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気功と意識|気功をする時の意識の持ち方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

前回、

「気功をやりすぎて
 偏差(へんさ)が
 出たかもしれない」

と質問された女性が
参加していました。

盛鶴延先生は
彼女をご覧になって

前回、
あなたは
なんて言って
いましたっけ?

と話しかけられました。

彼女はすぐに

「偏差です」

と答えました。

その彼女の言葉を聞いて
小さく頷きながら
盛鶴延先生は
こうおっしゃいました。

本当はね。
あなたは
偏差という言葉、
知らない方が
よいと思いますね。

私も本の中で
偏差について触れています。

後悔していますね。

本当は
偏差について
触れない方が
よかったのかもしれません。

そして
続けてこうおっしゃいました。

なぜなら
「偏差」と思うこと自体
自己暗示になるからです。

こういう
マイナスの言葉は
簡単ですね。

「気をつけないと
 偏差になるよ」

そう言われたら

今、特に症状がなくても
また、
少しでも何かがあったら

すぐに

私、
偏差じゃないかな。

そう思ってしまいます。

そうすると
偏差の道に
入ってしまうのです。


マイナスのものは
学ぶのが楽ですから
すぐにマイナスに
なってしまいます。

人間は
瞑想をしたり
深い道に入ったら
色々な反応があります。

そういう
一時的なものがあっても

すぐに
なくなります。

そういうものは
偏差ではないのですね。

でも
偏差という言葉が
自分の中にあると

これは偏差ではないか、
という

自己暗示に
かかってしまうのです。

今回は
気功をする時の
意識の持ち方について
お伝えします。

***

盛鶴延先生が

著書でも
偏差について
触れたことを後悔しています。

と言われた時、
私はものすごく
どきっとしました。

そしてすぐに
先日の教室での
盛鶴延先生と彼女との
偏差のやりとりについて
ブログを
書いてしまったことを
思いました。

だからこそ
急いで
きちんと正しいことを
お伝えしなくてはと思い
今回書いています。

盛鶴延先生の
気功教室は畳の間です。
座布団を敷いて
円になって座っています。

その日、
盛鶴延先生と彼女は
たまたま、
向かい合う形で
座っていました。

盛鶴延先生は
正面にいる彼女を
真っ直ぐ見ながら
更に
話を続けられました。

気功は
意識と
強く関係があります。

意識が強すぎても

逆に意識が全くないのも
よくありません。

意識が強すぎると
執着になります。
偏差になります。


でも
意識が強くないと
気功にならない。
気功の道に入らない。

そして
彼女にこう問われました。

難しいでしょう?

真剣に真っ直ぐ
盛鶴延先生を見ながら
話を聞いていた彼女は

突然、
盛鶴延先生に

「難しいでしょう?」

と問われて
ちょっと
驚いたようです。

小さな声で

「難しいです」

と答えられました。

盛鶴延先生は
そんな彼女を見ながら
こうおっしゃいました。

今、
やっていることを
信じてください。

信じてやってください。

でも
やりすぎはよくない。

そして
やらないのもよくない。

調度
自分によいところをやる。

そういう
調度良いところをやれば

人間には
正常な反応があります。

でも
最初は
そういう世界のことが
よくわかりません。

そういう時、
偏差という言葉があると

マイナスの話は
楽ですから
そういう道に
入っていきやすいのです。

そして
優しくこうおっしゃいました。

気功は
全て意識と感覚の現象です。

感覚が
何もないのも、

感覚が
強すぎるのも、

気功の道とは
合いません。

強すぎず。
弱すぎず。

その微妙な間を探すこと。

その微妙な間は
人それぞれみんな違います。

それを自分で
探し体験すること。

それが大切です。


***

前回、
偏差に関する
ブログを書く時

実は私の中で
少し引っ掛かりが
ありました。

やはり
マイナスの言葉
だからです。

ただ
自分の中では
なぜマイナスの言葉を
書くことがよくないのか、

今回
盛鶴延先生が
教えてくださったほど
しっかりとした
理由を
持ち合わせていませんでした。

だから安易に
書いてしまったのです。

こういう
マイナスの言葉は

対面で
相手の様子を見ながら

その意味も
その怖さも含めて
語る場合は
まだよいとしても

こういうブログで
書くべき話では
なかったと思っています。

反省しています。

今回の
盛鶴延先生のお話は

私にとって
とても重いお話で、

とても大切なことを
教えてくださったと
思っています。

気をつけたいと
思っています。


では、また!

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