気功と相転移|「無」と「有」の間について、相転移の視点からお伝えします。
気功を習う|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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気功を学び始めると、
気功が強く影響を受けている
道教に関心が向きます。
盛鶴延先生も
折に触れて
道教のお話しをされます。
ある日の
気功教室のことです。
盛鶴延先生は
道教の大きなテーマである
「無」と「有」について
こうお話しされました。
そして、
香り気功の初級の
最初の気を練る動作をされながら、
話を続けられました。
香り気功の初級の
最初の動作は、
お腹の前で両手を向かい合わせて
両手の間を遠ざけたり、
近づけたりする動作です。
よく中国の手打ち拉麺で
麺を引き伸ばしたりする
動作がありますよね。
あれと似ています。
両手を遠ざけながら
気を伸ばしたり、
両手を近づけながら
気を小さくしたりしながら
気を練ります。
そして
盛鶴延先生は続けて
こうおっしゃいました。
今回は、
道教の大切なテーマである
「無」と「有」の間について
相転移の視点からお伝えします。
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盛鶴延先生は
香り気功の初級の
最初の動作をしながら
話を続けられました。
そうして
教室のみんなを
ご覧になられたのですが、
私をはじめ、
参加したみんなも
無と有の間のことを
知りたい。
わかりたい。
でも、
わからない!
という顔をしていたのだと思います。
少なくとも
私は全面的に
そんな顔をしていました。
そんなみんなの様子を見ながら
盛鶴延先生は
話を続けられました。
そして更に続けて
こうおっしゃいました。
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この話を聞いていた時、
ふっと、
中学校の教師をしている
友人の話を思い出しました。
彼女と何かの話の流れからか、
荒れるクラス、
学級崩壊の話になったのです。
その時、
彼女はこんなことを言ったのです。
「クラスが荒れてしまってから
誰もが気づく段階になってから
一生懸命
手を打っても遅いんだよね。
クラスが荒れ始める時は
必ず、
小さいけれども兆しがある。
担任は、
その小さな兆しを
見逃さずに
すぐに手を打たないといけない。
でも、その兆しを見逃し
手を打たずにいると、
少しずつ、少しずつ
クラスは崩壊していって、
気づいた時、
表面に出てきた時には
もう手をつけられない状態に
なってしまっているのだよね」
気功とは
関係のないといえば
関係ない話ですが、
しかし、
何もなかったところから
学級崩壊という有事へ変化の様子が、
この
無から有への変化の話と
なんとなく似ている気がしたのです。
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盛鶴延先生は
先ほどの
水から水蒸気への変化について
続けて、
こう説明してくださいました。
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このブログを書いている今日は
冬至です。
北半球では
一年で最も昼が短い日です。
陰極まりて陽を生ず。
陰から陽に変化する日です。
そしてこの冬至を境目に
太陽の力が徐々に強まっていきます。
盛鶴延先生の
お話しをお伺いしていると
無から有。
陰から陽など
難しい話は
わからない。。。
と、思って
思考停止になりがちなのですが
そうではないよ。
目の前に
ヒントはあるよ。
ただ、それを見ていないだけ。
見方を知らないだけ。
大丈夫。
と励まさる気がします。
お互い、頑張りましょう。
では、また!
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