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気功と悟信|1万回ではなく、1万3回やった時に初めて見える世界についてお話です。

気功ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

「僕は、ある意味、
 特別な人かもしれません」

ある日の気功教室で
盛鶴延先生は
こうおっしゃいました。

えっ?

少し驚きました。

なぜなら、
その言葉のトーンが
話している内容とは裏腹に
悲しそうな、
寂しそうな
トーンだったからです。

盛先生は
続けてこうおっしゃいました。

普通の人は
1万回まではやります。

でも1万3回まではやらない。

でも僕は
気功の見えない世界を
信じて1万3回までやったから
そういう意味では
特別な人なのかもしれません。

よく

人が1万回やるなら
1万1回やろう。

その最後の1回が
夢を叶えるかもしれない。
諦めるな。

そういう話があります。

それはそれで
事実だろうと思いますが、

盛鶴延先生が
この日、おっしゃったのは
そういう話とは
少し違うように感じました。

人は
1万回まではできる。
でも、
1万3回までやる人はいない。

でも1万3回やった時に
初めて見える世界がある。


気功の見えない世界を知るという事は
そういうものだと
事実として
そうおっしゃっていた気がします。

今回はそんな、
1万回ではなく、
1万3回やった時に
初めて見える気功の世界と、
そのためにどうしたらよいのか
についてお話します。


***



盛鶴延先生はいつも、

気功は
バカにならないとできない。

とおっしゃいます。

それはIQが低いという意味の
バカではなく、
見えないものを
信じやれることです。

そして、

子供は先生だね。

ともよくおっしゃいます。

実は、は私は盛先生は
子供が好きなんだろうなと
思っています。

というのも、
教室の生徒さんが子供を連れて
来られた時など、
盛先生は
本当に楽しそうに面白そうに
その子供達を見ていらっしゃるからです。

その目があまりにも優しいので
本当にお好きなんだろうなっと
思っているのです。

そんな盛先生が
こんなことをおっしゃいました。

子供は面白いね。

夢中で何かをやっていて、
お母さんに
「そんなことをしたらダメよ」
と叱られると、
その時は、やめる。
 
でも、

お母さんがいなくなったら
またやり始めるね(笑)。

子供はやりたいことを
やっているね。

子供は先生だね。

私は昔、
多分小学校2年生ぐらい
だったと思うのですが、

なぜか
土団子作りに
夢中になっていたことがあります。

土を
ただ固く丸めるだけなのですが、

わけもなく、
綺麗な真ん丸の
土団子を作りたくて
一生懸命作っていました。

そして、なぜか
少し高いところから落としても
壊れないぐらいの
固い団子にしたかったので、

土の種類や水分量など
いろいろ工夫しながら
夕方、暗くなって
手元が見えなくなるまで
一生懸命作っていました。

しかも、
寝ている時も、
ふと、
「土団子が
 この寒さでひび割れしていないだろうか」
とか心配になったり、

―――
そういう場合は
だいたい割れています・・・。
―――

水の量を変えたら
もっと固くなるのではなるのではないか?
と思ったりしていました。

母はそんな私に
何も言いませんでしたが、

より固い土団子を作るために
家の軒下に潜り、
色々な種類の土を集めたり、
泥水を使って固さを調整したりしていたので、
いつも洋服は泥だらけだったので
決して良い顔はされませんでした。

今から思えば
本当に
なぜ?と思うような
バカらしいことなのですが、
でも
夢中になっていたのです。

しかも、
綺麗な真ん丸の固い土団子を作りたい
という大目標は掲げていましたが、
それが達成されたら
何なんだとものなのですが、
没頭してやっていました。

盛鶴延先生のお話を
お伺いしながら
ふっと
あの時の
あの感覚を思い出し、

もしかしたら、
盛先生のおっしゃる
信じて
バカになってやる
というのは
ああいう感覚?

と思いました。


***

普通の人は
99,99999% まではやるけど
最後の100%まではやらない。

でも100%までやると
神からの恵みが与えられる。

そう盛鶴延先生はおっしゃいます。

その時の
天と自分がつながった状態の証明を
悟信(ごしん)というそうです。

盛鶴延先生は
著書にも書かれていますが、

2010年10月16日、
ご自宅で気功をされている時、
第3の目のところに
円い鏡が出てきたそうです。

また、

カバラでも
コンクリートの壁に
針のような小さな穴を開け
そこから覗くのがあるけど、
あれと一緒だね。

小さな穴から覗くと
広い世界が見える。

そうおっしゃいます。


もちろん
私にはそれがどんな世界なのか
わかりませんが、

いつか、
悟りたい、覗いてみたいと
思っています。

そのためには、
1万回ではなく、
1万3回やること、

99,99999%ではなく
100%まで
すること。


そうわかってはいても、

自分が今
68%なのか、
88%なのか、
99%なのか、
99,9999%なのか
自分ではわかりません。


でも、

誰でもやれば必ずできる。

そして、

子供は
失敗しても
失敗と思っていないね。

自転車も
転んでも
次の瞬間、起き上がって
またこぎ出しているね。


という
盛鶴延先生の話を聞くと
ふっと肩の力が抜ける気がします。

頑張りましょう。

では、また!

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