はじめの ふ ふ ふ【くらしのふふふ創刊のご挨拶】
新年あけましておめでとうございます。
と、はじめまして。
『くらしのふふふ』編集長のミスターS.Kこと、社会福祉法人基弘会(きこうかい)で本部長をしています川西収治と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
私たち社会福祉法人基弘会は、平成13年に大阪府大阪市生野区を拠点に開設し、老人介護に特化した事業運営を行ってきた社会福祉法人です。
社会福祉法人とは何ぞやというと、一般の方にはピンと来ないと思います。
が、読んで字のごとく『社会』に必要な『福祉』活動を運営するための『法人』=会社・組織でございます。その為の財源は現在、医療と同じように保険制度(介護保険)によって、サービス毎に見合った対価を頂くことで成り立っています。よく「補助金で運営しているんでしょ」と言われますが、介護においてはもう十数年前にその制度はほぼなくなりました。
※一部生活困窮者や低所得者に対しての補助制度は現存しています。
それとは別に、社会福祉法人に対し、少し保守的なイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。まだまだ、業界的にはその側面も否めません。
以前、堀江貴文氏が「IT化が進み、介護職員は不要になる」的な発言をした際にも、多くの同業者が反発の声を上げていたのは記憶に新しいところです。人的サービスの多くがIT化はまだまだ困難ではあると思いますが、他の業種から見るとその反応は保守的に見えるのも納得できます。私自身はその意見に賛成でも反対でもありませんが(笑)
そんな保守的業種の社会福祉法人を運営する弊社ですが、この人材不足の時代でも優秀な人材を確保するための活動や、介護にご縁のなかった皆様にいずれ向き合う介護のことを今のうちから考えていただく機会をつくることなどを目標に、2018年11月より法人内に広報戦略室なるものを設けました。
最初は社内広報物のデザイン刷新とクオリティ向上に取り組み始めましたが、目の前の課題を解決していくうちに、業態の保守的イメージの撤回や企業ブランディングを高めるため、あらゆるジャンルのスペシャリストをお招きすることになりました。そのご指導のもと様々な活動実践を行うことで、発信したいメッセージがたくさん湧いてきました。
そして生まれたのがこの『くらしのふふふ』です!!!パチパチパチ
当法人の広報戦略室は、おかげさまでオウンドメディアを開設するまでに急成長いたしました。
これからこのメディアで発信したいことは、〇十年後かの未来がわくわくするような毎日になるように、現在の普段のくらしの中で知っておくと、少し生活が充実するようなこと、何気ないことが楽しみになるようなこと、知って得する情報などです。
こんな考えに至ったのは、もともと「福祉」を生業にしていたからです。
というのも私たち業界のあいうえお作文で、福祉とは『ふだんの・暮らしを・しあわせに』の頭文字を取って「ふ・く・し」だと言われております。
この普段の暮らしの中で、ちょっとした幸せを集めて過ごせば、〇十年後の未来は『ふふふ』と頬が緩むような人生になるのではないかと思いました。
日本は世界でもトップクラスの高齢化社会を迎えています。少しネガティブな意味で伝わりがちですが、長寿社会であるということは、それだけ安全で、衣食足りた社会であるということでもあります。
また近年のお年寄りは約19年前の開設当初と比べて、『お年寄り像』が随分と変化したことを感じることが多くあります。
1.見かけもお体も、年齢に比して非常にお若くなられた
2.見かけ以上に気持ちはもっとお元気
3.希望や要望などをはっきりとお持ちになるようになった
などなどです。
実際に像だけでなく、暮らし方や価値観も劇的に変化をされているようです。
そんな方々にこれから益々活き活きとして毎日を過ごしていただく為に、またそんな活き活きとした、チャーミングな『お年寄り』、改め『新・大人』になるために、今からの普段の暮らしの中に『ふふふ』を詰め込んでいければと思います。
そんな思いを込めて、日付の1桁目に2が付く日に、弊社に関る様々なスペシャリストの先生方や弊社のライターより記事の更新をしていきたいと思います。
このメディアが少しでも皆様の普段の暮らしに『ふふふ』が呼び起こせることを心より願い、出発の挨拶とさせていただきます。
これからどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和2年1月12日
社会福祉法人基弘会 本部長 川西 収治
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