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[ねこのピカ]抗がん剤前夜に思うこと。

明日は、ピカの二度目の抗がん剤の日です。
少しだけ、緊張してる。

ピカはこんなに元気そうなのに、
また抗がん剤を打たなければならないものなのかと、
少し疑問にも思ってしまう。

明日の抗がん剤は、
2週間前、はじめての投与後にひどい副作用が起き、
病院から「危ない状態です」と呼び出しがあり
一度は危ないところをさまよった、
そんな強い抗がん剤だから、
やっぱり不安になる。

でも、今のこの平穏も、
抗がん剤のおかげだということなら、
やっぱりその通りにするしかないのだろう。

しかも、最初の緊急入院した病院で、
応急処置的に打った抗がん剤を除けば、
まだ一度しか打っていない。
(病院でこれ以外にもう一種類の抗がん剤と、
 自宅で14日間の薬を服用中)

一時的にがんが抑え込まれているけれど、
まだプロトコルの1ターン目も終わってないのに、
ここで終了ということはできないんだろう。

先生も、親身になってくれて、
とても信頼している。
この方法で、ピカが助かるって信じてる。

頭では、ちゃんとわかっているんだけど。。

抗がん剤はがん細胞だけに効くわけじゃない
正常な細胞も攻撃するもので、
一緒に暮らすわたしですらも気をつけなきゃいけない
猛毒だということは、よく承知しているから、
そんな毒を、今は一見元気そうに見える
ピカの体に入れるということに
どうしても、感覚的に、抵抗がある。

でも、その毒を入れること以上に、
がん細胞を放っておくほうが、危険だから。
しかたない。仕方ないんだ。

前回の抗がん剤後は、
数日後に嘔吐が2回、下痢も1回、
しばらく食欲も落ちていたけれど、
強い抗がん剤が抜けてきたのか、
この一週間ほどで食欲もすっかり戻って、
むしろ、病気以前よりあるくらいで。
病気前に4.5kgだったのが
一時は3.8kgまで落ちた体重も、4kgまで回復した。

明日の抗がん剤で、
またピカが辛い思いしなければいいな。
吐いちゃったり、気持ち悪かったり、
痛かったり、苦しかったり。
そういうの、ありませんように。

何のための治療って、
ピカが、生きて、幸せを感じてなかったら、
意味がないから。

明日もどうか、乗り越えられますように。

がんばろうね、ピカ。