オジサンになっても遅くはない!若かりし頃の情熱をふたたび
皆さんこんにちは。そして初めましてになりますね。
私はデイサービス夢の箱のスタッフをしております山口と申します。
よろしくお願いいたします。
先ずは私の事を少しご紹介させてもらいますね。
タイトルにも「オジサン」とありますように、オジサン真っ只中の51歳でして、髪の薄さも気にならないようになった今日この頃です(笑)。
そんな私、若い頃から「音楽」が大好きです。
幼い頃は歌謡曲やアニメソングを聞きまくり、小学生から中学生にかけては、校外のリコーダークラブに入りクラシック系の演奏会を行うなどの活動を行っていました。
このころより、漠然と好きな曲を演奏できる人になりたいなぁ~と思うようになりました。
3年ほど活動をしていたリコーダークラブも、先輩メンバーの卒業を機に活動が休止状態になりまして、そこからは音楽を聴く方にどっぷりハマっていくのでした。
バンドブームが大阪にやって来た
ちょうどこの頃、空前のバンドブームが大阪にもやって来ておりまして…
と、この話をする前に、みなさん、イカ天ってご存じですか?
お酒のおつまみのアレ?ではなく、イカ天はTBSの番組「三宅裕司のいかすバンド天国」の略語なんです。
素人バンドが10組登場して、審査員によってチャレンジャーとなるバンドが選ばれ、チャンピオンバンドと対決し、勝った方がイカ天キングとなる。そして、これを5週連続でイカ天キングを防衛したバンドがグランドイカ天キングになり、メジャーデビューが約束されるといった内容。
イカ天キングで有名なのが「BEGIN」や「たま」、「BLANKEY JET CITY」などですが、僕は「マルコシアス・バンプ」や「リトル・クリーチャーズ」が推しでした。
おっと、マニアックな話はここまでにして話を戻します。(汗)
“バンドブームが大阪にやって来た”と書いたには訳がありまして、この番組、大阪では放送されて無いんです。
そんな環境で少しでもバンドブームに触れたかった私は雑誌やラジオ、テレビの深夜番組を若さに任せてザッピングしておりました。
そういった事を繰り返していると、好きな曲を聞ける環境が欲しくなるのも当然。
何とか初めてバイトで買ったのがCDラジカセでしたねぇ。
初めて購入したCDが「SINGLES/米米クラブ」「人にやさしく/ザ・ブルーハーツ」「聖書/PEARL」。
CDシングルってのが当時ありましたわ。
この頃は、部屋で好きな音楽をかけるだけで幸せな気分でした。今思えば、純粋だったのかも知れません。
バンド活動に明け暮れた青春時代、そして…
そのままの勢いで大学生になったもんですから、クラブ活動に選んだのが軽音楽部。
ギタリストに憧れた訳でもないのに、ここでも漠然と「ギターが弾けたらいいなぁ」くらいの感じで素人の集まりバンドを組みました。
大学の記念ホールを定期演奏の場所に、学祭や小さなライブハウスでも演奏させてもらいました。
でも、記憶に残っているのは、毎日のように入り浸ったタバコ臭い部室と部室横の練習場の風景なんですよねぇ。真空管のアンプをいっちょ前に使わせてもらい、家に帰ったら買ってきたバンドスコアのギターのタブ譜を追っかける毎日でした。そうこうしてくると、下手なのに抑える指が硬くなってくるんですよ。
これが勲章だ!とか思ってましたね。
若かったなぁ…。
洋楽もこの頃はたくさん聞きました。
先輩や同期のコピーバンドの元曲から始まりどんどん派生していく楽しみを覚えました。
スラッシュメタルにモッズ、ハードコアパンクやソウルにファンク。
今の若い人もヘッドバンギングで目の下に内出血作ったりしてるんでしょうか…(遠い目)。
そんな青春時代を終え、お仕事をするようになると、昔懐かしい、その当時買えなかったものが買えるようになりました。
幼い記憶に衝撃的だった「YMO」と学生時代からの憧れの「ポール・ウェラー」、お洒落な音楽とファッションの「ピチカート・ファイブ」のCDを手に取ってしまいました。
そこで感じた事は「ライブに行きたい!」
今年たまたま来日したポールウェラーに行きましたし、ピチカートファイブは解散したんで、メンバーの野宮マキさんのライブにも。
ただ、YMOは解散してるし、ご存命なのが細野晴臣さんだけですので、いつかはライブに行こうと思います。
そこで現在の私。
凄く今思っている事は「もう一度ギターをやってみよう!」という気持ちです。
どこかでずっと「ギターが弾けたらいいなぁ」位の感じのままが嫌だったんでしょうか。大好きなアーティストの生演奏やパフォーマンスを目の当たりにしたもんで、心が相当動かされてます。
オジサンですので指が思うように動かなかったり、自分の下手さに嫌気がさしてしまうかもしれません。
でも、やってみたい気持ちが強いうちは、自分の思いを実現するためのチャレンジを続けたいと思います。
Text by 山口