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お正月といえば!いろんなお雑煮大集合!(おまけつき)

みなさま、あけましておめでとうございます!!!
2021年の始まりです。
わたしたちにさまざまな課題を残して去った2020年。まだまだ乗り越えなければならないことはありますが、なにはともあれ、新年です。家族と過ごす人も、そうでない人も、お正月を楽しく過ごしたいものですね。

お正月の過ごし方はみなさんさまざまでしょう。各ご家庭によって、オリジナルなルーティーンがありそうですが、お正月といえばやっぱりお雑煮。
しかし一口にお雑煮と言っても地方によってまったく作り方が違うのもユニークなところです。日本の食文化の豊かさの象徴と言ってもいいかもしれません。

そもそものお雑煮の起源というのは、古くは室町時代に遡るようですが、お正月に氏神様にお供えしたお餅をおさがりとしていただく、という風習なので、お餅は欠かせませんね。

それ以外の具材や味付けなど、地方や家庭によってもいろいろなはず。ということで、くらしのふふふ編集部にて、「どんなお雑煮食べてるの?」というリサーチを行ってみました!
いつもと同じお雑煮に飽きたら、ぜひご参考にしてくださいね。

ikekayoの場合…岡山県北部

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僭越ながらわたくしからご紹介させていただきます。
出身は岡山県北部。県北と県南では文化も方言も微妙に違う岡山県ですが、改めてネットで調べてみると県北で一般的なお雑煮はスルメで出汁をとったりするんだそう!
「えっそうなの…」と思った私。知りませんでした(笑)。

共に生まれも育ちも在住も岡山県北部の両親に確認してみたところ、
・丸餅を煮る
・かつお、こんぶ、いりこなどのお出汁で作ったすまし汁。ちょっと甘め。
・具は、炊いたブリ、赤いかまぼこ、豆腐、ほうれん草など。はまぐりなんかも。
という返答が。家庭にもよるんでしょうが、なんか普通ですね…。

しかし、ikekayo家は、母の独断により独特な年末年始の定番料理がございます。
まず、年越しそばは「けんちん汁」でいただくのです。ものごころついたときから、大晦日には母がけんちん汁をこしらえておりました。近年では私がその役を仰せつかることも。
結果的に、大晦日には具だくさんのそばをいただくことになるのですが、具だくさんゆえ大量に出来上がるそのけんちん汁は、そのまま新年に持ち越され、お雑煮の汁にも使われるのです。

ということで、私の年末年始は、けんちん汁とともにあるのでした。

山本デスクの場合…大阪府

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山本の実家は超シンプル雑煮。
我が家のお雑煮は大阪らしい「白味噌+丸餅」がベースの超シンプルなお雑煮です。
汁には具材など入れず、ざっくり切っただけの「水菜」と「鰹節」をトッピングするだけのお手軽なもの。
ただシンプルな分、お餅は必ずロースターで「焼いて」から白味噌のお出汁に投入することで香ばしい風味をプラスしています。
ちょっと寂しいと思われますか?

なぜ我が家のお雑煮はこんなにシンプルなのか、を私の母に尋ねてみました。
母曰く、我が家のお正月は毎年、親戚が集まって大人数で過ごすのが習慣でしたので、大人たちはおせち料理をお酒のあてに午前中からほろ酔いで、麻雀の卓を囲みながら楽しく遊ぶというのが恒例行事のようになっていました。
そんな風にお酒をたしなんで遊んでいても、さっと作れてあっさり食べられるシンプルなお雑煮に落ち着いたそうです。

ちなみに結婚後、旦那様の実家で頂いたお雑煮に金時人参や大根、里芋などのお野菜がたっぷり入っているのを見て、「なるほど、これが嫁に来たということか…」と感慨深く感じたことも私のお雑煮にまつわるひとつのエピソードです。

あいたさんの場合…福島県

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福島県の田舎にある私の実家ではすまし汁のお雑煮を食べます。
基本的に一からお出汁を取ることはなく、お歳暮やお土産でいただいたちょっと良さげなめんつゆや白だしなどを表記に合わせて水で希釈し温めながら、具に使う干し椎茸の戻し汁や鶏肉の蒸し汁も一緒にいれて味を整えるだけ。具材は焼いた切り餅、椎茸、鶏肉、ナルトか手まり麩に仕上げの三つ葉のみ。先にこれらの具材をお椀に盛り付け、フチからそおっと汁をかけて完成です。(焼いた餅のパリッとした食感を残すように)

材料調達や調理に手間がかかるものでもないので、写真撮影用に再現してみたところ…あれ、こんなに脂浮いてたっけ…?(写真参照)
慌てて確認の電話をしたら、どうやら鶏肉の部位が違っていたようで、実家で使っているのは脂の少ないささみ。パサパサにならないよう料理酒をかけて電子レンジで蒸すのが実家流。ささみを使うことですまし汁の表面に脂が浮かず、見た目もきれいだからねと。
なるほど、ささみを使うのは節約のためではなくお椀によそった時の美しさを考えてのことだったのかと、お正月はお雑煮リベンジを誓うあいたでした…

ICOさんの場合…大阪府

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私の実家も山本デスク同様、白味噌ベースのお雑煮。
ただ、白味噌が苦手な私のために母は毎年すまし汁のお雑煮も用意してくれていました。
かつおと昆布でだしを取り、みりんとアゴだしの麺つゆで作ったおすましに、「正月大根」「豆腐」「人参」「里芋」「水菜」と具材たっぷり。
時々蒸し鶏が入っていることもあり、これがとても好きでした。

関西では丸餅を入れるのが主流ですが、ICO家のお雑煮はトースターで焼いた角餅。
これは父方の祖母が関東出身で、毎年ICO家用にもお餅を用意してくれていたからだったようです。
関西では丸餅が主流だと知ったのは高校生になってからで、それまでお雑煮は角餅なんだとばかり思っていたのでカルチャーショックを受けたものです(笑)。

また、ご近所さんが毎年大晦日に餅つき大会を催していて、毎年お正月にはつきたてのお餅をお裾分けで頂いていたので、そのお餅で食べるお雑煮もまた格別美味しい!
更には海老餅、よもぎ餅などバリエーションに富んだお餅を頂くこともあり、お雑煮を食べてるそばから焼き餅も食べるという暴食っぷりをかましていました。

ということで正月三が日はお餅まみれになり、焼き餅のように私の身体も膨らんでしまうのが毎年の定例行事です(笑)。

マズルさんの場合...鳥取県

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家内の実家の話です。
鳥取ではなんと!!「ぜんざい」を食べます!
初めて食べた時「え?これぜんざいですよね?」と思ったのを思い出します。
味の方はというと、各家庭で違うかと思いますが我が家では、粒あんではなくて小豆を炊いたものに砂糖でなじませている感じのあっさりした味です。そこにお餅が入る感じです!お好みで砂糖を足して甘味を足します。
やっぱり、美味しい「ぜんざい」です笑!
地元では「あずき雑煮」といいます。
地元ではスーパーではこんなレトルト
商品もあるみたいです!

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名前も「とっとり雑煮」通販でも手に入ります!
宝福一有限会社
是非皆さんも美味しい「あずき雑煮」お試しあれ!

編集長ミスターSKの場合…大阪府

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私の家系は先祖代々大阪市内の生野区という地で暮らして来たようで、大阪の中の『河内』と『摂津』のちょうど境目にあたります。
また、私の妻は、敬愛する亡祖母の生まれこそ三重県だそうですが、色々あって大阪の『船場』という地で育ち、躾や作法を身につけたようで、その祖母からの手習で家事などの知識を身につけたようです。
つまり、私の家庭は生粋の大阪文化を継承して家ということで、お雑煮はカツオ出汁、白味噌仕立てで、その中に丸餅を浮かべたシンプルなモノです。
味は白味噌仕立てですので、甘めの少々おやつか、はたまたデザートチックに食べます。

付け合わせは、お正月仕様として縁起物なのか、大根と赤い人参も入ることが多いと思います。
昨年は、こいもも入った贅沢仕様でした!
これらの野菜類は、レギュラーメンバーではなく、その時の冷蔵庫の具合に依り、ローテーションでやってきます。

餅は鉄の網の上に乗せて、ガスコンロの火で直接炙り、少し焦げ目がつくくらいが好みです。

一年の計は元旦にあり。
次のお正月は引きこもりながら、食べる事がメインとなりそうですので、フルスペックなお雑煮が並びそうです。

がでしたでしょうか?くらしのふふふメンバーだけでも様々ですね!地方独特のお雑煮レシピは、ネットで調べればいくらでもわかるのですが、それぞれのご家庭で作られているリアルなお雑煮事情は、ちょっとレアなのではないでしょうか?

おまけ

さて。最後に、基弘会にて広報を務められている中国出身の林(リン)さんにも、お正月のお雑煮って中国にもあるの??と聞いてみました。

リンさんの場合…中国

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自分が生まれたのは中国の内モンゴルなんですがお正月にお雑煮を食べる風習はありません。内モンゴルでお正月料理に欠かせないは水餃子と魚です。餃子は幸福な食べ物の尊重であり、おめでたい時に食べることが多いのでお正月にも食べます。

また魚は中国語の発音で「余り」と同じなので、「余りある一年になりますよう」と願いを込めて食べています。内モンゴルには「酒は茶碗で 肉は大きな口で」という言葉があります。食事に汁物は含まれておらず、汁物でお腹を満たすのはもったいないと考えます。また汁物を軽食と考えており、客人に出すと帰ってくれという意味になります。なので、お正月というおめでたい時にお雑煮という汁物を食べることに驚きました。今年は、お正月にお雑煮を初めて食べるので楽しみです。

すばらしい2021年になりますように!
今年も、「くらしのふふふ」をどうかよろしくお願いいたします。

編集:ikekayo

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