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気功と偏差|気功と偏差(副作用)についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

先日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

20代の女性が
「はい!」
と手を挙げて質問しました。

盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で開催されています。

前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に盛鶴延先生と一緒に気功をします。

前半の1時間のお話の時間、
盛鶴延先生はみなさんに
「何か質問はありますか?」
とお尋ねになります。

多くの方は
質問と言われても
何をどう聞けばよいのか
戸惑ってしまうためか
質問が出てこなかったり
するのですが、

彼女のように
ぱっと
質問をされる方もいます。

彼女は
2〜3ヶ月前から
気功教室に通い始めた方です。

「とにかく
 色々な病気が多くて
 何をしても
 良くならなかったのです。

 でも
 気功を始めてから
 自分でもびっくりするぐらい
 良くなったのです!」

と言われていました。

そのこともあってか、
ある意味
気功に夢中になり、

盛鶴延先生が
この1ヶ月、
大腿骨の怪我で
入院されていた間も
熱心に気功の練習を
続けていたそうです。

彼女は盛鶴延先生に
こう質問しました。

「偏差(副作用)が
 出たみたいなのです。

 頭痛がするし、
 ぼーっとして
 ものを考えようと思っても
 集中できなくて……」

盛鶴延先生は
そう切々と訴える
彼女をご覧になりながら

どんな気功を
やっているの?

と尋ねられました。

彼女は
少なくとも3種類の気功法を
毎日やっているそうです。

1つは甩手(セイシュ)。
1つはぶらぶら気功。
そしてもう1つは
小周天(ショウシュウテン)気功
という瞑想法です。

それを聞いた
盛鶴延先生は
一言、こうおっしゃいました。

やりすぎだね。

そして
こうおっしゃいました。

例えば、
男性とお付き合いする時、
3人同時に付き合うと
大変でしょう。

まずは
1人の男性と
お付き合いすることから
始めた方がいいですよね。

そして
その人と付き合って
どうもしっくりこないな
と思ったら
次の人と付き合う。

そして
その人とも
しっかり付き合って
それでも、
というなら
3番目の人に行く。

そういうものでしょう?

気功も同じですよ。

まずは
1つの気功法をやってみる。

そして
自分に合ってきたな
馴染んできたな
と思ったら
次の気功法をやってみる。

そうして
ゆっくりゆっくり
気功法を
増やしていくのがよいですね。

そして
彼女に
優しく笑いながら、
こうおっしゃいました。

一度に3人の男性と
付き合うのは大変ですよ。

まずは1人ずつね。

1人ずつ
ゆっくり
付き合っていくのが
おすすめですね。

今回は
気功と偏差(副作用)について
お伝えします。

***

盛鶴延先生は
著書の中で
気功の偏差について
こうおっしゃっています。

気功に偏差が
あるのかと問われれば
偏差はあります。


では、大丈夫ですか、
と問われれば
大丈夫です。

ある意味
気功は大したもの、
なのです。

だからこそ、
しっかりとした
指導者のもとで
正しい気功法を
学んでいく必要がある
と私は思っています。


偏差の原因について
盛鶴延先生は
こうおっしゃっています。

偏差の主な原因は
意識、動作のやりすぎですね。

真面目すぎる。
緊張しすぎるのです。

例えば、
最初の3年間とかは
初級の段階です。

でも
自分では初級ではないと
思っていて、
もっと上のレベルの能力、

例えば、
霊的な能力とか
遠隔治療とか
望む方がいます。

そういう
自分が欲しい能力に対する
意識が強すぎると
身体がついていかないのです。

そして

気功で
色々な能力を得ることは
できますが、

それは
そういう段階に
入ってからの話です。

早すぎると
まだ身体が
ついてきていませんから
偏差がでてくるのです。

基本的に
気功は
ゆっくりゆっくり
行っていきます。

突然
深い道に入る。

熱心にやりすぎると
偏差が起きます。

とおっしゃっています。

***

私は
今も昔も
仲の良い気功の友人に

「頭、でっかちだね〜」

とよく言われます。

頭で考えて
気功を
やってしまうからです。

もちろんこれは
ぼーっとして
空になって行うという
気功の道からは
離れる方向なので
よくないのですが、

自分でも
無意識のうちに
「頭、でっかち」
になってしまっています。


いかん。
いかん。

でも、どうしても
こうした方が
もっと良いのではないか
などなど
色々考えてしまって
なかなか
そんな自分の欲を無くすことは
難しいのですが
(本当に!)

まずはこの道を信じようと。

そして信じたら

先を焦らず

ゆっくり
ゆっくり
楽しみながら
気功を続けていきたいな
と思いました。

では、また!

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