
気功と因果|自分を愛することと因果についてお伝えします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。
40代半ばの女性でしょうか。
初めて参加された方ですが、
ずっとニコニコとしながら
盛鶴延先生のお話を聞かれています。
盛鶴延先生も
その様子に気づかれていて
ずっと
ニコニコされていますね。
と声をかけられました。
彼女は
盛鶴延先生にそう言われて
初めて
自分がずっと
ニコニコしていたことに
気付いたようで
「そうですね。
なぜでしょう?」
と、ちょっと戸惑いながら
笑いながら
答えていらっしゃいました。
盛鶴延先生は
そんな彼女の様子を見ながら
ニコニコはいいですよ。
と言いながら
こうおっしゃいました。
ニコニコと笑っている。
それは誰のため?
それは自分のためですね。
そして
教室のみんなを見ながら
こうおっしゃいました。
多くのみなさんは
物事を逆に見ています。
因果の「果」だけを
見ています。
大切なことは
因果の「因」を
見ることです。
ニコニコするのは
誰のため?
周りの人のため?
違います。
自分のためです。
今日の私の洋服綺麗でしょう?
(と言いながら
ご自身の気功の服を
指差さしながら)
でもこれは
みなさんのため?
違います。
自分のためです。
全て
自分のためです。
自分を愛していること
自分を愛することは
全て自分のためです。
こういうことが
本当にわかったら
長生きしますね。
今回は
盛鶴延先生に教えてもらった
自分を愛することと
因果について
お伝えします。
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盛鶴延先生は
とてもおしゃれだと
私は思っています。
いつも
素敵な洋服を
着ていらっしゃるし
帽子や靴、鞄、
色々なものを
大切にされ
丁寧に手入れされて
いらっしゃいます。
自分の
好きな色
好きなデザイン
好きなものを
自分のために
身につけている。
そうおっしゃっています。
1つ1つを
こだわりをもって
大切にしていらっしゃることが
伝わってくるので
一緒にいて
こちらまで
心地よくなってきます。
そして
こういうことが
自分を愛すること
自分を大切にすること
なんだろうな
と思っていました。
でもどこか
完璧すぎて(!)
そうは言っても、
なかなか
そこまで手が回らないのよねぇ
と思っていました。
それが
ある出来事を通じて
私の中で
大きく意識が変化したのです。
***
ある日
ある喫茶店で
本の打ち合わせをした帰り、
盛鶴延先生に
「この近くに
ノートを売っているお店を
知らないか?」
と聞かれたのです。
気功教室で使うノートが
もう数ページで無くなるので
新しいノートを買いたい
とのことです。
ちょうど
帰り道に
大きな文房具屋さんが
あったので
そこで一緒に
ノートを探しましょう。
ということになりました。
ノートの大きさは
B5サイズです。
売り場にいくと
いくつか
B5サイズのノートが
あったのですが
どうやら
盛鶴延先生のイメージとは
違うようです。
罫線幅 が
6.0mm なのか
6.3mm なのか
微妙な
行線の太さや色などが
違うようで、
何冊もの
ノートを見比べて
いらっしゃいました。
その様子を
横で見ながら
実は私は
びっくりしていたのです!
私も
それなりに
ノートはこだわる方だと
思いますが、
ノートの残りが無い。
しかも、来週から
新しいノートが必要!
という状況だったら
「まぁ、
この辺でいいか」
と妥協できる範囲で
選んでしまうと思うのです。
でも、
盛鶴延先生は
決して妥協せず
1つ1つ丁寧に
見比べて選ばれています。
そして最後、
これぞというノートが
見つかって
買われたのですが、
その選ぶプロセスも含めて
このノートの記憶として
大切に
されている気がしました。
その姿を見ながら
自分を
愛するということ
自分を
大切にするということ
そして
因果の「因」を見る
ということ
がなんとなく
ぼんやりと
わかった気がしたのです。
多分、
気功教室の
後ろに
ぽんと置いてある
ノートの
罫線の太さも
誰も気づかないに
気にしないと思います。
しかも
おしゃれなノートでも
高級なノートでもなく
どこにでも
売ってそうな
普通のノートです。
でも
そのノートが
雑に適当に選ばれた
ノートではなく、
時間をかけて
丁寧に選ばれた
ノートである
ということは
何かが
変わってくる。
と思ったのです。
***
こういうことが
本当にわかったら
長生きしますね。
とおっしゃった
盛鶴延先生の言葉の意味が
今も
本当の意味では
理解していないと思うのですが、
それでも
少しだけ
その
優しさとか
温かさとか
楽しさを
実感した気がしました。
今、
気功教室のノートは
その時のノートから
何冊目かに移り変わりました。
あの以降、
一緒にノートを
買いに行ったことは
ありませんが、
きっと
盛鶴延先生は
毎回、
丁寧にノートを
選んでいらっしゃるのだろうな
と思っています。
そのためか
教室のノートを見るたびに
ふっと
嬉しくなるのです。
もし
教室に来られた際は、
ぜひ
教室の後ろに
さりげなく置いてある
ノートを見てみてください。
本当に
普通のノートですが、
ちょっとだけ
楽しい気持ちに
なるかもしれません。
では、また!
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