気功とは「気」から「功」に成ること。だから難しい。
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室で習ったことや、盛先生のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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気功は、自分で自分を治療する方法です。
気功は中国健康文化のひとつで、歴史的には、鍼や指圧などの治療法よりもずっと古いものです。
ただ、気功という言葉が使われ始めたのは、約70年くらい前からだそうです。それまで気功は長い間「気」だけで表されていました。
それも、
「氣」
「炁」
などの難しい文字を使っていました。
いづれも本質は同じで
宇宙エネルギー、
宇宙の中の姿かたちのないもの
を指しています。
気功という言葉には「気」と「功」の2つの意味があります。
「気」はエネルギーのこと。
「功」は特別な能力のこと。
気功の「気」には
身体の内側に感じられる内気と、
身体の外側に感じられる外気があります。
外気には、
例えば
空気など目に見えない気
いろいろな生物や植物、動物が発散する気
宇宙の根源の気
があります。
気功は、
そういう目に見えない外気を身体に取り入れる方法、
そして取り入れた外気を、内気に変換する方法です。
外気を取り入れ、内気に変換すると、身体の中の気の流れが強くなってきます。いわゆる「気が養われる」のです。
こういうと少し難しい感じがしますが、森林浴を想像いただけるとなんとなくイメージできると思います。
目に見えない森林の気を身体に取り入れることによって、元気になる。そんな感じに近いです。
そう、盛鶴延先生はおっしゃいます。
気功は誰でもできます。
動作も易しく、動作を覚えるだけだったら30分もかからないと思います。
しかし、続けるのが難しい。
それこそ盛先生がおっしゃる通り、続けて「気」から「功」に成ることが難しい。
だからこそ、いつか「気」から「功」に成ることを目指して努力する日々が、大切な気がします。
ではまた!
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