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気功と本|盛鶴延先生の気功的、本の読み方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

「盛鶴延先生は
 とても優しい」

「気功のお話も
 分かりやすく
 ウィットに富んでいて
 聞いていてとても楽しい」

というのは本当です。

でも、
その一方で

盛鶴延先生と
ご一緒にさせていただく
時間が
長くなればなるほど

「怖い」

と感じることもあります。

その怖さは
恐怖の怖さではなく、

畏怖の念に近い
怖さのような気がします。

例えば。

かなり昔の、
盛鶴延先生の
書籍の編集を
させていただく前の話です。

気功教室が始まるまで
時間があったので

いつものように
盛鶴延先生と
他愛もない世間話を
していました。

その時、
ふと思い出して

その日
たまたま持っていた

会社の仕事で作った
本をお見せしたのです。

当時私は
化粧品メーカーの
研究室に勤めていました。

その時、
どういう流れだったか
研究所主体で
自社の商品の使い方の本を
作ることになったのです。

当然
全員研究員なので
本など作ったことは
ありません。

それでも
みんなで
面白がって
楽しく
作り上げました。

しかも
本の装幀や
ブックデザインは
プロの方にお願いしたので
それなりに
素敵な本に仕上がりました。

その出来立ての本を
ちょっと
自慢したい気持ちもあって(!)
盛鶴延先生に
お見せしたのです。

「先生。
 こんな本を作ったのですよ」

すると
盛鶴延先生は
中を開かず
表紙の上に手を
かざされました。

そして
そのまま
中を見ずに
こうおっしゃったのです。

これは
真面目な本ですね。

びっくりしました。

まず
中を見ずに
本の内容がわかる
ということ。

そして
自分達としては
わかりやすく
楽しい本を作った
つもりだったのに

「真面目な本」

と言われたこと。

しかし
そう言われて思い返せば

いくら楽しく分かりやすく
デザインも
そう受け取られるように
柔らかく可愛く
作ったつもりでも

「真面目な」研究員が

1つ1つ
論文のごとく

これは言ってもよいことか。
裏付けデータはあるのか

と検証しながら
作ったわけですから

「真面目な本」

なわけです。

それを
手をかざしただけで
看過されて
しまったわけです。

こ、怖い…。

今回は
盛鶴延先生の
気功的、本の読み方
についてお伝えします。

***

盛鶴延先生が
本の中を見ずに
手を当てただけで
読み取る姿を見た時は

盛鶴延先生は
波動で本を読むんだ。

と思い、

ーーー
それ自体も
とても凄いことなのですが!
ーーー

盛鶴延先生なら
そういうことも
あるだろうなと

驚きはしましたが
なるほどなと
思ったのです。

ただ
そうして本を
波動で読みとられてしまうと

一切の
ごまかしが効かないなと
思いました。

何をどうごまかすのか
私自身も分かりませんが(!)、

本のレベルが
一瞬にして
読み取られてしまうのだなと思うと

怖い。

でも、当時は
盛鶴延先生の本の編集を
していなかったので

単純に、
盛鶴延先生には
滅多な本を
お見せしてはいけないな
と思ったぐらいでした。

それが!

その後
本の編集を
させていただくことになって

その怖さが
日常の怖さになってしまいました。

盛鶴延先生は
もちろん何もおっしゃいません。

でも
原稿をお渡しする時、

編集をしている時の
私の気のレベルが
バレてしまうのではないか。

と勝手に思い

文章の良し悪し
だけはなく

この原稿に触る
自分の状態がどうかも大切

と妙に
気を張りました。

もちろん
私が1人で勝手に
思い込んでいただけですが

編集をしている間は
その恐怖に打ち勝つため

めちゃくちゃ真面目に
気功を練習しました(笑)。

でもそれが
結果として
今の毎日気功をする習慣に
繋がっているわけですから
何が功を奏するかは
わからないものです(笑)。

ただ、
盛鶴延先生の怖さ(?)は
そんなことだけではありません。

編集中は

本の内容はもちろん
気を遣いながらも

自分自身の
気の状態にも気を遣い

原稿のやり取りをしていたのですが
そんなある時。

多分、
ちょっと私の中で
気功の練習や原稿のやり取りなども
日常になってきて
色々なところに
緩みが出てきた頃だったと
思います。

ふと
盛鶴延先生が
こうおっしゃったのです。

全ては「間」ですね。


もちろん
突然「間」と言われて
私はキョトンです。

盛鶴延先生は
そんな私を見ながら
こう続けられました。

 
人間
時間
空間
…。
 
全て
「間」があります。
 

人ではなく、人間。
時でも、空でもなく
「間」があります。
 
全て
「間」が大切ですね。

そして
いくつかの原稿を
見ながら

文章も同じですね。

文章も
行「間」が大切ですね。

文ではなく
行間を読みます。
 
行間を読むと
全てがわかりますね。

えっ!

行間? 「間」?

えええーーーー!

波動だけじゃ
なかったのですか!

本当に
盛鶴延先生は

怖い

です!

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