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気功と道教。道教の何よりも「命」を大切にする教えを、知っていますか。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室で習ったことや、盛先生のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

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盛鶴延先生の気功教室は、
毎週木曜日19時から21時。
東京の自由が丘で行っています。

最初の1時間は盛先生のお話しで、
続く1時間で実際に気功をします。

気功の先生のお話しを聞くというと、少し堅苦しいイメージがあるかもしれません。でも違います。

そもそも自由が丘教室は和室なので、みんな座布団に座って、足も崩して
リラックスしながらお話しを聞きます。

それも、
へぇー、本当? 
と思うようなお話しが多くて、楽しいです。

ある時のお話し。

高い山の山頂で、
10人が遭難に遭いました。
1人1人が、残りわずかなお米を持っていたけど、
全てを集めても、それほど多くのお米ではありません。
さて、どうしますか。

仏教だったら
全員のお米を集めて、10人で平等に分けますね。
そして、全員が山で死んでしまいます。

でも、道教だったら、
一番元気な人に全てのお米を与えます。

他の9人は餓死してしまいますが、
それでも一人、下山できる可能性がある。
命がつながる可能性がある。

こんな話を、
いろいろな雑談の中で
ぽんと聞かせていただけます。
面白いです。

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気功は中国5千年の歴史からなら健康文化です。
そして気功は基本的に道教の影響を強く受けている、と盛鶴延先生はおっしゃいます。

日本は仏教と儒教の影響が強い国ですね。
一方、中国は道教の影響が強い国です。
道教は陰陽、道(タオ)の世界です。

道教は命を何よりも大切にする教えだそうです。
自分の命を大切にします。
そして自分の命を大切にすれば、
それだけでもう、親孝行と考えるそうです。

自分の命を大切したら、
それだけでもう親孝行になるというのは
ちょっと狡いのではないか、と思うかもしれません。

でも理屈があります。
自分の命は
なぜなら、自分の命は
自分の両親、その両親と先祖からずーっと何千年もかかって、今まで伝わってきた命です。
だから両親、先祖代々の財産である自分自身を大切にすることは、それだけで親孝行なのです。
これが道教の考え方です。
気功はこの道教の影響を強く受けています。

『気功革命 秘伝奥義 集大成』(盛鶴延)

道教。
魅力的です。

ではまた!

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