VI 人間と地球

これまでに学んだことから、民族の運命は主にそのマンパワーによって決まることがわかる。その維持には生物学的な力が決定的に重要である。過去に偉大な功績を残した多くの民族は、出生数の減少によって滅び、すでに地球上から姿を消している。人口の増加は、民族の将来の生活とその永続性を保証するものである。しかし、民族の人種的構造は、その共同生活の形態を決定する。芸術や科学、経済や文化は、その人種的特徴に応じて発展する。政治的指導者の種類や国家の形態でさえも、人種の特徴に基づいて決定される。民族の歴史的業績と現在の生活は、主に血によって決定される。

その一方で、領土が人々の生活に影響を与えないわけではない。世界の中での地理的状況、海やその他の通信手段の上にあるかどうか、近隣の民族の領土との関係は、政治的な出来事の流れに深く影響する。その土壌は、栄養と仕事の可能性を提供する。土壌の宝物、原材料、気候条件は、文化的、経済的な生活に影響を与え、それを促進したり、妨げたりする。国家の生命は、人間と土地の調和から発展する。国家は、人々と領土が永遠に結びついているところにのみ存在するからである。歴史の流れの中で、人々の祖国意識が生まれ、領土に、積極的で物質的な価値に加えて、精神的で理想的な価値が与えられてきた。

ある種のイデオロギーは、政治的な出来事に対する領土の影響に過剰で排他的な意味を持たせる。それは確かに、領土に関するすべての仮定を考慮に入れないのと同じくらい間違っている。人間が歴史を作るということは、依然として真実である。しかし、政治家は芸術家に匹敵する。芸術家が自分の芸術作品の形やスタイルを、使用する材料の特殊性に合わせるように、真の政治家は、その政策の形成において、人種的にも領土的にも、あるがままの状態から出発する。彼らの偉大さと功績は、これらの自然の贈り物を正しく認識し、それを利用する能力にかかっている。

領土への愛着は、当然ながらすべての民族が同じように強く、深いものではない。ドイツ人は昔から、領土への特別な愛着を持っていることで、自らを際立たせてきた。人種的な汚染が、ドイツ人の生きた独自の力を窒息させる恐れがある場合にのみ、ドイツ人を根こそぎにしようとしていた権力者たちは、地歩を築くことができた。そのためには、土壌の精神的価値が真っ先に乱された。祖国への愛は破壊され、馬鹿にされた。「超国家的」な刻印のある世界市民権が、努力する価値のある目標として提示された。そして、我々の経済生活の農業基盤も攻撃された。ドイツの経済指導者の間には、我々の民族とは異なる思想が広まり、我々の生産労働者から、彼らの仕事の国家的基盤の意識を奪った。このため、ドイツ国民は経済的にますます外国に依存するようになっていった。その結果が第一次世界大戦である。ドイツは、封鎖によって外国からの食糧供給源を絶たれたため、軍事的には無敵だったドイツ国民は、ついに武器を積み上げなければならなくなり、経済的自由の欠如の結果、政治的自由も失うことになった。さらに、ドイツ経済を根こそぎにすることで、国際的なユダヤ人による無制限の金融支配への道が開かれたのである。かつて隆盛を極め、確固たる地位を築いていたドイツ経済は、廃墟の山と化した。膨大な数の失業者は、絶え間ない衰退の表れであった。

国家社会主義は今や、経済分野における自然の秩序を取り戻した。国民の創造力を復活させ、自国の資源と生産物をドイツ経済の基盤としたのである。わずか数年後の今日でも、この新しい経済的な考え方の成功は明らかである。何百万人もの失業者は姿を消した。ドイツ経済は新たな上昇気流に乗った。

刻々と変化する人間と地球の関係。

人間と領土は、その土地の本来の性質を広範囲に変化させることで外部に明らかにされる。かつてドイツ全土を覆っていた草原、森林、沼地、湿地帯は、100年に及ぶ試行錯誤の末、現在の耕作地に作り変えられた。文化的、経済的な生活の発展に伴い、農場地区、都市地区、工業地区が次々と生まれた。これらの地域は、その配置や分割において、我々の人々の生活態度と密接に関係している。このようにして、ドイツの領土は、他の民族の領土とはすでに区別されている、典型的なドイツの刻印を受けている。