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気功と方便|1人、1人、宇宙エネルギーとつながる方法は違います。なぜなら1人、1人、星の形が違うからです。

気功ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談など、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

気功とは
人と宇宙エネルギーの関係を
強くする方法です。

宇宙のエネルギー、
自然界に存在するエネルギーとつながり、
自分の身体の中に取り入れる方法です。

そして
気功は方便法だと
盛鶴延先生はおっしゃいます。

気功は方便法ですね。

個人、個人、
宇宙エネルギーとつながる方法、
悟る方法は違います。

それぞれの方便ですね。


仏教用語では
方便は
真実に近づくための「巧みな手立て」
という意味です。

お釈迦さまが説法をされる時、
例えば、
お魚やさんには、お魚にたとえて説き、
お肉やさんには、お肉にたとえて説きました。

この、相手の立場にたって、
わかりやすく説明することが方便です。

皆、それぞれ
1人、1人、
星の形が違います。

星の形が違うから
必要なものも、
補うものも違います。

皆、それぞれ
その人、その人に合う
気功法をするのがいいね。

そう盛鶴延先生はおっしゃいます。

今回はそんな
気功の方便法のお話を
私のちょっと苦い体験を
交えてお伝えします。

***

今から
15、6年ぐらい前、
ちょど私が気功を
習い始めたばかりの頃のことです。

どこかに行くために
友人と私と、
そしてその後ろを
盛鶴延先生と別の生徒さんと
一緒に歩いていました。

その友人は
中学校時代からの友達で
普段は新潟に
住んでいるものですから
久しぶりの再会に
盛り上がりながら
歩いていたのですが、

ふと、盛鶴延先生が
友人に

あなたは
少年のような背中なんだね。

と言われたのです。

えっ⁈

彼女も私も
驚いて振り返ったのですが、

もちろん
友人は大喜びです。

実は、盛先生は普段、
こういうことを
言われる方ではありません。

少なくとも
私はその時以外で、
そういう人の様態について
口にされたのを
聞いたことがないので、


盛先生が思わず
口に出してしまうぐらい
きっと友人は、
何か特別な背中だったのだと
思うのですが、

それも、
今だからそう思えることなのですが、

その時、私は
そういうことも何もわからず、
何も考えず、
つい、聞いてしまったのです。

私の背中は
どうですか?

***


こう文章で書くと
何となく
まずい発言だったな
ということが
伝わると思いますが、

その時の私は、

自分と同じ歳の、
中学からの親友と
一緒に並んで歩いていて、

その彼女が
少年のような背中と
言われたのなら、
隣にいる
私はどんな背中なのだろう。

ただ、そう思っただけなのです。

だから、
そのまま
ぽんと口にしてしまっただけなのです。

その時、
盛先生になんと言われたのか、
正確な言葉は覚えていないのですが、

―――
盛先生は
こういう時、
相手が傷つかないように
配慮されて発言されるので、
その場では
本人は何を言われたのか
気づかない場合が多いのです。
―――

でもしばらくして、
それもかなり経ってから、

彼女は彼女。
君は君。

あの時、
盛先生は
そうおっしゃったのだと
気づいたのです。

***


つまり、盛先生から

気功は方便法だよ。

と聞いた時も、

1人、1人、
星の形は違うんだよ。

だから、
1人、1人、
補うものは違うんだよ。

と聞いた時も、

なるほどと
わかったつもりでいましたが、
本当のところは
わかっていなかったのです。

だから、
誰かが

このパワーストーンは
あなたにおすすめかもね。

と言われたら

私は?

と思ってしまう。

誰かが

自発動、よく出ているね。

と言われたら、

私は?

と思ってしまう。


つまりそれは

1人、1人、
星の形が違う。

という
気功の世界のことを
本当の意味で
理解していないということなのです。

***

あの時の出来事は
私の中で
とっても苦い思い出です。

でも、
この苦い経験のおかげで、
その後、
私は何か大きなものに
守られてきた気がしています。

もし、
あの苦い経験がなかったら、
今も

私は?

と、無意識に
聞き続けていたと思います。

もちろん、
今も反射的に

私は?

と思う時もあります。

でもその都度、

あっ、
またやってしまった

と思えるようになりました。

これは本当に
大きなことです。

***


気功は方便法です。

1人、1人の
星の形を、
とても大切にします。

だからこそ、
私たちも
自分の星の形にあった
気功法を楽しめばよいのだと思います。


お互い頑張りましょう。

では、また!

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