気功と執着|気功的、悩みの解消の仕方をお伝えします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
***
ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。
盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されています。
前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に
盛鶴延先生と一緒に気功をします。
事前予約は必要なく
いつでも誰でも
自由に参加できます。
その日
初めて参加された
40代前半の女性が
いました。
教室に参加した目的を、
最近
仕事のストレスか
疲れやすい。
気功をすると
少しは気持ちが
楽になるかな
と思って
試しにきてみた。
と話されていました。
すると、
その話を
静かに
聞かれていた
盛鶴延先生が、
突然
ズボンのポケットから
ハンカチを
取り出されて
こうおっしゃったのです。
そして
ハンカチを見ながら
とハンカチについて
話始めたのです。
ん??
何?
ハンカチの模様の色?
不思議に思いながら
それでも
静かに聞いていると、
今度は
足をぽんと投げ出して
ご自身の履いている
シューズを触りながら
そのシューズについて
話し始めたのです。
と言いながら
靴底を
チェックされます。
???
何が始まったのだろう。
戸惑う様子の
私達を見ながら
盛鶴延先生は
明るい声で
こうおっしゃったのです。
そして
皆を見ながら
こうおっしゃいました。
今回は
気功的、悩みの解消の仕方を
お伝えします。
***
悩みは
人間が作っている。
気にしなければ
悩みが減っていく。
よく言われる話です。
ただ
悩みの
ど真ん中にいる時は
頭では
わかっていても
身動きがとれません。
盛鶴延先生は
著書の中で
こうおっしゃっています。
心は
毎日の様々な出来事を
うまく消化できると
元気ですが、
うまく消化できず
悩みとなって
溜まると
やがて
精神的ストレス
不安などの
症状となって
現れてきます。
心の消化不良の起こる
一番の原因は
執着です。
執着は
人間の心の
一番
弱い部分です。
心は
いいこと、
楽しいことにも
執着しますが、
逆に
苦しいこと
つらいことにも
執着して
しまうのです。
気功では
新たな執着を
つくることで
そちらに
意識を移し、
元の執着を
分散させ、
薄くします。
例えば、
自発動功という
自由に自然に
身体がふらふら
動くに任せる
気功法があります。
自由に
好き勝手に
動くだけですから
初心者でも
できる気功法です。
しかし
自発動功が
できない、難しい
という方が
かなりの割合で
います。
理性的な方、
理論的な方に
多いようです。
そういう方は
教室でも
自発動功の時、
動かず
その場に
ずーっと
立っています。
もちろん
それが悪いということ
ではありません。
自発動功の時、
頭の中を
ぼーっとして
何も考えないで
動いてください。
と言われるのですが、
この
「何も考えない」
というのが
なかなか難しい。
「考えない」
という執着を
生み出している
気がします。
そんな時、
新たな
執着を作るとよいと
盛鶴延先生は
おっしゃいます。
何も考えないで
というと
難しいのですが、
ぼーっとすると
第3の目の辺りに
ピンポン玉ぐらいの
大きさの
真っ白なボールが
出て来ます。
もちろん
最初は
見えないですよ。
でも意識して
真っ白のボールを
見るようにします。
すると
身体が
動きやすくなるのです。
どうして
動きやすく
なるのでしょう。
それは
身体の執着が
分散されるからです。
執着があると
身体は動きません。
なので
執着を分散させるため
別の執着を
つくるのです。
第3の目のところに
別の執着を
つくることで
身体の執着が減り、
自然に
動くように
なるのです。
悩みの解消は
そんなに
簡単なものじゃないよ。
とは確かに思いますが、
それでも
と言われると、
そんなものかなぁ
と思ったりします。
では、また!
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