気功とお経|自分の力では出せない、たくさん詰まった邪気を出す方法についてお伝えいたします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
***
年のせいか、
最近、疲れやすいな。
パワーが無くなってきたな。
日常の生活の中で
何気なく
口にしたり、
耳にする言葉ですが、
だいたいこういう時、
「何か元気が出るものを食べよう」
など、
パワーを補う方法を考えます。
でも、
気功の考え方は少し違います。
ある日の気功教室での
盛鶴延先生のお話です。
そして、こう続けられました。
今回は
自分の力では出せない
身体の中にたくさん詰まった邪気を
出す方法についてお伝えします。
***
気功には大きく
瀉法(しゃほう)と補法(ほほう)の
2つの功法があります。
瀉法は、
邪気など身体に詰まっているものを
出す方法です。
補法は
外から気を取り入れる方法です。
この2つが
気功の基本的な功法ですが、
行う時は必ず瀉法から行います。
まずは捨てる。出します。
なぜなら、
身体の中に
邪気など汚いものが
詰まっていると
良い気が入ってこないからです。
だから、まず瀉法で出します。
瀉法の気功法には
甩手(セイシュ)
動功(ドウコウ)
自発動功(ジハツドウコウ)
があり、
どれも動きがある気功法です。
詰まっている邪気を
動いて、
細かくして
身体の中に流し出す、
そういうイメージを私は持っています。
ただ、
自分の中に
いっぱいいっぱい詰まった汚いものには
盛鶴延先生が
おっしゃっていたように
なかなか自分の力では
出すことが出来ないものがあります。
私の場合、
特に自分の力で出すことが難しいのは
自分で自分を責める感情です。
どうして
ああいうことをしてしまったのだろう。
どうして
ああいうことを言ってしまったのだろう。
結構
うじうじ考えます。
そういう場合、
私の経験的には
相手はあまり覚えていない
場合が多いようですが、
―――
実はこれは逆もしかりで、
私も人に言われて
そんなこと、あったっけ?
と思うことがよくあります。
また逆に、
相手に失礼なことをしておきながら
自分では全く
記憶がない場合もあります。
そして
こちらのパターンの方が
圧倒的に多いと思います。
ごめんなさい……。
―――
ただ、自分としては
自分がしてしまったことを
忘れることができません。
そしてその感情は
なかなか消えません。
辛い・・・。
ただ、
そういう感情を
持ち続けていると
胸のところが
詰まってきたりするので、
良くないことも
わかっているのですが、
なかなか流すことが難しい。
そんな時、
先程の盛鶴延先生のお話を聞きました。
私はこのお話を聞いた時、
身体という器に
水がなみなみに入っていて
そこに
「キレイなもの」が入ってきて
ざーっと
身体に溜まっていた水が溢れ出る。
そんなイメージガ浮かびました。
そして
ものすごく納得したのです。
***
それからしばらくして、
少ししんどいことがあり、
ふと、
この盛鶴延先生の
お話を思い出しました。
いつも站桩功(たんとうこう)をする時は、
チベットのマントラを聞きながら
しているのですが、
―――
実は私、站桩功が結構好きです。
―――
いつものように
站桩功をする時、
マントラが後ろで流れている
という感じではなく、
マントラを聞いている時、
たまたま站桩功をしている
という意識でやってみたのです。
このニュアンスの違い、
伝わりますでしょうか?
つまり、
站桩功はするのが目的ではなく
身体の中に
キレイなマントラを
入れることを目的としたのです。
そして、
ただぼーっと站桩功をしながら
マントラが身体に入ってくる感じを
イメージしながら聞いていました。
で、その結果、
本当にに「キレイなもの」が
私の身体に入ってきて、
邪気が身体から
溢れ出ていったのかどうかは
正直よくわかりませんが、
なんとなく楽しかったです(笑)。
まず、
気持ちが軽くなりました。
そして
しんどい思いがあったから
していたのに、
站桩の後、
全く別のことを、
あの本、どこにあったっけ?
とか、
冷蔵庫にあれあったっけ?
とか
悩んでいたこととは
全く別のどうでもいいことを
考え始めていてたことです。
面白いなっと思いました。
では、また!
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