森山開次 サーカス
2018/5/26土 16:00- 新国立劇場 小劇場
演出・振付・アート・ディレクション:森山開次
音楽:川瀬浩介
美術・衣裳:ひびのこづえ
映像:ムーチョ村松
照明:櫛田晃代
音響:黒野尚
森山開次
浅沼 圭
五月女 遥
谷口 界
引間文佳
美木マサオ
水島晃太郎
宮河愛一郎
サーカスの再演、観に行って参りました。初演は観てないので今回が初めてです。
いやーとってもよくできた作品ですね!子供向けって書いてあったからそういう気持ちで臨んだのですが、なかなかシュールでお洒落で大人っぽい作品だったように思います。
小劇場の真ん中がステージになり、その両側に階段状の椅子が。大きな舞台装置はなく時々小道具が出てくる程度ですが、床に投影される映像の使い方がなかなかに面白くて。これ、バルコンから観た方が映像の効果も分かって面白そうじゃん!とも思いました。
特にストーリーがあるわけじゃなく、着ぐるみライオン、大道芸人、ミラーボールのバレリーナ、新体操ガールズ、などバックグランドの違う出演者たちのユニークさを活かしたパフォーマンスが次々に繰り出されます。きらきらしたものが次々出てくるおもちゃ箱みたい!
開次君は狂言回しのピエロ役。鼻に丸いものをつけて人形振りのようなユーモラスな動き、可愛かった!驚きのラストの風船背負った姿は何だかとても美しくて、ちょっと感動しちゃった。彼だけでなく、出演者全員が物凄く芸達者。こういうキャストならではの贅沢な作品ですね。
ひびのこづえさんの衣装や美術も美しかった✨観客にアート系の人や外人の方が多かったのも、ひびのさんの影響なのかな?
しかし、開次君のディレクション能力凄い。いろんな引き出しがある人だなぁと心底感心しながら帰途についた公演でした。