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ピカの入院生活 2日目
今日は、ピカの面会に行ってきました!
ピカの顔を見るまではとても不安だったけど、
昨日とは見違えて元気そうな姿に、
心から安堵しました。
と同時に、ピカの生命力に感激しました。
面会時間は15時40分。
待ち時間がけっこう長い病院だというのは
わかって来たので、あまり早く行かずに
2分ほど早めに着いて受付に告げると、
スムーズに猫ちゃんフロアの待合室に通され、
そこで看護師さんに呼ばれるまで待つことに。
でも45分を過ぎてもなかなか呼びに来ない。
面会時間が最終枠の15時40分からで、
16時で面会時間は終了。
このままだと15分間の貴重な面会時間が
取れなくなるじゃないか…!
「何かあったら呼んでください」と置いてある
インターホンを鳴らすと、
中の看護師さんではなく、
さっきの受付の人がやってきた。
面会時間のことを話すと、
受付の方が診療室に入って行って、また出てきた。
急患の猫ちゃんがいたので遅れてしまったけど、
その分、少し過ぎても面会できます、と。
それならよかった!
ピカが大変だったから、
急患の子を優先しなきゃなのはとてもわかる。
でもピカに会える貴重な時間は1分でも惜しいもの。
結局、面会は1組15分の決まりだけど、
先生との面談をピカの前で待たされたおかげで
50分くらいピカのそばにいられたのでした!
ピカと面会しながら、
看護師さんからピカの様子を聞いた。
昨晩から水も飲み、今日はご飯も食べていると。
ピカ、ごはん食べる元気も出てたんだ!
昨日の夕方、最後に主治医の先生と話した時は、
まずはお水からと言ってたので
お腹すいてかわいそうだなと思っていたけど、
やっとごはん食べられて、よかったね!
日曜から今日まで食べていなかったから
まだうんちはしてないけど、
おしっこはちゃんとしているそう。
ごはんやシーツを替えるときも、
何?って感じで寄ってくるんですよ〜、と
看護師さんがニコニコしながら教えてくれた。
今日の看護師さんは、若い茶髪の男性の看護師さん。
扉開けてなでても大丈夫と了承もらえたので、
直接たっぷりなでてあげることもできた。
普段は甘えてこないピカも、
今日ばかりはめずらしくすり寄ってきた。
病院の環境にも少しずつ慣れてきたようで、
寛げている様子で安心した。
ピカの真上の部屋に入っている猫ちゃんが
扉に目隠しのバスタオルがかかっているものの、
わたしがちょっと動くたびに隙間から睨んでシャーッ!としていて、
誰彼構わず威嚇してしまうほど辛いことでもあったのかなと
ちょっとだけ切なくなった。
昨日のピカは慣れない場所へのパニックもあって
呼吸が乱れたのではという話にもなっていたので
少しでも安心してしてもらおうと、
私の匂いの染み込んだ枕カバーを持って来た。
入れていいか看護師さんに聞いたら、
「今、いろんなところにおしっこしているので、
もし汚れたら処分になっちゃうかも
しれませんが、いいですか?」
とのこと。
別に処分になってもいいことはいいんだけど、
ピカも慣れてきた様子だし、
それなら、まぁ置かなくてもいいのかな〜と
ちょっとだけ迷う。
ピカの部屋はペットシーツのみで、
シーツに直接おしっこするようになっていた。
ピカのお尻の毛が濡れているのが気になった。
すると、看護師さんのほうから、
「もう状態もよくなって来たので、
そろそろトイレ入れられるか
先生に聞いて来ますね!
そしたら大丈夫だと思うんで」
と言って先生に聞きに行ってくれて、
OKが出たようでトイレを持って戻ってきた。
こちらから言わなくても提案してくれるところ、
やっぱりここのスタッフさん素敵だなぁ。
中にトイレを設置してそれほど経たずに、
ピカはさっそくわたしの見ている目の前で
トイレにおしっこし始めた。
普段使っているトイレよりかなり小さいので、
おしっこの姿勢になるまでに、
何度もくるくる回ってポジション調整していたのが
とても愛らしかった。
おしっこした後も、砂をかけたいけど
メインはシーツで砂がちょっとしか入ってなく、
シーツをガシガシとかいてめくれてしまったので
直してあげた。
トイレも設置したことだし、
枕カバーを中に入れてあげた。
しばらくして私との逢瀬にも飽きたのか(笑)、
寝る姿勢になり、枕カバーに頭を乗せて寝始めた。
使ってくれたー!
持ってきてよかった!!
その後また看護師さんがきて、
ごはん取り替える時間なので、
入れちゃいますね〜と言って
ごはんを置いた途端、食いつくピカ!
カリカリもあったけど、
真っ先にウェットフードに。
それを見届けて、
ちょうど先生との面談の時間になったので、
ピカにまた明日ね!ってバイバイしてきた。
昨日の夜はなかなか眠れず、
途中何度も起きて病院からの着信ないか
スマホチェックしていたけど、
今日ピカの元気そうな姿が見られて、
本当にホッと安心した!
看護師さんや先生が、愛情持って接してくれて、
しっかり見てくれている様子も、頼もしかった。
50分ほどの面会の後、
1階の診察室で先生とのお話。
ちなみに、こちらの病院は24時間体制で、
わたしが行ったのも夜間だったため、
時間帯で先生が変わる。
日曜日、わたしが夜間で駆け込んだ時は、
若いメガネの男性の先生が主導して
診察を進めてくれた。
名前を名乗っていただいたけど、
あまりの状況にいっぱいいっぱいだったわたしは
ちゃんと聞いてなくて、お名前わからず。
受け入れから、診察、検査結果の説明、
入院についての説明などをしていただいた。
その時に一緒にいて、
エコーをしてくれていたのが、
こちらも男性のS先生。
わたしが一旦帰宅したあと、
3時40分呼び出しの電話、その後の対応、
再び7時40分の2度目の電話、
それからずっと危険な状態のピカを
お昼くらいまで残って診てくれた。
リンパ腫についての説明なども、このS先生から。
一番大変なところをついてもらった。
あと3ヶ月くらいはずっと夜勤なので、
今後わたしが直接話すことはなくなるけど、
診察室で説明を受けて
夜勤でピカちゃんをしっかり診ますんで、
もしまた日勤になった時、
診察来てくれてお会いできたらいいですね、
というようなことを言ってくれた。
本当にお世話になりました。
そして担当医になったのがM先生。
この方もやはり若い女性の先生。
朝から昼にかけてのピカが大変な状況の途中から
すでに治療に加わってくれていた。
昨日の抗がん剤後の説明からは、
M先生とお話していました。
担当が変わっても、
引き継ぎと情報共有をしっかりしているので
こちらが「ん?」と思うこともなく、
安心してお話できている。
今日のM先生との面談に話を戻します。
昨日今日は、
ひとまずピカの状態を落ち着かせることに
専念する治療だったけれど、
今日のピカとの面会後に主治医の先生との面談で、
今後の治療についても、これからだけど、
考えていかなくては、という話をした。
ピカのようなリンパ腫という病気は、
猫白血病ウイルスに感染している猫が
かかる確率が高い病気で、
ピカは検査したら猫白血病ウイルスは陰性だった。
でも、もしかしたら、
体内にウイルスを持っていて、
発症していないだけの可能性もなくはないから、
白血病のほうも今後発症しないか
気をつけてみていく必要があるそう。
なので今後は、抗がん剤治療だけでなく、
月1回程度の定期検査の
通院も必要になってくるらしい。
おうちが遠いということなので
毎回長距離の移動もピカちゃんの
ストレスや負担になるだろうし、
もしお近くの病院に転院されるのであれば、
それも検討してくださいね、と
わたしが懸念していたことを
先生のほうから言ってくれた。
なので、わたしも転院というのも
検討していたことや、
現状候補となっている病院名を具体的にあげて
相談することができた。
この病院のスタッフの皆さんの対応や
先生のとても誠実な話しぶりに
信頼感も増していたので、
転院せずここで治療したい気持ちもある、と
思っていたことを伝えた。
ピカのあまりの怒涛の展開に、
ピカは本当に病気なのだろうか?
でっちあげられた嘘なんじゃないか?
なんてことまでよぎってしまったことも、
事実、あった。
でも今日まで先生だけでなく
看護師の方を含めても、
とにかく嫌な気持ちになっとことはないし
むしろ素晴らしい対応に感心して、
この時点ですっかり信頼していたのだ。
昨日はちょうど腫瘍科の専門の先生もいて、
ひとまずピカのリンパ腫の診断が出たけど、
さらにどんな特性のものかの
詳しい病理検査に外部の機関に出していて、
一週間ほどで結果が届くそう。
今すぐ決断しなくて大丈夫です、
ピカちゃんを優先して、考えてみてください、
ピカちゃんが退院するのと
病理検査の結果が届くくらいに、
今後の治療について話し合いましょう、と。
いま、ピカは元気そうに見えて、
呼吸数が正常値(1分間に40回)に
近づきつつあるけど、
たまに呼吸数が増えてしまったり
まだ完全には安定してないので、
酸素濃度を下げても呼吸数が正常値になれば、
退院できるらしい。
リンパ腫について、
昨日診断をもらった時点では
わたしは何も知らなくて、
でも後から色々病気を調べたら、
あまり長くは生きられないとか、
重大な病気というのが分かって
やっぱり、長生きできないんでしょうか、
というような事を先生に話しながら、
思わず込み上げてきてしまった。
「すみません、」という私に、
先生は冷静に、でも諭すように、
「大丈夫ですよ、でも、全然、
長生き出来ない病気ってことはないです」
と励ましてくれた。
何年も生きた猫ちゃんもいるし、
希望はありますと。
昨日の夜は心配でとても落ち込んで、
悪い方にも考えてしまったけど、
今日元気なピカの顔を見たら
ピカの生きる力を信じて、
これから一緒に頑張っていかなきゃ!と
強く決意しました。