見出し画像

気功とはじく力|盛鶴延先生に教えてもらった「嫌いなものをどんどんはじく」生き方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生は
こんなお話をされました。

人間には
嫌いなものを
はじく力がありますね。

いくつかの中から
好きなものを選ぶより

嫌いなものを
はじく方が
判断が速いですね。

そうして
嫌いなものを
どんどん
はじいていくと

最後、
良いものが
残りますね。

そして
こうおっしゃいました。

邪気も
嫌なものだから
わかりますね。


盛鶴延先生は

これは
動物として
人間の本能ではないか

ともおっしゃっていました。

生き抜くために
危険を避ける。
毒物を避ける。

そうして
嫌なものを
どんどん避けてきて
生き抜いてきたのが
私達の祖先かもしれません。

そう考えると

嫌いなものを
どんどんはじくという
見方によっては
消極的に感じる行為も

実に
積極的な
生き方に感じます。

今回は
盛鶴延先生に教えてもらった
嫌いなものをどんどんはじく
生き方について
お伝えします。

***

前にもちらっと
書いたことがあるのですが、

盛鶴延先生に
本の表紙案や、
イラスト案を
お見せする時、

ーーー
そういう場合
複数案を用意して
選んでいただくのですが、
ーーー

パッと
選ばれます。

まず
大きなテーブルに
持参した全ての案を
並べるのですが、

盛鶴延先生は
パッと
ご覧になったかと思ったら

次の瞬間、

ぱっ
ぱっ
ぱっ
とNOの候補案を
横にはじかれます。

瞬殺です。

そして
最後1つ残る…、
といいのですが、

往々にして
全てはじかれてしまうことが
あります。

ひぇーーー!

もちろん
もう一度
探し直し、やり直しです(涙)。

ただ、
候補案を
ぱっ,ぱっ、ぱっと
はじいていく姿を
見ていると、

まるで
キレッ、キレッの
殺陣を見ているようで
思わず見入ってしまいます。

斬られている立場なのにーーー。

ただ、
はじき終わった後
理由をお伺いすると

どの1つ1つにも
うなるような、
自分では
全く見えていなかった
はじかれた理由が
あるのです。

そして
その視点で
改めて
はじかれた案を
見てみると

今までは
良いと思っていた
表紙案やイラスト案が

まるで違うもののように
見えてきます。

***

私自身
気功をし始めて
大きく
変わったことは

この
嫌いなものをはじく

ようになったことではないか
と思っています。

子供の頃から
なぜか
「嫌いと言うことは
 よくないことだ」
と思い込んでいて

いつの間にか
無意識の習性となり

嫌い

と感じる前に
嫌いという感情に
蓋をするように
なってきた気がします。

それと
関係あるのか
ないのか
わかりませんが

食べ物の
好き嫌いも
ありません。

もちろん
アレルギーなどが
ないおかげだと
思いますが、

昔から
「嫌いだから残す(はじく)」
という事自体
遠ざけてきた気がします。

なので
盛鶴延先生から

嫌いなものを
どんどんはじく

と話を聞いた時は
新鮮でした。

しかも

嫌いなものを
どんどんはじくと
よいものが残る

という話は
ちょっと驚きでした。

そして
それから
少しずつ
自分の中の

違和感

を大切にするように
なったのです。

今の私には
盛鶴延先生が
表紙案を
ぱっ
ぱっと
はじいた時のように

自分の中で
何が違和感なのか
その理由までは
わかりません。

ただ

なんとなく
違和感を感じる。

ちょっと
嫌な感じがする。

その感覚を
今までのように
流すことなく
受け止めるようにしました。

といっても
どれも
本当に些細なことです。

例えば
メールを出そうとして
文章も既に書き終え
内容にも問題ない。
後は送信するだけ。

なのに

何か
わからないけど
ひっかかる。


そんな時、
今までは
「でも今日までに
 このメールを
 出さないとだめだから!」

と微かな違和感なぞ無視して
送信してしまっていたのですが、

そして
送信したからといって
何かが起こるわけでも
なかったのですが、

今は一旦
時間をおくことにしています。

だからといって
これまた
何かが
起こるわけでも
ないのですが(笑)。

でも
そんな風に

嫌いなものを
どんどんはじく

違和感を大切にする

ようになったおかげで
何かが
大きく
変わっている気がします。

いつか
盛鶴延先生のように

自分が
何をはじいているのか
解る時がくるといいな
と思っています。

では、また!

====
もしよろしかったら、「スキ」「フォロー」をお願いいたします。励みになります!
====























いいなと思ったら応援しよう!