
気功と練習|気功の奥義と練習についてお伝えします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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気功の奥義の中でも
「角度」は
とても重要なものです。
例えば
三円式站桩功
(さんえんしきたんとうこう)。
三円式站桩功は
両手でお腹の前に
大きな
丸い気のボールを
抱えるようにして
立つ気功法なのですが、
この時、
両手の角度が重要です。

角度が正しいと
丸い気のボールの
エネルギーを感じたり、
下丹田に
気が集まってくる
感じがしたりします。
盛鶴延先生は
この角度について
こうおっしゃっています。
エネルギーが入る角度
がありますね。
惑星が
太陽の周りを回る角度も
同じです。
宇宙には
決まった法則があるのですね。
こういう
角度に関する奥義を
知っていると、
站桩する時
気が入ってきやすくなります。
ただ、
私の場合は
知ってはいても
毎回、
びしっと
気が入ってくるわけでは
ありません。
多分、微妙に
角度がずれているのだと思います。
そして
それが毎回、
同じ角度でできるようにするのが
日々の練習なのだと思います。
因みに、
盛鶴延先生の
三円式站桩功は
本当にすごいです!
その瞬間、
カチッと
音が聞こえる気がします。
一瞬で
三円式站桩功の型が
ぴたっと決まり、
当たり前ですが
毎回、同じ形です。
写真を撮って重ねたら
ピッタリ
重なると思うぐらい
(多分、重なると思う・・・)
同じ形です。
この盛鶴延先生の
三円式站桩功を
見せていただく度に、
「このレベルになるまでに
どれほどの
練習をされてきたのだろう」
と感じ入ります。
盛鶴延先生はよく
知識だけあっても
実際に
自分で気功を
行えるようにならないと
少し足りませんね。
なぜなら
それは
頭で理解しただけの
世界だからです。
それでは
気功の本当の世界を
理解することはできませんね。
とおっしゃいます。
まさに
その言葉を
体現されている
三円式站桩功なのですが、
その姿を見ながら
「盛鶴延先生のレベルには
なれないとしても
少なくとも
毎回
ピタッと
同じ形が決まるレベルまで
練習した先に
気功の本当の世界が
あるのだろうな」
と思っています。
今回は気功の奥義と
練習についてお伝えします。
***
私は
夜寝る前に
站桩功の練習をするのですが、
自分では
それなりに
練習しているつもりでいても
毎回、毎回、
感じ方が違います。
ピタッと
定まることができないのです。
角度も意識している。
形も意識している。
でも、
微妙に揺れるのです。
定まっていないことは
やっている自分が
一番わかります。
というのも
ずっとやっていると
たまにですが、
それも
とても短い時間ですが
わぁーっと
気を感じる時が
あるからです。
ただ、
その感じ方は
まちまちです。
ある時は
ぶわーっと
身体が膨らんでいく
ような感じがしたり。
ある時は
下丹田に
気がずーんと
集まっていく感じがしたり。
それが
正しいのか
間違っているのかも
わかりませんが、
この感じ方が
まちまちである
ということ自体も
揺れている
という証拠だろうな
と思っています。
でも
何も感じないよりは
感じる方が面白く
それはそれで
楽しんでいます。
ある時、
盛鶴延先生に
こう言われたことがあります。
気功には
功法(こうほう)と
功利(こうり)が
あります。
功法は
形の部分です。
功利は
奥義の部分です。
功利を知っていると
進歩が早くなりますね。
確かに
私の進歩は
ゆっくりかもしれませんが、
それでも
全く功利を知らない、
例えば
角度の奥義を知らない
場合と比べたら
進歩はしているのだろうな
と思うのです。
というのも、
少なくとも
角度を知っていて
その微妙な
1度、2度のズレを
調整しながら
練習しているのと
角度が大切ということを
全く知らずに
練習するのでは
自ずと結果が
違うと思うからです。
あとは
練習するだけなのだと思っています。
時間は
かかるかも知れませんが、
いつか
辿りつけるのではないか。
少なくとも
道に迷うことなく
練習していけることは
とても気楽で楽しいことだと
思っています。
では、また!
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