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『ここが変だよ大阪人』を数倍楽しむ方法

このくらしのふふふの編集長という肩書を頂きまして1年以上が経ちました。これまで、多くのゲストライター様にご依頼し、様々な切り口で50年後がふふふと思えるような内容をお伝えいただいております。

これまでの記事を振り返ってみますと、編集会議の拠点が大阪である為、大阪基準で各地方の異文化紹介をしていることに気づきました。これは大阪人の悪い癖で『大阪中心主義』的な視点で盛り上がってしまった結果かと反省をしました。(ちょっと嘘)

という事で、今回の内容はその逆、皆様に大阪人の特異性をご紹介し、出張などで来阪の際に使える『知って得する、大阪人はこう使え!』をお伝えしようと思います。
大阪人は損得勘定に長けていますので、『得する』がまず最も重要なポイントとなります。是非それを参考にしていただき、得していただければ幸いです。

(ノリのいい)大阪人は値切られても喜びます

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大阪人の口癖『うそーっ⁈』と『これ、なんぼ?』。
これは、あとで金額でトラブらない為の最善の方法かと思います。全然、失礼でもないし、聞かれても普通に答えます。ご飯を食べに行っても、モノを買う時も必ず支払いは発生します。ですので確認することは当たり前です。

もっと突っ込めば、相手のキャラクター次第では値切るのもオッケーです!面白キャラな方や、ノリのいい方なら是非値切ってみてください。値切り方は簡単。例えば、
自分『この洋服、1枚いくらですか?』
店員『2,000円+消費税です。』
自分『2枚欲しいんですけど、それならいくらにできます?』
  『2,000円か…。それをいくらで?』
  『2,000円しかもってないわ…(チラッと顔を見る)』
  『なんぼまでなら頑張れます?』
などなど、値切り方も色々。

【結論】
ノリのいい店員は値切られると喜びます。是非試してください!

飲食店の席は譲り合い

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私が出張先の飲食店でよく出くわす場面があります。1人でお店に入った時に、お店が混んでいなくても、だいたい小さな2名掛けの席に案内されます。私は1人でもお店が空いていれば、広い席に座りたいなと思うのですが皆さんはいかがでしょう?大阪人になら強く共感してもらえるはずです。特に東京では席の間隔が他県よりも狭く、テーブルも少し小さいので、席に余裕があれば4人掛けに座りたいと思います(この時点で大阪人感覚?)。

その代わりに、もしお店が混みあってくれば、2人掛け若しくはカウンター席に移動することは率先して(店員さんに声を掛けて)移動もします。この、着座後の移動について、特に東京以東ではどうもこの習慣が無いようです。というか、私が席の移動を申し出るとしばしば店員さんに驚かれることがありました。
大阪に居ると飲食店内で席を譲るというこの行為、実は大阪人あるあるのようです。

【結論】
大阪では座りたい席のリクエストはOK!但し、お店が混みあってきた際には、お店の立場に立ち、率先し身の丈の席に移動するのがお客力高め。

あれが食べたい

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これも飲食店での話です。人はいくつになっても子供な部分があり、隣の席に運ばれてくる料理が妙に気になるものです。その時、大阪人は黙っていません。『いやっ。あれ何?』と店員さんに聞く行為は、決して恥ずべき行為ではありません。ここは童心に返り、勇気を持って『私もあれ(指さしてもOK)ください』と言っていいのが大阪です。

更に、注文するか迷うような時は、注文主(注文をしたお客)に、『それ、何ていう料理?』と尋ねてみてください。ワンチャン、一口くれることもあります。大阪とはそういう地域です。

【結論】
他人が注文した料理がきになるなら、態度で示しましょう!
そうすることで、無料で試食できるチャンスが訪れるかもしれません!

おもろい話は御裾分け

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おもろい話は御裾分け
他県に行って強く感じることは、公共の場での人々の声が小さいことです。地方都市で、大勢の人が集まるような繁華街では、顕著にそれを感じます。そのことを指摘すると、ほとんどの都道府県の方から反論として、大阪人が特別声がでかいだけだと指摘を受けます。
これも、大阪特有なのかと思い、この項目を入れてみました。
私自身もそうですが、自分がウケた若しくはウケる自信がある話は、特に声が倍増します。
自分のグループではない他人さんが笑ってくれると、嬉しい気持ちになります。野球観戦に行った球場や、ライブ会場などでヤジを飛ばして他の観客にウケた時、そのヤジを飛ばした方が、少し調子に乗ってヤジる回数が増えているのを見かけたことはないでしょうか。
あの感覚です!!

【結論】
大阪人はオモロイ話は聞かせたい!笑わせたい!
なので、そんな人を見かけたら大いにウケてあげてください!!!

さらが欲しい

大阪サムネ_大阪サムネ のコピー 5

試着品は新品。でも『さら』ではない『さら』という言葉があります。まっさらの『さら』です。新品でもなく、未使用品でもない。誰も手を付けていない品。それが『さら』です。

大阪でお買い物をした時、試着したり、展示品を試したり色々して、気に入れば購入という流れになろうかと思います。その時は『これください』と同時に、『これのさら、あります?では、それください』と言いましょう。やっぱり『さら』が欲しいですからね。
気の利く店員さん、ハイブランド店の店員さんは大概、この対応をしてくれますが、気持ちを伝えることは非常に大事です。そして、それを嫌がることも大阪にはありません。

【結論】
『これのさらあります?』は言いましょう。そして、展示品若しくは試着品しかなかった場合は、値切ってみましょう。何かが起こるかもしれません。

これがほんまもんの大阪人

以上が、出張の多い私が、他県にいって気づいた大阪独特の文化と言いましょうか、気質とでも言いましょうか、大阪あるあるたちです。

これらの事をすこし知っていただき、そのことでもし大阪にお越しの際に少しでも楽しさが増し、またさらの商品が手にできたり、安く買えたりして、ふふふとなっていただければ幸いです。

Text by ミスターS.K.


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