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花を買う日常

今日は、春らしい明るい色合いの花を買ってきた。

とくに何があったわけでもなく、いつものように、買い物のついでに。
いつも行く花屋さんは、あらかじめ3種くらいの花をアソートにしたものが5〜6セットほどある。
目移りして5分ほど悩んだ末、お店に入って最初に目について「柔らかな春色だな」と思った花を選んだ。

肩から下げたトートには玉ねぎと鶏肉、右手にトイレットペーパー、左手には花束。

家への道すがら、通り過ぎる人が花束に目を見やり、その後視線を落としトイレットペーパーを見てちょっと意外そうな表情をした。気がした。
その視線で手にしているもののギャップに自分でもふと気づいて、心の中でフフッと笑った。
けど、心・食・住。どれも生活に大事なものだ。

右手にトイレットペーパー、左手に花束。
そんな暮らしぶりも、悪くないって思う。