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気功と解像度|名医とは何かについて、気功の視点からお伝えいたします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

誰でも
病気になった時には
名医に診てもらいたい
と思うものだと思います。

私ももちろん思います。

でも、
いざ名医を探そうと思ったら
なかなか難しいですよね。

そもそも
名医とは
どんな先生を言うのでしょう。

ある日の気功教室で
盛鶴延先生が名医について
こうお話されました。

十人十色と言いますね。
人は十人いたら、
十人とも、みんな色が違います。

同じように
百人いたら百色。
千人いたら千色。
一万人いたら一万色。

それぞれを
見分けられるようになると
名医になれます。

今回は
名医とは何かについて
気功の視点からお伝えいたします。


***

一万人いたら一万色を
見分けられるようになる。

このお話をお伺いした時、
2つのことを思いました。


1つは
以前、このブログで
ちらっと
書かせていただいたことがあるのですが、

墨絵を描かれているという女性に
盛鶴延先生が言われた言葉です。

「墨の色って何色あるか知っている?」

と盛鶴延先生は
彼女に質問されました。

答えに戸惑っている彼女に、

「二千色だよ」

そしてこうおっしゃったのです。

同じ黒でも、
二千色のグラデーションがある。

気功をやっていくと、
解像度が高くなってくるから、
その二千色の
微妙なグラデーションを
識別できるようになるよ。


その話を聞いた時、
1つの黒色が
二千色のグラデーションで
見える世界って
とても豊かだろうなと
思いました。

そして
そういう解像度を持てるように
気功を頑張っていきたいなと
思ったのです。

そして
もう1つ思ったことは、
でも、自分は逆だったな。
です。

仕事をしていると
よくターゲットは誰?
という話になります。

「ターゲット像を
 明確にした方がよいよ」

「ターゲットは
 できるだけ広くとった方がよいよ」

よく人にも言われますし、
私も言っています。

しかし、
気功の視点で考えると、
これって、
十人十色の考え方とは
ベクトルの向きが真逆
なんだなと思いました。

「ターゲットを広くとる」
ということは

先ほどの
盛鶴延先生のお話でいうと、

黒色を
二千色のグラデーションで
見るのではなく、
黒色という一色で見る。
ということだと思います。

その1つの黒色の中に
二千人ものターゲットがいる。
それは
そのターゲットが広いね。

そういうことだと思います。

なるほど。
全く真逆だ。

もちろん
このマーケティング的な考え方が
良いとか悪いとか
そういうことを
言いたいわけではありません。

ただ、
時と場合によって
意識で解像度を
変化させることが出来るようになって、

ある時は
二千通りのグラデーションで見、
ある時は
黒一色で見る。

そういうことが
自由自在に
できるようになれたら
本当にすごい!
と思います。

***

先ほどの
名医のお話の際、
実は盛鶴延先生は
名医とは逆の
怠け者のお医者さんについても
こうおっしゃっていました。

お医者さんに行って、
あぁ。
それは老化ですね。
と言われると、がっかりします。

私はそういうお医者さんは
怠け者のお医者だと思います。

だって、それは
誰だって言えることでしょう。

血圧が高くて気になるのです」
「ああ、
 それは老化ですね」

「心臓の不整脈が気になるのです」
「あぁ、
 それは老化ですね」

誰でも言えますよね。

でも、
100歳に比べたら
60歳は若いでしょう。

それを全て
老化でまとめてしまっている。

そういうお医者さんは
怠け者のお医者さんですよ。

そして、
こうおっしゃいました。

何歳だから、とか
そういうことは忘れる。

何歳だから、とか
自分に言い聞かせていると
そうなってしまいます。

そういうことは
全て忘れる。

そういう
大バカものが、
長生きしますね。

その話を聞いた時、
私は、

よし!

私も
大バカもの、
ただのバカではなく
大バカもの
になるぞ!


そして、
百人いたら
百色で見えるように
なるぞ!

と強く心に誓いました(笑)。

だって
その方が
絶対に楽しそうじゃないですか。

では、また!

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