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気功と平常心|周りの人の気に影響されにくくするための平常心についてお伝えいたします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

その日
初めて
盛鶴延先生の
気功教室に参加された女性が
いらっしゃいました。

周りの人の気に
すぐに影響され
疲れてしまう。

もっと自分を
しっかりと持ちたい。

人から
自分を守れるように
自分の気を強くしたい。

教室に参加した目的を
そう話されていました。

盛鶴延先生は
彼女の話をじっと聞きながら
こうおっしゃいました。

周りの気、
人間関係の気が
わかるようになりたい。

自分の気を
コントロール
できるようになりたい。

それは
気功を学ぶ目的としては
自然ですね。

そして
それは
一番簡単で
シンプルですが、

一番難しいものかも
しれません。

そして
教室のみんなを見ながら
こうおっしゃいました。


今、
多くの日本人は
「平常心」が
少し弱いかもしれません。

例えば、
お腹が空いた。

お腹が空いたなら
空いたで
いいじゃありませんか。

寒い。
寒いなら寒いで
いいじゃありませんか。

でも
多くの人は
寒いとは言いません。

寒いというと
その部屋の暖房を
しっかりと
管理しなかった人の
責任が出てくるからです。

なぜ、
 寒いのに
 暖房をつけなかったの?」

そういう
話になってくるからです。


私にとって
寒い。

ただそれで
いいではありませんか。

みんなも
寒いでしょう?


ではなく、

私にとって
やや寒いので
自分が
暖房の近くに移動する。


それで
いいではありませんか。


平常心が
大切ですね。

今回は
気功と平常心について
お伝えします。


***


盛鶴延先生は
こうおっしゃいました。

平常心と気功の関係。
平常心の勉強。

それは簡単です。

何も考えないで
ただぼーっと
座っていて
周りを見て

あぁ。
いい人だなぁ。

あぁ。

いい洋服きているなぁ。

もう
そろそろ秋かなぁ。

そして、
子供や犬が
近くにいたら

子供も可愛いなぁ。

犬の可愛いなぁ。

そういう
気持ちを持つと
良いのです。

ある面
悩みは全て
自分がつくっています。

「見て。
 あの革靴。
 全然、似合わない!」

「見て。
 あの年齢で
 ああいう洋服を
 きているなんて
 私は嫌!」

人間、
自分の嫌いなものが
多すぎます。

あの人とは
ちょっと気が合う。

あの人とは
ちょっと合わない。

あの人は
ちょっと変じゃないか。

それは
平常心がありません。

平常心があると、
誰かが
あなたのことを
嫌っても

仕方
 ありませんよ」

それでおしまいです。

そして
こうおっしゃいました。


「一団和気」

ニコニコして、

話し方でも
なんでも

そのまま
自然の状態のまま
にしていると、

一番、
気が入りやすいですね。

そしてそれが
一番
健康になれますね。

***

今回の
盛鶴延先生の
平常心のお話しは

ある意味、
盛鶴延先生が
おっしゃる通り、

とても
わかりやすく

とても難しい

と思いました。

でも
この日の
気功教室の帰り道のことです。

盛鶴延先生と
一緒に
ゆっくり駅まで
歩いていた時

犬の散歩をしていた
女性と
一緒になったのです。

小さな可愛い
子犬だったのですが、

なぜか
私にまとわりつき
離れないのです。


その
じゃれつく子犬を
見ていた時、

ふと、
教室で
盛鶴延先生が
おっしゃっていた

子犬
可愛いなぁ。

という言葉が
リフレインされ、

その言葉通りに
子犬の様子を
ただ、
そのまま
ぼーっと
見ていたのです。

実は
これは私にとっては
とっても
珍しいことなのです。

子供の頃
自分より大きい
(と子供の私には思えた)
大型犬に
飛びかかられた経験があって

それ以来
どんなに小さな犬でも
犬に対して
恐怖心が先に立つのです。

なので
敢えて
犬を嫌うことは
ないのですが、

自ら
犬に近づくことも
ありません。

そんな私が

犬に対して
なんの感情も抱かず
ただぼーっと

子犬。
可愛いなぁ。

という
盛鶴延先生の言葉を
リフレインさせながら
見ていた
ということは
実は
びっくりすることなのです。

そして
もっと驚くことに
子犬が去った後、
盛鶴延先生に

犬、飼っているの?

と聞かれたのです。


えっ!?


びっくりしました。

というのも
私の人生で

「犬、飼っているの?」

と人から聞かれた経験は
初めてですから!

と、
それだけの話なのですが、
なんとなく、

簡単で難しい
平常心

について
少し感じることができた
気がしました。

では、また!

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