が出ることは度々あります。なのでどの情報からこの解き方を使用しているのかを学ぶ必要があります。これが肝です。極端にいってしまうと、答えが合っているかどうかなんて、本番以外ではどうでもいいんです。

テストで間違ったとしても、その間違いが、解き方から間違っているものなのか、それとも解き方の過程は理解していたが計算を間違ってしまい答えが合わなかったのか、で大幅に評価が変わってきます。前者だと問題の核を理解していないので、その問題レベルにはまだ達していないことが分かりますね。

この記事では、以降、理系科目(数学、物理、化学、英語)をどのように勉強してきたかを書いていきます。自分でいうのも何なんですけど、高校3年次で記述模試は大阪大学理学部数学科A判定出てたくらいではあるので、無益な情報ではないと思います。もしよかったらどのようにして成績を上げたか見てみてください。

ではさっそく数学から話していきますね。大学では数学を専攻しているので、もしかしたら数学のことをメインで話すかもしれないです。

数学

数学では色々な人が色々な勉強方法を提案していますね。1つ代表例を挙げると、「問題集は最低3周は必ずしろ!」というものがありますね。この考え方、僕は真っ向から否定させていただきます

問題集を3周もすると、途中からは絶対に「この問題だからこう解く」という勉強方法に切り替わってしまいます。だって同じ問題を何回もやってるんですもん。そりゃそうなりますよ。

では一体僕がどのように勉強していたかというと、「その日授業で扱った内容に関する問題を当日、または翌日までに何問か解く」、「週末に少し応用問題にチャレンジしてみる」、「定期考査前に総復習する」、この3つだけです。

1つ目の「その日授業で扱った内容に関する問題を当日、または翌日までに何問か解く」は、授業では定義や例題しか基本取り扱えないので、授業の内容をどのように使うことができるのかを知るための問題演習です。

2つ目の「週末に少し応用問題にチャレンジしてみる」は、基礎だけ扱っていても勿論成績は上がらないので、応用問題も解く機会を週末に作っていました。

3つ目の「定期考査前に総復習する」は、これは定期考査で良い点数を取りたいので復習をしていただけでした、笑。メインは前の2つです。

この3つを高校1、2年生のときに行っていたら、気づいたら高校3年のときにはアドバンテージができていました。

問題集は基本1周、おおくても1周半しかしていませんでした。上述でも書いたように、違う問題でも同じ情報はたくさん出てくるんです。なのに同じ問題を何回もやる必要はあるのでしょうか?解き方の根拠を大事にしている人なら、わざわざ全く同じ問題を何回もやる必要はないですよね。同じ問題をやるくらいなら、違う問題をやって、過去に見た情報ってこういう風にも出題されることがあるんだ、と学ぶ方が絶対に効率がいいです。

このように、同じ問題を何回も解くのではなく、色々な問題に触れて問題文や模範解答から解き方の根拠を学ぶことを行っていました

物理

ここまで見たら、僕は高校生のときから、過程を見るのが大事ということを理解している風に思われているかもしれませんが、全然そんなことはありません。その失敗例が物理です。

僕は高校1 , 2年生のときは、物理は問題集を何回も解いて、問題のパターンだけを覚えていました。そのように勉強していたら、「定期考査は点数とれるけど、模試では全く点数が取れない」現象に陥ってしまいました
当たり前です。定期考査では問題集を参考にして問題が出されますが、模試では初めて見るものがメインなんですから。模試は解けるわけありませんでした。大体高校2年生の最後で100点満点中50点とかでした。

ここでようやく僕は自分の過ちに気づきました。そこから僕は参考書を1つ買い、2週間かけてその参考書を読破して、そこから数ヵ月かけて問題演習を行いました。そうしたら高校3年生の夏には95点模試で取れていました。

先ほどいった、「参考書を読破する」、というものは、具体的にいうと、「全ての分野について、なぜその公式を使うのかを理解する」、ということです。結局答えまでの過程の理解がとても大事なんです

物理、そしてこのあと話す化学は、過程を理解すると、数学以上に点数が簡単に上昇します。

化学

化学といっても、理論化学、無機、有機の3つに分けられますね。

化学も物理と同じで、高校2年生までは問題をただひたすら解いていく良くない勉強をしていました。そこで高校3年生からは、参考書を1つ買い、物理同様、数週間かけて読破していました。

ただし、無機だけは特殊で暗記がメインなので、無機に関する参考書は買っていませんでした。無機はただひたすら暗記をし、理論化学、有機は解き方の根拠を参考書を使い学び、その後に問題演習を行っていました。

英語

英語は高校1 , 2年生のときのパフォーマンスで大分成績が変わる科目であると特に思っています。英語に関しては、どの時期にどの内容をやるべきかは決まっていると思います。

それは、高校1 , 2年生までは単語、文法、高校3年からは長文慣れ、です。
これに限ると思います。僕はこの 流れで3年間勉強してきました。

単語は毎週30-40単語程覚え、文法も毎週少しづつ進めていきました。目安としては、高校2年生が終わるまでに、単語は1500-2000単語、文法は少なくとも仮定法は終わっていないと厳しいです。可能であるならば前置詞等、各品詞についてふれているとより良いです。

ただ、単語と文法だけ学んでいて良い点数が取れるほど受験勉強は甘くありません。より上の大学を目指すなら、長文は必須で出てきますね。

長文は長文でも、大学受験レベルの長文は1つ読むだけでも相当疲れますし、集中力がもっていかれます。なので脳が長文を読むことに慣れている必要が絶対にあります。

そこで僕は高校3年生からは1日1長文を読んで学校の先生に添削をお願いしていました。それを3ヵ月程続けていたので、およそ100長文くらいは読んでいたと思います。

このように3年生になると、単語と文法以外にやらなければならないことが増え、単語と文法にかける時間があまりなくなっていきます。もちろん大学受験レベルの長文を読むならば、基本的な単語と文法は覚えていないと話になりません。

したがって、高校1 , 2年生のときにある程度仕上げておく必要があるのです。このようにして僕は英語力を上げていきました。ちなみに、今僕がいったような勉強をしていると、共通テストレベルの長文は簡単に読めるようになり、英検2級も余裕で受かるくらいのレバルにはなっているはずです。

終わりに

高校の勉強はがむしゃらにやっても成績が伸びる可能性はあまり高くないです。計画性と効率性を重視して勉強を行っていく必要があるのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?