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気功と自発動|身体の内側から緩める自発動功についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

40代の女性が
盛鶴延先生に質問しました。

「自発動功って
 一体何をしているのですか?」

自発動功とは
自由に自然に
身体がふらふら
動くに任せる気功法です。

形がないため
誰でもすぐに
出来るものなのですが、

初めて
教室に来られた方は

みんなが
それぞれに
ゆらゆらと動く姿を見て
びっくりすると思います。

事実、
仲の良い気功仲間は
最初、気功教室に来て
自発動功を見た時、

「私は
 何か間違えた場所に
 来てしまったのではないか」

と思ったそうです(笑)。

自発動功で
身体の動きたい動きに
任せて
ふらふら
身体を緩ませて動くと
自分の身体の
弱いところ、悪いところが
出てきます。

自発動功は
自分の内にある
自然治癒力を高める気功法です。

ただ、
好きに自由に動け
と言われれても
なかなか自由に動けない、
難しいと感じる人も多いようです。

しかし
質問した彼女は
後で聞いたところ
昔、ダンスを習っていたこともあり
自発動功が得意なのだそうです。

だからこそ、逆に、
自発動功ってなんなのだろうと
疑問に思って
質問したのだそうです。

盛鶴延先生は
彼女の質問を聞いた後、
すっと立ち上がって
教室の隅にある
カーテンの側まで行き、
そのカーテンを
くるくると捻られました。

そして
こうおっしゃったのです。

多くの人は
このカーテンのように
捻られた状態です。

理性が強すぎたり、
感性が強すぎたり、
プライドが高すぎたり。

そして
自分では気づかないうちに
ぎゅーっと
捻れているのです。

そう言われた後、
捻ったカーテンから
ぱっと手を離されました。

その瞬間、
カーテンの捻りは解かれ
元の状態に戻りました。

そして
こうおっしゃったのです。

こうして
緩めるといいのです。

それが自発動功です。

今回は
身体の内側から緩める
自発動功について
お伝えいたします。

***


ぱっと緩めればいい。

そう言われても
それができないから
悩んでいるのよね。

という方も多いと思います。

盛鶴延先生は
続けてこうおっしゃいました。

どうしたら
緩めることが
できるのでしょうか。

もっと
内側からパワーが出てくると
膨らますことができるのです。

身体の真ん中
中脈から
大きく大きく
膨らんでいったら

身体が膨らみ

捻りを解き放つことが
できます。

これが自発動功ですね。

そして、
彼女の方を見ながら
こうおっしゃいました。

勇気を出して
人生やってみる。

それでいいのですよ。

やってみて
失敗しても
いいのですよ。

そうすると
勇気が出ます。

勇気が出ると
太くなります。

真ん中から
中脈から
どんどん太くなります。

こういう
根本的なことがわかれば
いいですよね。

***

その日、
たまたま
彼女と
帰り道が一緒だったので

私も興味があって
彼女に
今日の気功教室について
どうだったか聞いてみました。

すると

長年海外に住んでいたけど、
最近、
母親が体調を崩し、
その看病で
日本に戻ってきた。

でもその母親が
自分が想像していた以上に
早く亡くなってしまった。

この半年は
海外から日本へと
生活拠点が変わり、
母親も失いと
激動だった

という
話を聞かせてくれました。

駅までの
短い距離での会話なので
それ以上の話は
なかったのですが、

彼女の話を聞いて、
今日の
自発動功の質問に対する
盛鶴延先生のお話を
思い出しながら、

きっと
盛鶴延先生は
彼女にだけ届く
他の人たちにはわからない
メッセージを
お話されていたのだろうなと
思いました。


そして、
私は私なりに
盛鶴延先生の
メッセージを大切にして、

勇気を出して
やってみる。

そして
自分の内側から
太く太くしていきたい。

と思いました。

なんだか
しみじみと
素敵な気功教室でした。

では、また!

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