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釣りは女性でも楽しめる!ビギナーさんにおすすめの釣り入門

こんにちは、基弘会編集部の山本です。

昨年の今頃、私はシュノーケリングについての記事を書かせて頂きました。
海の遊びが大好きな私は、シュノーケル以外でも海でよく遊んできました。

そのひとつに「釣り」があります。

もともとは旦那さんが釣り好きな人で、教えてもらって釣りをしたのが初めでした。
魚が釣れたときの興奮や、自分で釣った魚を自分でさばき調理するのがとても楽しくて、今はすっかり夫婦の共通趣味として季節ごとの釣りを楽しむようになりました。

今回は初心者でも楽しめる釣りやその魅力について書いていきたいと思います。

いま人気が高まっている釣り

あなたは釣りに興味はありますか?

最近はまだ感染予防とか密を避ける風潮が続いていますが、釣りは屋外の広々とした場所で、適度に他者と離れながら活動するアクティビティですから、コロナ禍が始まってから釣りは注目を集めているんです。

釣りと一口に言っても、釣った魚を食べることを目的に釣りを楽しむ方や、魚の引きを楽しむためにするフィッシングスポーツに属する釣りまで、様々なスタイルがあります。

私は前者の楽しみ方を目的に釣りをすることが多いですが、旦那さんに連れて行ってもらい、色んな釣りを体験させてもらいました。

釣りって男性が好んでするイメージが強いかもしれませんが、最近は釣りを楽しむための場所の整備も進んでいて、フィッシングパークや防波堤で女性や子どもも気軽に釣りを楽しめるスポットが増えていて、ファミリーで楽しめるアクティビティになっています。

女性だと、釣りの餌を触ったり、魚そのものを触ったりすることが苦手…で釣りをしたことがないという方も多いのではないでしょうか。

私もうら若き乙女の時代には、そんなか弱い一面もありました…。

都会育ちの私は、魚料理はスーパーマーケットで購入する切り身でしか料理をしたことがなかったのですが、自分で釣った魚は、やはり自分でさばいて調理をしなければいけません。

私が初めて釣った大物は、ウマヅラハギというカワハギの仲間の魚でした。
そんな魚、スーパーではあまり見かけません!
いったいどう調理すればよいのか?!インターネットでさばき方を調べて、おぼつかない包丁さばきで一生懸命さばきました。

でも、そのお刺身が感動するほど美味しかった…!

特にカワハギは、肝をお醤油に溶いた肝醤油でお刺身を食べるのが良いと知り、生まれて初めて肝醤油なるものを体験したのも、そのときでした。

肝って魚の内臓の一部ですよね。そんな部分を食べられるのはやはり新鮮なお魚だからこそ!

きっとこの味は釣り人だけの特権だと思いました。

そんな経験を重ねるごとに、魚をさばくことの楽しさを知り、いつしか魚には平気で触れるようになりました。

今では、魚のぬるぬるした感触が大好きです!笑

また餌に関しても、魚の切り身などを使ったり、餌を使わず偽物の餌(疑似餌)を使うような釣りまで様々な釣りがあるので、きっと自分が楽しめる釣りが見つかると思います!

今回は特に女性やビギナーが気軽に楽しめる釣りを紹介していますので、ぜひトライしてみてください。

釣り初心者はまずここから!サビキ釣り

なんと言っても初心者がいちばん簡単にトライできる釣りが「サビキ釣り」。
サビキ釣りとは、魚を寄せるために撒き餌をし、「サビキ」と呼ぶ疑似餌針に魚を食いつかせて釣る方法です。

仕掛けも簡単で、うねうねしたミミズのような餌を触らずに釣りが出来るうえ、タイミングが合えばたくさん魚が釣れる、釣り初心者にうってつけの釣りです。

狙う魚の種類は、アジやイワシ、サバといった「回遊魚」のほか、季節や場所によってはキスやメバル、カサゴなどがかかることも。
釣れやすい釣りなので、ベラや小さいフグといった食べるには好まれない、いわゆる「邪道・雑魚」もよく釣れてしまいます。

とはいえ、釣りの醍醐味は何と言っても「釣れること」ですから、釣りビギナーは、まずはこのサビキ釣りで、竿から伝わる魚の引きの感触や、釣れた時の興奮を感じて頂くのが一番よい入門編だと思います。

撒き餌にするのは「アミエビ」で、釣具屋などで入手できます。

狙うアジやイワシ、サバなどの「回遊魚」は群れで海の中を回遊しているので、その群れが来るのを餌を巻きながら待ちます。

魚群が来ると一気に大量にかかりだし、無我夢中で釣りまくります。

サビキの仕掛けが複数ついているので、2~3匹を一気に釣りあげたりすることも珍しくないので、そうなるともうお祭り騒ぎ!
釣れる魚も小型のものが多いので、針から魚を外すのもそれほど難しくありません。また、美味しく食べられる魚たちが釣れやすいので、ぜひビギナーさんはサビキ釣りから初めてみてください。

私も初めての釣りはサビキ釣りでした。

初夏の心地よい気候の中、活気づいてきたアジの群れに釣りの楽しさを教えてもらいました。

子ども心を思い出す!根魚釣り

釣りの魅力にはまったら、次におすすめなのはカサゴやアイナメ、メバル、ソイなどを狙った根魚(ねざかな)釣りです。

根魚=ロックフィッシュとも言われ、それらの魚種は回遊するのではなく、岩場や防波堤のテトラポットなど一定の場所に住みついています。

目についたものはなんでも食べる悪食と言われる根魚たちを狙う場合、餌を使うほかにもワームと言われる合成樹脂などで作られたミミズや小魚の形をした「疑似餌」を使うこともあります。

私は海釣りをするとき餌釣りですることが多く、白エビやアオイソメ、ゴカイなどを使います。
アオイソメやゴカイは、まるでミミズのような姿をした餌。
さすがにこれらをさわれるようになるには少し時間がかかりました…

なので、初心者の方には、サバの切り身やイカの切り身など、抵抗なく触れる餌でトライするのがおすすめです。
なんと駄菓子のよっちゃんイカを餌にすることもあるみたいですよ!

その餌を「ブラクリ」と呼ぶおもり付きの針につけ、テトラポットや岩場の隙間に落として小さく上下に動かしながら、魚が食いつくポイントを探していきます。

根魚は基本自分の住処から動かないので、この釣りは魚を探して動きまわります。
特にテトラポットなどで行う場合、テトラポットをよじ登ったり降りたり、まるでアスレチックで釣りをしているような感覚で、童心に帰ったような気持ちになり、それがまた楽しいのです!
穴に仕掛けをたらしては動かし、あたり(魚が食いつくこと)が無ければ次の場所を探して移動する…。これを繰り返して釣りを楽しみます。

細かいポイントを狙っていくわりに引きが強いのが根魚の特徴なので、この釣りは専用の釣り竿を必要とします。短くコンパクトで固い素材のロッド(釣り竿)やリール(釣り糸を巻きとる道具)を使います。
このあたりは、ぜひ釣具屋さんで「根魚釣りの釣り竿セットはどれですか?」と聞いてみてください。安価なビギナーセットが売られていることが多いので、きっと手ごろな商品を教えてもらえると思います。

またこの釣りでは必ずスニーカーを履いたり肌の露出のない服装をして、怪我には十分注意して遊んで下さい。どのスタイルの釣りでも言えることですが、釣りをするときには安全のためライフジャケットも着用することも、ぜひお忘れなく。

渓流釣り初心者におすすめ!管理釣り場

渓流釣りとは、川での釣りを総称する呼び名です。
渓流釣りは、昨今の河川事情から魚を保護するため、その河川地域の漁協組合が魚を養殖・放流したりして川の魚を守る活動をして下さっているので、遊漁券が必要な川があります。
魚種によっても漁の解禁日などが設定されているので、下調べを十分にして行く必要があります。
また海と違って漁場そのものがコンパクトな川は魚の絶対数が少ないので、難易度の高い釣りのイメージが私にはあります。

そこでビギナーにおすすめなのが、「渓流管理釣り場」。
アマゴ、イワナ、ニジマスなどの釣りを手軽に楽しめる、川の釣り堀です。

ここではサオや仕掛け、エサも用意してくれている所が多く、手ぶらで行って楽しめて、中には釣った魚をすぐ焼いて食べられるバーベキュー施設が隣接しているような管理釣り場も多数あります。
お金を払い、自分たち用の釣りの区画に案内されると、だいたい魚を目の前に放流してくれたりもするので、釣り初心者でも渓流釣りの雰囲気や醍醐味を簡単に楽しませてくれます。

川の魚はとっても慎重な性格で、餌を見つけたからといって簡単に食いついてきてくれません。
なので釣果を上げる狙い目は放流直後!
放流直後は魚が興奮していて、比較的餌に食いつきやすい時間帯です。ぜひそのタイミングを逃さないようにしましょう。
魚を釣りあげるコツは、竿についているウキが沈んだら、優しく軽く、くいっと竿を引っ張って「合わせ」ます。すると魚の口に釣り針が引っ掛かり、うまく釣りあげることが出来ます。竿から伝わる「ビビビッ」という魚の引きの感触が、なんとも病みつきになる釣りだと思います。

餌は練り餌という人口の餌だったり生のいくらだったりします。
たまに幼虫のようなブドウ虫を用意しているところもありますが、さすがに私もこれには「ギャー!」となります。
旦那さんは、もらった餌が無くなったら、近辺で虫を捕まえて餌にしたりもしていました…。これまた私には「ギャー!」でした。

管理釣り場ビギナーには、いくらか練り餌で十分だと私は思っています。

また海と違って渓流管理釣り場は山だから若干涼しい!という環境も嬉しいポイント。
魚はあまり釣れなくても、森と川のせせらぎの音にも癒されるなんとも素敵な場所です。

釣りは海や川だけじゃない!池のルアー釣り

ルアーとは、魚の形をした模型に針がついた仕掛けのことです。もちろん海でも使われることもありますが、私がこのルアーを使って遊ぶのは、たいてい池のブラックバスを狙ってする釣りです。

釣り人たちによって違法に放流されたブラックバスやブルーギルといった外来魚が、日本各地の大小さまざまな野池で繁殖し、日本の在来種を根絶させてしまうのは、一種の社会問題でもあります。

基本的にブラックバス釣りはキャッチ&リリース、もしくは指定のゴミ箱がある池はリリースせずにそこに捨てる、というのがマナーです。
駆除を目的にリリース禁止の条例を制定している地域もあり、そういった池などにブラックバス専用のゴミ箱が設置されたりしているんですね。

私は、ブラックバス釣りは「スポーツフィッシング」として割り切って強い引きを楽しむ釣りだなと思っています。

関西近郊には琵琶湖をはじめ、湖やダム、大小さまざまな野池がありますが、ほとんどの湖や池にはブラックバスがわんさかいる、というくらい分布しているようです。
ですが野池というのは誰かの私有地だったりしますので、基本的にはそこで釣りをしてはいけません。

ですので、ブラックバス釣りを出来る池がどこにあるかなどの情報をインターネットで検索して調べたほうが良いです。小さな船やボートで池に漕ぎだしてバス釣りを楽しませてくれるスポットもたくさんあるようです。

もし、池のほとりから釣る場合は足元が整備されていない環境も多いので、ぜひ十分に注意して釣りを楽しむようにしてくださいね。

この釣りで使用する釣り竿はバスロッド、バスタックルと呼ばれ、とってもスタイリッシュでかっこいいデザインが多いのが特徴です。ですが淡水の場で使われることを想定して作られている竿なので、これを海で使うとすぐに錆びてしまいます。

釣りはその対象魚種やシーンに合わせて道具を選定する必要があり、沼にはまればどんどんとそれに費やす費用もかさんでいきますので、ご自身が一番カジュアルに楽しめる釣りのスタイルを見つけるまでは安価なものを使うとか、釣り竿などをレンタルが出来る気軽な釣り場で挑戦してみるのが良いと思います!

紫外線対策は万全に!

女性が釣りを楽しむうえで、もうひとつ気をつけていきたいのは、紫外線対策かもしれません。

魚が釣れだすと一気に忙しくなって、気づけば露出している首の後ろや耳の後ろが真っ赤になってしまうなんてことになったら、女性は一気にテンションが下がってしまうでしょう。

安全に釣りを楽しむためにも肌の露出がない服装をしたり、帽子をかぶったりして紫外線対策は万全にしましょう。
釣り用の手袋を装着するのもおすすめで、魚を触る際に魚の鱗やひれで怪我をするのを防ぐことも出来るうえ、手の甲の日焼け予防にもなります。
最近は釣りガール人口の増加で、釣具屋さんなどでおしゃれなアイテムを見つけられることも増えてきています!私が釣りを始めた20年ほど前には、今ほどおしゃれな紫外線対策アイテムが無くて、ホームセンターで田舎のおばあちゃんが使っているような布のついた麦わら帽子をかぶって釣りをしたこともあります…。

紫外線対策をきっちりして、快適に釣りを楽しんでくださいね!

いかがでしたか?
私が今回ご紹介した初心者におすすめの釣りは、魚体が30センチくらいまでの魚を狙うものだったり、どの季節でも楽しみやすいものです。

もっと大きな魚種を狙っていけばいくほど、道具選びから仕掛けの選定、場所、餌、季節、天候、時間、潮流、水深など、どんどん戦略的になっていきます。釣りとは、魚と釣り人の駆け引きでもあるのです。

釣りって、本当に奥深いんですよねぇ…。

でも、釣りはビギナーから戦略を楽しむ玄人まで、それぞれの楽しみ方があるのが大きな魅力!
釣りたての新鮮な魚の味を楽しめるのもまた、釣り人だけが味わえる素晴らしく贅沢な体験です。
日本人の食卓が魚離れしているということもありますが、釣りを通して魚が身近になり、子どもの食育にもぴったりだなと思います。

ぜひあなたにとっての釣りの魅力を見つけてみてくださいね!

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