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超簡単!自分の魅力を見つけるたった3つの質問


はじめまして。中尾隼人と申します。僕は口下手のくせに元上場企業のトップセールスマンで、今は全国で「人見知りや口下手の人向けの営業研修」をしています。
そんな僕の第1話は、ズバリ「あなたの魅力を見つける簡単な方法」についての話。

自分に自信が持てないと、何をしても幸福感よりも不安が先に来てしまうものです。そうすると、とにかく毎日が楽しくない!というわけで、最初にこの大きな問題を解決していきたいと思います。

突然ですが、あなたは人付き合いは得意ですか?
近所付き合いだったり、保育園や幼稚園のお迎え、仕事での取引先などなど…。

自信をもって得意と言える人ってそんなにいないのではないでしょうか。むしろ、「苦手だからなんとかしたい・・・」と感じる人の方が圧倒的に多いもの。そこで、今回から日々の生活でも役立つ人付き合いのコツをご紹介したいと思います!

『自分』の魅力を知っている人のほうが感謝されやすい?

最初にちょっと質問です。あなたは、自分の魅力や強みについて「私は〇〇なところが強み」って思えるものってありますか?
もちろん、声に出して言えることじゃなくて、自分の心で感じていることで構いません。さすがに「私は話をよく聞いてあげるところが魅力なの!さぁ、何でも話してごらん!」なんて声に出して言ってたらヤバイやつですからね。

どうですか?なにか思いつきますか?もしかするとなかなか出てこないかもしれません。

でも安心してください。実は、ほとんどの人が「自分の魅力」については気づけていません。

なぜかと言うと、人って自分の事になると、とたんに客観的な判断が出来なくなるからなのです。


では、ちょっと質問を変えますね。

あなたの中の良い友達3人を思い浮かべてください。

Q.その3人全員の良いところや魅力なところを挙げることが出来ますか?

どうでしょう?コレは簡単に魅力的なポイントが出てきませんか?

つまりそういうことです。相手のことは見えても自分のことは見えないんです。ということは友達も、自分自身にそんな魅力ポイントがあるなんて気づいていない可能性が高いってことになります。

しかし自分の魅力を見つけることができれば、それだけ周りの人の役に立ったり貢献できる機会が増えていきます。すると、感謝される機会もギューンと増えるから達成感を感じて自分のことを好きになっていけるわけです。


自分の魅力を見つける

人の役に立てる

感謝される

達成感があるからもっと貢献したくなる

もっと感謝される

という、まさに好循環が生まれます。
全ては、『自分自身のことをよく知る』から始まるわけですね。

意外!?自分の魅力はココを探せばいい

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さて、それでは一体なぜ自分のことって気づけないのでしょう?考えてないわけじゃないですよね。探してないわけでもないはず。

それなのに、なんで見つからないのかというと…。それは、あなたが『探している場所』を間違えているからなんです。
自分自身の魅力や強みって、ちょっと背伸びして『自分が頑張っている』と思っているあたりを探してしまいませんか?

でもね、自分の魅力って実はそこにはないのです。あなたの魅力っていうのは、既に足元にあるものなんです。

意外でしたか?

でも、なぜ足元にあると言えるのかというと、強みや魅力って、言い換えれば『他人よりもちょっとすごかったり、優れていたりする部分』なわけです。ということは、自分にとっては日常的に当たり前にできていることである可能性が高いんです。

だから、いくら自分の中の『頑張っていること』という引き出しをあさっても、しっくりこないんですね。

あなたの魅力を見つける3つの質問

それでは、いよいよあなたにとっての『当たり前』の中から、本当の魅力を見つけていきます。やりかたはとても簡単!自分自身に『3つの質問』をしてみることです。

この3つの質問を順番にしていくことで、あなたの『当たり前』の中からふるいにかけて自然と魅力や強みを見つけることが出来るようになります。

質問1:家族や友達・仕事の上司や同僚から、よく耳にする褒め言葉や感謝の言葉は何?

本当の魅力が『当たり前』の中に落ちているということは、あなたは既にその強みや魅力によって周りから感謝されたり、褒められたりしているということになります。しかも1度や2度じゃなく何回も。
最初の質問がいちばん大事なので、時間をとって過去を振り返ってみてください。仕事を始めてからお客さんや上司に言われたこと。学生時代に友達に言われたこと。小さい時から親や兄弟に言われていること。どこからでも大丈夫です!
まずは多ければ多いほど良いので、「コレは違うかなー」とか厳しく選別しないで、思いついたものから書き出してみてください。

質問2:質問1の答えの中で、いつも当たり前のように意識していることは?

いろいろ書き出した中でも特に
・それをするのが当たり前
・意識して、そうするようにしている
・それを言われると特に嬉しい
このあたりに当てはまることがあると思いますので、その答えに丸をつけてみてください。

質問3:質問2の答えはどうしてあなたにとって大事なのですか?

質問2まで残っている褒め言葉や感謝の言葉は、あなたにとって特に大切なものだと言えます。
最後の質問は、どうしてそれが大切なのか、その理由を探してみてください。

例えば友達や周りから、
1.「すごく気が利くね」
2.「真面目だね」
3.「なんか話しやすい」
この3つの褒め言葉が残ったとします。

一見関連性がないように見える3つですが、見方をちょっと変えると意外なつながりが見えてきます。

「気が利くね」≒「相手が何を求めているか常に意識しながら行動したい」
「真面目だね」≒「せっかくもらったアドバイスはちゃんと取り入れたい」
「なんか話しやすい」≒「話を聞いてくれる」≒「相手に興味があって、受け入れているという姿勢を伝えたい」

こんなふうにも言い換えられますよね。

そしてさらにこの3つの共通点を探ってみると、
「相手が話しやすい環境をつくることで、相手の良さを最大限に引き出す」

『相手の魅力を引き出す』が強みとなります。

どうですか?

このような手順であなたの魅力を見つけ出してみてください!


最後にとても大事なことをもう一つ。

自分に自信がないって感じることありますよね?でも実は、魅力がまったくない人なんていません。今回の質問で見つかった答えに「えっ、こんなことが強みなの?」って疑いたくなるかもしれません。
でもこれだけは忘れないでほしいのです。周りに褒められることは、周りの人にとっては当たり前じゃないということ。だから、試しにお友達や家族にあなたが感じている彼ら彼女らの魅力を伝えてみてください。

きっとこう言うと思いますよ。「えっ?別にそれ普通じゃない?」って(笑)。

Text by 中尾隼人(営業コーチング/マーケティングコンサルタント)

株式会社everride代表取締役
2005年、1500人規模の一部上場企業に入社。
会社の営業マニュアルに疑問を感じ、自身の営業方法を体系化させて売り込まずに商品を販売する独自メソッド「人を引き寄せる手順」を確立。
2012年株式会社everrideを創業し、年間500名以上の求人応募を集める採用サイトや求人広告制作を手掛ける傍ら、個人の潜在能力を引き出すためのコーチングなどをメインに全国の企業や団体の研修を行っている。
2019年9月に初の著書「営業マンは70点主義でいい。」を出版。






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