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ピカの入院生活 3日目→からの退院!

今日もピカの面会に行きました。
3月3日の3時から。
3のゾロ目でひなまつりで、なんだか縁起がいいな、
なんて思いながら。

面会に呼ばれてもう散々入ったピカのいる
お部屋を見ると、あれ?いない?!

と思ったら、
「ピカちゃんこちらです!」
なんと!!

もう酸素室のICUを出て、
普通のケージに移ってたのは、
うれしい驚きでした!

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今日の看護師さんは、
月曜日の午前中、ピカが一番大変だった時、
ずっとついてくれていた女性の看護師さん。
苦しいピカをとっても優しい声で撫でてくれて、
ピカが診察台でおしっこしちゃった時も
冷静に優しく対応してくれた。

看護師さんによると、
「ごはんも美味しいほうから食べてます。笑」って。
ドライフードじゃなくて缶詰を食べて、
混ぜて出しても上手に缶詰のところだけ
食べているそう。
お皿を見ると、たしかに。笑

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呼吸数も安定したとのこと。
ピカのケージの前にかかっていてずっと気になっていた
数字の書かれた表は、聞くと、やっぱり呼吸数だった。
この前落ち着いて見えた時も、
呼吸数100くらいのときあったんだな〜。

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場所にも慣れてリラックスして落ち着いた様子が、
見てわかる。

普段抱っこなんてさせてくれないのに、
ケージの前に手を出すと頭ごつんして甘えて来て、
(看護師さんにも甘えてた…!コイツぅ〜!笑)
ケージから出して抱っこもしていっぱい撫でてあげられた。

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抱っこに飽きると、私の目の前で缶詰ごはんをきれいにたいらげ、
(さっき看護師さんの言った通り!)
トイレ(小)のあとトイレ(大)までする
フルコースを見せつけてくれました。笑

(大)のあとに外に出そうになるピカを
抱っこしたら、ちっちゃな💩がコロンと落ちてた。
思わず、転がしとくのは…と思い、
つまんでトイレに入れた。

ピカを撫でながら先生を待つ間も、
他の猫ちゃん担当の看護師さんが
何度か通りかかって、
グレーのパンツを履いたわたしとピカを見て、
「一体化してますね〜」
「ピカが来てから、無意識にグレーの服が増えちゃって」
なんて雑談をしたり、
また他の看護師さんが来ては、
「同じのいるよ!って言われてきちゃいました」
と、ピカと同じブリティッシュショートヘアを
飼っているという看護師さんが
ピカに会いに来てくれました。
みんな気さくでいい人たちだな〜。

それから先生が来たのでお話。
昨日のM先生は今日お休みで、
同じチームの先生とのお話になると聞いていたので、
初めて会う女性の先生だけど、この方だ、とすぐわかった。
わたしと同い年くらいかな?と直感で思ったせいか、
なんとなく一目見た瞬間から親近感と安心感があった。

F先生はピカの様子について経過を話してくれ、
呼吸も落ち着いてきたし、状態もよくなってきたので、
「おうちでしっかり、お薬あげてもらうことはできますか?」と聞かれた。
今はまだ詳しい検査結果も来てないけど、
ひとまずの目標は、呼吸を安定させることと、
食事が取れるようになることだったので、と言い、

「どうでしょう?おうちに戻ってみます?」と。

「はい!!!!!」

やったー!!ピカおうち帰れる!!

とにかく、できるだけ猫ちゃんには
おうちで過ごしてもらって
治療を進めるのがいいと思うのでと
いうことを先生は言った。
自宅で薬を飲みながら、
病理検査の結果を待ちましょう、と。

その言葉の裏に、病気の重さを感じてしまう。

そこで気になったことを聞いてみた。
「ピカは、リンパ腫というのは
 確定なんでしょうか?」
すると意外にもF先生は「う〜ん」と首を傾げて、
「そうともまだわからないんです」と言った。
ひとまずピカは抗がん剤を打って、今落ち着いてはいる。
病理検査をして、リンパ腫が確定するかもしれないし、
それでもはっきりわからないこともあるんです、と。

たしかにリンパ腫は、完治できない病気です、
でも充分よくなる可能性はもっているし、それに
「あの状態から、短い間にこれだけ元気になって」
とピカを見て笑って、希望はあります、と言った。

F先生から、注意することして、
おしっことうんちは直接触らないようにしてください、と。
どうしてか聞くと、ピカの打った抗がん剤はいわば猛毒で、
それは人間にとっても猛毒になるそう。
その成分が便から出る可能性もあるので、
1〜2日くらいは注意してくださいとのこと。

ヤバっ!さっき、触っちゃったよ!!
先生に正直にいうか迷ったけど、それを伝えると
「あ!じゃあ、そこで手洗って行ってください」と
面会スペースの隅の手洗い場所を指した。
そっか、手洗えばいいのね、ほっ。

抗がん剤がいかに特別なものかを改めて気付かされた。

病院を出るとすぐに、
ピカが退院できる報告を家族のLINEに送って、
家に帰る途中、おもわず、
きょ〜うはうれしいひなまつり〜♪って
口ずさんでしまった。

一旦帰宅して、ピカが来るから片付けなきゃ!と
まるで恋人が遊びに来るかのようにわくわくして、
キャリーバッグ持ってるんるんしながら
お迎えに行った。

お迎えに行き待合室で待っていると、
F先生がきてキャリーバッグを受け取り、
軽くご挨拶の会話をしてから去って行ったので、
ピカを連れてくるのは別の人のようだ。

その後お会計。
日曜日からの入院費、そして今日のお薬、
全て込みで、20万円を超えていた。
なんとなく、予測していたくらいの額だ。
あまり驚かなかったのは、
入院する前に一度見積もりをもらい、
そのときにすでに驚愕していたから。

お会計の途中で、看護師さんが
キャリーバッグに入ったピカを連れてきた。
昨日の面会のときにお話した、
茶髪の男性看護師さんだ。

今出てくる前におしっこもしたので、
(帰宅中にはすることなく)大丈夫だと思います、と。
ずっとピカに優しく声をかけてくれてた。
すごく慣れてくれて、という話をして、
わたしも普段は家で甘えないのに、
ここではすごく甘えてくるんですと言ったら、
「じゃあ今回で性格変わったかな?
 甘えんぼになったかもしれないですね」
「そうだったらいいな〜」
という会話をして、お礼を言って病院をでました。

帰宅中のピカはとても静かだったけど、
マンションの部屋のドアの前に立った瞬間、
ニャア!と鳴きました。
帰って来たの、わかったんだと思いました。

部屋についてからは、
水を飲み、トイレ(小)をし、爪を研ぎ、
部屋中見回りをして、ごはんを食べ、トイレ(大)までして、
いつもの定位置で寝始めた。
今度はおうちのフルコース!笑
めちゃくちゃすぐにいつもの調子取り戻してるじゃん!

そして、病院ではあんなに甘えてくれたのに、
家についたら、スン!とまたクールなピカに。
取り戻しすぎ〜!笑
淡い期待はやぶれたのでした。

ただ、病院はいろんな音がしていたので
気づかなかったけど、
起きていると鼻がスースーと鳴るのが気になる。

他にも気になることがあったので、
病院に電話しました。
さっきの看護師さんが代わってくれたので、
気になることを話して、
わからないことを全部聞きました。

これから夕飯をあげるけれど、
病院であげていた量は?夕飯はどれくらい?
→通常の一日の半分で大丈夫です、と
 食べてくれる、食べられるものをあげてください

呼吸数の数え方は、目視で数えればいいのか?
→1分間数えてもいいけど、12秒間を数えて、かける5をする方法がやりやすい。

ピカの体重は測りましたか?
→今日の夕方で、4.3kg

お薬、今晩からでしたっけ?明日の朝からでしたっけ?
→今晩の分までは病院で注射しているので、
お薬は明日の朝から。

またわからないことがあったら、
なんでもきいてください、と。
ありがとうございました!

お薬、ちゃんと飲んでくれるかな?

ピカ、おかえり。
これからは、
おうちで一緒に、がんばろうね。

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