見出し画像

気功と火候|自分にとって丁度良い呼吸の加減についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されています。

前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に盛鶴延先生と
一緒に気功をします。

その日、
前半のお話の時間
盛鶴延先生は
気功で大切なこととして、
こんなお話をされました。

気功で大切なことは
丁度いい加減ですね。


そして突然
両手を
パンパン叩かれたのです。

こうして
右手と左手の加減が
丁度いいと
このように
良い音がします。

でも
右手が強すぎる。
左手が強すぎる。

そうなると
良い音がしません。

気功も同じです。

例えば
呼吸が
強すぎるのも
弱すぎるのも
よくありません。

そして
教室に参加している
みんなを見ながら
こうおっしゃいました。

気功では
丁度良い加減の
呼吸法を
火候と言います。

個人によって
火の強さは違いますから

火候も
個人個人違います。

ある方にとっては
このぐらいの
呼吸の強さが
丁度いい。

でもある方にとっては
もう少し弱い
このぐらいの感じが
丁度いい。

一人一人違います。

たくさん練習すると
自分にとって
丁度よいところが
わかるようになります。

逆に
こういう世界は
たくさん練習しないと
難しいですね。

今回は
自分にとって
丁度よい加減
火候についてお伝えします。

***


盛鶴延先生は
火候のお話を続けて
こうおっしゃいました。

火候は、
刀を作る時の火加減と
同じですね。

名刀を作る名人は
炎の色を見ただけて

今だ!

という瞬間がわかります。

名刀は
高い温度で焼きます。

高い温度の炎は
青色ですね。

でも、青にも
色々な青があります。

名人と言われる人は
たくさんの経験があるので、

その微妙な青色の炎の中から

この青だ!

という瞬間がわかるのですね。

そして
みんなの方を見ながら
こうおっしゃいました。

小周天呼吸法も
同じですね。

呼吸が強すぎても
弱すぎても
ダメですね。

呼吸の強さが
丁度よければ
後ろから
気が昇っていきます。

頭のところまで
昇っていきます。

この時、

意識も同じです。

気を
昇らせよう、
昇らせよう
という意識が
強すぎるとダメですね。

でも
全く意識がないのも
ダメです。

丁度よい強さ
丁度よいところが
あるのです。


こういうことは
たくさんやって

自分で体験するしか
ありません。

簡単なものでは
ありませんが、
そういうところまで
わかれば、
いいですね。

小周天(しょうしゅうてん)
呼吸法とは

息を吸いながら
会陰から背中の督脈を
気が昇らせ

頭の上についたら
息を吐きながら
身体の前の任脈を
気を降ろす呼吸法です。

身体の中に
気の流れを
つくることができます。

ただ、
最初のうちは
気を昇らせようとしても
うまく昇りませんし、

降そうとしても
うまく降りません。

前にも
このブログで
書いたことがありますが

私は
小周天呼吸法が
苦手です。

ただ
小周天呼吸法は
ある意味
気功の呼吸法の
基本でもあるので

なんとか
この苦手意識を
無くしたいなと
思っているのですが

呼吸と
意識の加減が
うまくいかないのです。

でも
今回、
盛鶴延先生のお話を
お伺いして、

そして教室で
盛鶴延先生と
一緒に
小周天呼吸法を
してみて

少し
意識が変わりました。

というのも、
今まで
小周天を回す
ことばかりに
気が取られていたのです。

でも
今回のお話を
よーく聞いていたら

もう一つのポイント

個人個人
みんな違う。

に気が向いたのです。

そして
家に帰って
つらつらと
思い返しながら
こう思いました。


個人個人違う
ということは

同じ個人でも
日々
微妙に違ってくる
のではないか?


私にとっては
小周天呼吸が
うまくできることは
目指すところであり
今も
目指していますが、

それはそれとして、
微妙に違う
日々の
自分自身の呼吸の加減と
向き合うことは
実は
面白いことではないか?

と思いました。

本当に
日々違うのかどうかは
わかりませんが、

しばらくは
日々の自分の火候を
楽しんでみようかな
と思っています。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?