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気功と原理|動きのある気功法と動きのない気功法の基本原理についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

気功に興味がある。
気功を始めてみたい。

そう思う人も
いると思います。

ただその時、
何から
どう始めたらよいか、
悩むのでは
ないでしょうか。


実は、
気功を
始めるにあたって

何から
どう始めるか。

盛鶴延先生の
言葉で言うと、

どこから
気功の世界に
入っていくのか

はとても
大切なのだそうです。

なぜなら、
気功法の中には
効果が出やすい方法もあれば

効果の出にくい方法もあります。

例えば
初心者が
上級者の気功法を行なっても
なかなか効果が出ません。

しかし、
中国5千年の歴史からなる
気功には
様々な流派があります。

しかも
その数は
3千種類とも言われています。

その中から
どの流派の
どんな気功から
始めたらよいのだろう。

悩みます。

盛鶴延先生は
この気功を学ぶ入り口
について
こうおっしゃっています。

私は、
上海にいた頃、

WHO衛生教育医学新聞社にて
『上海大衆衛生報』の
編集委員・記者を
7年間していました。

その時、
幸運にも
何千年も続く
様々な気功の流派の先生に
直接お会いして
勉強する機会に
恵まれたのです。

その経験と
自分の修行の経験から

初心者が学ぶにあたって
大切な
5つの気功法の種類、

私の言葉で言うと
「5つの入り口」
をまとめました。
 
気功の入り口には
順番はありませんし
 
5種類全ての
気功法を
万遍なく行う必要は
ありません。
 
ただ
この5種類の気功法を
行えば
気功の道に
入りやすいのです。

そして
この5つの入り口は
大きく

動きのある気功法と
動きのない気功法

の2つに分かれます。

具体的には

動きのある気功法
・甩手(せいしゅ)
・動功(どうこう)
・自発動功(じはつどうこう)

動きのない気功法
・站桩功(たんとうこう)
・静功(瞑想法)

です。

今回はこの
動きのある気功法と
動きのない気功法の
基本的な原理について
お伝えいたします。

***

盛鶴延先生は
その著書の中で
この5つの入り口の
動きのある気功法と
動きのない気功法の
気功法の原理について
こう語られています。

分かりやすくするために
コップの水を
例にとって
説明しましょう。

最初、
コップの中に
キレイな水が
入っていたのに

いつの間にか
いくつかの
汚れた黒い塊が
入ってしまったとします。

黒い塊は
水の中に浮いています。

最初の
キレイな水の状態が
元のよい状態で

黒い塊がある状態が
いわゆる病気の状態です。

気功で
治療をするということは

コップの水を
元のように
きれいな水の状態に
することです。

では、
そのためには
どうしたらよいのでしょうか。

まず
動きのある気功法

甩手、
動功、
自発動功

で黒い塊を
細かくします。

これは
コップの蓋をして
ブルブルと揺らすことと
似ています。

すると
固まっていたものが
次第に溶けて
分散し
コップ全体に
満遍なく
行き渡るようになります。



塊が
細かく分散すると
気の流れが
よくなります。

そうして
分散された
いくつかの塊は

動きのある気功法で
身体の外に
出すことができます。

そうすると
症状が
改善されてきますね。

次に
動きのない気功法

站桩功
静功(瞑想法)

で細かくなった塊を
コップの底に沈殿させます。

一定の時間
静かに瞑想を深めると

だんだん
身体の中の不純物が
コップの底に沈殿していきます。

そして
コップの水が
上の方からキレイになっていきます。


毎日
少しずつ
不純物を分解して
下に沈殿させると

底に沈殿した
不純物は

コップの底から
サラサラと
身体の外に出ていきます。

人間の場合は
それは手の先、
足の裏からです。

不純物が出てしまうと
元のいい状態に
戻ることができます。

これが基本的な原理です。

***


私は
この話を最初に聞いた時

なんと
分かりやすいのだろう!


と思いました。


いろいろな気功法があり
それぞれに
特徴がありますが

まずは
盛鶴延先生がおっしゃる通り、

5つの入り口の
動きのある気功法
(甩手、動功、自発動功)


動きのない気功法
(站桩功、静功)


それぞれの原理を
ざっくりと理解してから

気功を学び始めると
イメージがしやすく
やっていることの
意味がわかりやすい気がします。

もちろん
この先には
それぞれの気功法の特徴や

動作、呼吸、意識

などがありますが、

まずは
ざっくりと。

その上で
自分の好きな気功法、
やっていて
楽しい気功法を

1つ、2つ
続けてみると
楽しい気がします。

因みに
私は

朝は
動きのある気功法を
2つ、3つ。

夜は主に
動きのない気功法を
1つ

しています。

しかし
練習の方法や
何をするかは
人それぞれです。

気楽に楽しく
続けられそうな方法が
一番よいと思います。

では、また!

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