気功と施術｜人に施術をするための訓練法についてお伝えします。

気功　ブログ｜
中国正統派気功老師　盛鶴延先生の気功教室（毎週木曜日、東京自由が丘で開催）のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

＊＊＊

カナ（仮名）さん！

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されているのですが、

エステシャンの
カナさんは
仕事の関係で
いつも
少し遅れて
参加されます。

その日も
少し遅れて
教室に入ってきたのですが、

その姿を見た
盛鶴延先生は
明るく
声をかけられました。

カナさん。
元気そうだね。

盛鶴延先生の
気功教室は
名簿もなく
予約の必要もなく

いつでも誰でも
来たい時に
ふらっと
自由に参加できます。

そのため
通常、
参加者同士、
名前はわからないのですが、
カナさんだけは
盛鶴延先生の
息子さんと
小学校が同じだったということで
名前で呼ばれています。

カナさんが
教室に来たことで
エステシャンの話に
なりました。

盛鶴延先生は
以前、
足裏マッサージ、
リフレクソロジーを
全世界で展開している
チェーン店の店長さん達
３００人を集めての
講義をされたことが
あるそうです。

盛鶴延先生は
カナさんに
こうおっしゃいました。

以前、
足裏マッサージの
店長さん達に教えた時、

皆さんが
口々に言っていたのは

20時とか
遅い時間になると
お客様の邪気が
手から入ってきて

手首とか
肘とか
肩とかが
痛くなる。
どうしたらよいか。

ということでした。

でも、
健康な方は
邪気が手を上ってきません。

では、
なんで？
ということです。

それは
圧力が違うからです。
健康な方は
圧力が高いから
邪気が上ってこないのです。

そして
カナさんを見ながら
続けてこうおっしゃいました。

でも
夕方、
特に夜遅くなると
疲れますよね。

時間が遅くなると
身体の力が弱くなるので
邪気が上がってきます。

だから
どうしたらよいのかを
彼女達に
教えたのです。

１つは仏教系の方法。
もう１つは道教系の方法。
カナさんは
道教系だから

とおっしゃって、

（とここで私は
　そうだったんだ！
　とちょっろ興奮してしまった（笑））

片手ずつ交互に

例えば
右手だったら
右斜め上から
左斜め下に
手を刀のように
振り落とす甩手を
やって見せてくださいながら

こうして
はっ、はっ、はっ、はっ、
と甩手をして
強くなったら
邪気は入ってきませんね。

とおっしゃいました。

今回は
人に施術をするための
訓練法についてお伝えします。

＊＊＊

盛鶴延先生は
教室のみんなに向かって
こう話を続けられました。

私の知り合いの
鍼の治療院の先生は

毎朝、
治療に行く前に
ボクシングの
サンドバックのような大きさの
石が入った布袋に向かって

先ほどの甩手
（両手を交互に振り下ろす甩手）
を2000回するそうです。

そうして
治療院にいくと
治療が楽なのだそうです。

自分の仕事の力が
100だったら、

仕事前に
200までのパワーを作ることが
必要です。

200のパワーがあると
100のパワーで
仕事をするのは
楽ですよ。

でも
それをやらないと
仕事で
100の力を使うと

あなた自身のパワーが
下がってしまいます。

気功の目でみると
そういうことです。

こういう
世界に入りたいのだったら

とおっしゃいながら
また
交互に両手を振り下ろす
甩手をして
みせてくださいながら

こういうことを
ぱん、ぱん、ぱん、ぱん
やることが必要ですよ。

＊＊＊

帰りがけに
カナさんと
少し雑談しました。

カナさんの仕事には
早番と遅番が
あるらしく、

遅番の時は
21時まで
施術をするそうです。

「だから
　早番の時しか
　気功教室に
　来られないのですよ」

と言われていました。

そんな
カナさんの話を聞きながら

カナさんは
何も言われていなくても、

盛鶴延先生は
そういう
遅番も含めての
カナさんの
仕事のサイクルを
全て
見えていらっしゃるのでは
ないかなと思いました。

私自身は
施術などは行っていませんが、

このお話を聞いてから
私も仕事の前、

しっかりと
パワーを貯めようと
思いました。

どんな時も
自分に200のパワーがあれば
100の力を出すことは
楽になるし

何より
自分自身に
ゆとりが生まれる気がします。

毎日の気功。
大切ですね。

では、また！

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