気功の効果は、忘れた頃にやってくる!?
盛鶴延先生の気功教室に参加されている方に、気功を学ぼうと思ったきっかけや体験してみた感想などをお伺いしました。
今回は、私が40代で気功を習い始めた頃の体験談です。
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身体をデザインする。
という言葉を、スポーツジムの宣伝とか、本のタイトルとか、いろいろなところで見かけます。
自分がなりたいと思った身体に、
自分の身体をデザインする。
トレーニングする時も、
ぼーっとするのではなく、
ここに効いているな、と意識しながら行う。
身体のデザインについては
論文なども書かれていて、
これはこれで、科学的に証明された世界だと思いますが、気功の世界とは違います。
むしろ全く逆な気がします。
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私の体験からいうと、
気功を習い始めた当初、
自分が何をしているのか全くわかりませんでした。
その当時の友達との会話を覚えています。
私はもともと
音楽をかけても、
そのイントロで寝てしまうぐらい
寝付きがよい方なのです。
なので、
睡眠に対する悩みは特にはなかったのですが、
気功教室にいった日の翌朝、
ものすごく目覚めがよいのです。
質の良い、深い眠りをした翌朝のような感じで、スッキリと快適な目覚めなのです。
自分では何をしているかもよくわからず、
ただ、盛先生の真似をしてやっているだけなのに、なぜだか翌朝の目覚めがいい。
不思議だなぁと思って
通っているうちに、
整体師さんからも
「これはすごいわ」
と呆れられたぐらい頑固な肩こりがなくなっている。腰痛もなくなっている。
今も、編集という仕事柄、
四六時中パソコンに向かい、
座り続けているわけですが
肩こり、腰痛とは無縁です。
(これは本当に感謝しています!)
さすがに
長年気功を続けているので
気功の効果や
甩手(さいしゅ)の凄さも理解していますが、
でも、自分でも面白いなと思うのは、
私が気功を始めた頃、何にもわからず、ただ盛先生の真似してやっていただけなのに、しかも、自分では睡眠の質をよくしたいとか、肩こりを治したいとかも思ってもいなかったのに、いつの間にか良くなっていたことです。
つまり
身体をデザインする
というアプローチと、気功は逆なんだと思います。
身体をデザインする場合、
最初にデザインしたい自分があります。
そして、通常、無意識に行っている動作を意識していきます。
例えば甩手(さいしゅ)の場合、
自分はどのように手を前後に振っているのか、
肩甲骨と腕の連携はどうなっているのか、
などを意識し、言語化していきます。
一方、気功は
意識することを止めて、
ああなりたい、こうなりたいも忘れて、
ぼーっとして、ぼーっとして
朦朧とした意識で気功をします。
そうして単純な動作を繰り返していると
いつの間にか、私のように
自分でも気づいていなかったところが変わっていくという感じです。
でもこれはあくまでも私の場合で、
気功教室にした翌日にすぐに効果を感じた!という方や、杖をついて気功教室に来て、帰りに杖を忘れて帰ったという方もいるので、気功の効果は本当に人それぞれみたいです。
ではまた!
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