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気功と正直|盛鶴延先生に言われた、正直であることの意味についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

私は
元々化粧品メーカーに
勤めていたのですが、

盛鶴延先生と出会い
盛鶴延先生の
気功の書籍を
出版させて
いただくこととなった際、
会社を辞め
出版社を立ち上げました。

今から7年前のことです。

出版の経験も人脈もゼロ。

そんな全てが
わからないことばかりの中で
無我夢中で
盛鶴延先生の書籍を
製作していったのですが、

そんな私に
当時
盛鶴延先生はよく

正直にね。

と言われました。

最初のうちは、
素直に

そうだな。
新たにビジネスを
始めるに当たって

正直であること
はとても大切なことだな。

と思って
ふむふむと聞いていました。

しかし、
盛鶴延先生は
私に会う度に

正直にね。

と言われるのです。

んんっ!?

そうなると
最初は有り難く
思っていたはずなのに
だんだん、

なんだか自分が
正直でないと
言われているような、

さらに言うと
何も悪いことを
していないのに、

まるで
何かあらぬ疑いを
かけられているような
そんな気持ちに
なってきたのです。

同時に

自分では
正直にやっていると
思っていても
ひょっとして
自分でも気づかないうちに
正直ではないことを
しているのでは?

と妙な不安すら
覚えるように
なってきました。

かといって
盛鶴延先生に

「なぜいつも
 正直にね、
 とおっしゃるのですか?」

と問う勇気もなく
なんとなく
落ち着かないまま
過ごしていたのです。

ただ、
そうしながらも
『気功革命 秘伝奥義 集大成』、
続いて
『秘伝奥義 解説書』を
無事出版させていただき、

その間も、時々

正直にね。

とは言われましたが
その頻度も
だんだん少なくなり、

いつの間にか
言われることも
ほぼなくなり、

私自身も
すっかりそのことを
忘れていたのです。

でも、
最近、ふとしたことから
この

正直にね。

となぜ盛鶴延先生が
あれほど私に
言われていたのか、
わかったのです。

今回は
正直であることの意味
についてお伝えします。

***

最近、
ちょっとした
出来事がありました。

私の名前についてです。

現在、仕事では
新姓を名乗っていますが、
化粧品メーカー時代は
ずっと旧姓を名乗っていました。

いつか
このブログでも書いたことが
あるのですが、

私の旧姓は
ちょっと珍しい苗字で
初対面の人にも
すぐに覚えてもらいやすく
気に入っていたのです。

そのため
出版社を立ち上げても

登記上は
新姓(戸籍上の名前)としても
通称名は当初、
旧姓を通していました。

そんなある日
なんの話の流れからか、
突然、
盛鶴延先生に

名前は新姓がいいね。

(旧姓と新姓を)
使い分けるのは
面倒くさいね。

と言われたのです。

えーーーーっ。

びっくりしました。

そして
正直ちょっと
むっとしました。

そのぐらい
私は旧姓が
気に入っていたのです。

ただ、
その後、色々あって、
新姓を名乗るようになり、

最初はあれほど
抵抗していたにもかかわらず、

いつの間にか
旧姓が当たり前になり、

そんなやりとりが
あったことすら
これまた
すっかり忘れていたのですが、

先日、
ある事件(!?)があり
このことを
ふと思い出したのです。

その事件とは
ざっくり言うと
旧姓時代の仲間と、
新姓を名乗り出してからの
知り合った人たちが
共に集まる機会があり、

いろんな人が
私をその場にいた他の人に
紹介してくれるのですが、

旧姓で紹介したらいいのか
新姓で紹介したらいいのか
わからなくなり
ちょっとした混乱となった
というものです。

その時、
混乱させてしまった
皆さんには
申し訳なかったのですが、

盛鶴延先生の言葉が
思い出され、
内心、

なるほど。
確かに
面倒くさいわ。

と思ったのです。

(私が原因なのに
 ご、ごめんなさい!)

そして同時に
ふっと

だから
正直にね、なのか
と思ったのです。

***

実はその時まで私は
盛鶴延先生に

正直にね。

と言われる度に、
その正直であるべき相手は
盛鶴延先生、
つまり
自分ではなく相手だと
思っていました。

でも、
この時、初めて
盛鶴延先生は

自分に対して
正直にね。

とおっしゃっていたのだと
気づいたのです。

旧姓と新姓の話は
どちらが
正直かと言う話では
ないのですが、

自分の中で
1つの軸に定まっていない

という意味では
自分に正直ではない状況と
似ていると思います。

自分に正直でない時、

やはり
どこか自分の中で
揺れがあります。

つまり
自分の中で
軸が1つに定まっていない時、

疲れます。

自分に正直であれば、

軸が1つであれば、

全てのものごとが
シンブルです。

判断に迷うことも少なくなるし、
全てのエネルギーを
1つの軸に集中できます。

しかし
軸が1つに定まっていないとに
エネルギーは分散します。

エネルギーが分散する分、
自分のパワーも弱まる気がします。

多分、
盛鶴延先生は

未知の分野で
事業を立ち上げるに
私に対して

正直にね。

という言葉を
投げかけ続けて
くださることで、

私の軸が
1つに定まるように
導いてくださって
いたのではないかなと
思います。

では今、
自分の軸が1つに
定まったのかというと
そうではなく、

ただ創業時よりは
軸を定めやすい環境に
なってきたので、
かつてほど

正直にね。

と言われなくなったのでは
ないかなと思っています。

今さらながら
そんな盛鶴延先生の
優しさに気づき

ただ、ただ、
有り難く思っています。

正直に
いきたいと思います。

では、また!

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