PC上の操作で入力切替がしたい!
出来ます。正確には入力切替が出来ているわけでは無いのですが、似たような事が可能です。
自分がずっと思っていたことを実現する方法を少し前に見つけたので、備忘録として書きます。
どういう人向け?
1枚のモニターにPCともう1つ映像入力のケーブルが繋がっている感じの人。映っている映像以外の入力が必要無い人。モニターについてるボタンをポチポチして入力切替をしている人。(たぶんマルチモニター向け)
そしてある程度PCをがちゃがちゃ出来る人。割と簡単なことしかしないのでモチベがあれば大丈夫。
自分はWindows11とNintendo Switchを接続したモニターのHDMI1/2を切り替えるために使っています。
やり方
ざっくり言うと、フリーソフトとコマンドプロンプトを使ってファイル実行したらモニターの接続が一時的に切れるよって感じです。
1. MultiMonitorToolのダウンロード
制作者のサイトよりダウンロードが出来ます。
2. バッチファイルの作成
メニューから File → Save Monitors Configuration で、現在の画面構成を保存。入力切替をした後にまたPCへ戻る時に使います。
入力切替したいモニターを選択し、右クリックからPropertyを開く。
「Name:」の欄に書いてある名前を確認する。
入力切替をするモニターがメインディスプレイになっている場合は、入力切替後メインディスプレイにしたいモニターの名前も確認しておく。

メモ帳を開いてコマンドを書きます。
rem モニターを無効化
@echo off
setlocal
"MultiMonitorTool.exe" /disable \\.\DISPLAY3
"MultiMonitorTool.exe" /SetPrimary \\.\DISPLAY2
【"MultiMonitorTool.exe"】の部分にはMultiMonitorTool.exeのパス、【\\.\DISPLAY3】の部分には先程確認したモニターの名前を入力してください。
/disableが無効にするモニター、/SetPrimaryがメインディスプレイにするモニターです。
書けたらコマンドプロンプトにコピペをし、コマンドが正しく機能するかを確かめます。この時もう1つの入力をオンにした状態で試してください。大丈夫ならPCの画面からもう1つの入力に切り替わります。ダメだった場合は File → Load Monitors Configuration で初めに保存した画面構成を読み込んで頑張ってください。
大丈夫なら保存をします。この時、ファイルの拡張子を「.bat」に変更し、エンコードを「ANSI」か「SJIS」のどちらかにしてください。
これで一方通行入力切替のバッチファイルが出来ました。
次に、保存した画面構成を読み込むコマンドを書きます。
rem モニター構成をロード
@echo off
setlocal
"MultiMonitorTool.exe" /LoadConfig "保存したファイルのパス"
モニターを無効化するコマンドと同じく、こちらもコマンドプロンプトにコピペして確認します。画面構成を元に戻すコマンドなので、モニターを無効化した状態で行ってください。
大丈夫なら先程と同じ要領で保存をしてください。
実際に使用する
作成したバッチファイルを開いて、コマンドプロンプトと同じ挙動をするか確認します。ダメだった場合は頑張って。
大丈夫なら完成です。次からPC上でファイルを開くだけで入力切替が出来るようになります。
自分の場合はStreamDeckを使いワンボタンでファイルを開くように設定しています。便利。
まとめ
試行錯誤しながらなんとか形に持っていったので説明足らずだと思いますが、こういう方法があるんだ~ぐらいで捉えておいてやりたい人は調べながら頑張ってください。
私もやったんだからさ、ね?