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私の考えるKawaii Future Bassを、語りたい
はじめに
猫アレルギーのきこにゃんと申します。
このノートでは、私がKawaii Future Bassをどう認識して何を考えているのか、その上でどうしたいのかについて勝手に語らせて頂きたいと思います。
Kawaii Future Bassってどんなジャンル?
早速ですが、Kawaii Future Bassという音楽ジャンルを知っていますか?
Kawaii Future Bassというのは2014年にSnail's Houseさんが投稿した「Nyan Nyan Angel!」という楽曲に付けたジャンル名で、その中毒性から国内外問わず拡散し、1ブームを確立したジャンルです(当社比)。
特徴としては異常な程ピッチの上がったボーカルチョップやアニメボイスサンプリング、JERSEY CLUB特有のドラムパターンとSFX、Future Bassのような半音下降進行と浮遊感やおしゃれさを感じさせるコード進行、可愛い音色(グロッケン、ピチカート奏法、シンセプラックetc…)やFXとほわんって感じのコードシンセを取り入れた、正に「可愛いFuture Bass」です。
初出は先述の「Nyan Nyan Angel!」ですが、このジャンルの火付け役になったのは同作者の「Pixel Galaxy」で間違いないと思います。Kawaii Future Bassを語るなら絶対外すことの出来ない曲です。
Kawaii Future Bassの分類
そんなKawaii Future Bassですが、登場当初と今では多種多様にジャンルとして変化して行ったように思います。大きく2分割できると考えているのでそこを説明させていただきます。
海外型
海外のアニメファンが日本のアニメに見出した「カワイイ」をKawaii Future Bassに落とし込んだような型で、キラキラした音色やFX、ポップさを感じる明るい曲調が特徴的です。ポケモンで言うとフェアリータイプって感じがします。
作品で言うとEliot HsuさんとTecchiさんのJump!やRUQOAさんのCappucino、KimchisushiさんのSugar等が挙げられます。
ベース型
Kawaii Future Bassって言ってるんだから当たり前だろというツッコミはさておき、作り込まれたベースと引き込まれるような空間作りが特徴的な型です、KawaiiよりもFuture Bass寄りって感じがします。ポケモンで言うとでんきタイプですかね。
作品で言うとYUC'EさんのFuture Cαndy、透明声彩、beignet(NorさんとYUC'Eさんの合作名義)のMint Comet、先述のPixel Galaxyもここだと思います。(大体YUC'Eさんですね)
その他
基本的にはこの2分類の要素を足し引きしてKawaii Future Bassが出来ているという風に考えていますが、全てがこれに当てはまる訳ではなく、独自のスタイルを確立しているものもあります。Yunomiさんとかがここに当てはまると思うのですが、私個人の感性では、「KawaiiではあるかもしれないけどFutureではなくない…?」と思ったので一旦その他とさせて頂きました。それはそれとしてYunomiさんの曲は好きです。
Kawaii Future Bassのブームのきっかけ
恥ずかしながらKawaii Future Bassをちゃんと知りたいと思い始めたのがここ数年の出来事なので10年の歴史を詳細に追うことはできませんが、ブームのターニングポイントとなった2タイミングについて軽く説明させて頂きます。
Pixel Galaxy(2017年)
冒頭にも記述しましたが、この曲無くしてKawaii Future Bassを語ることはできないと断言できるほど今のKawaii Future Bassの大きな礎となった曲です。矩形波で奏でるメロディ、丸サ進行、水滴の落ちる音やファミコンで使われるようなSFX、特徴的な半音加工進行etc今のKawaii Future Bassの元となる要素をほぼほぼ盛り込んだ曲で記事記載時点だと世界で1.2億回再生されています、是非一度は聞いてください。
ブルーアーカイブ(2021年)
ブルーアーカイブは2021年にサービス開始したソシャゲです、透き通るような世界観と魅力的なキャラとストーリーが特徴的ですが、ここで語りたいのはこのゲームのBGMです。主にMitsukiyo、Nor、KARUT(敬称略)の3人が手掛けており、Constant ModeratoやAoharuを初めとするFuture Bassが中心となって構成されています。
私がやりたいこと
作りたい曲の雰囲気
長々とKawaii Future Bassについて語りましたが、結局どういうのが作りたいのか?と言うと、海外型2:ベース型8位の割合の曲を目指しています。
理由として、私がDTMで設定している目標に音ゲー公募での採用、ゲームBGMとしての提供があり、ゲーム的な展開の多さとBGMとしての聞きやすさを考慮するとこの辺りがベストだと考えました。
とはいっても曲として聞きやすいことが第一なのでこだわり過ぎず、あくまで目安程度にしています。
Kawaii Future Bassにハマったきっかけ
Kawaii Future Bassにハマったのは先述のブルーアーカイブがきっかけでした。アビ夏イベントのDive into SummerというBGMを聞いてKawaii Future Bassに引き込まれました。お気に入り曲はHifumi Daisukiです、聞いた瞬間に私が作ったことにしてほしいと思った程です。一時期シンクロニカという音ゲーにハマっており、Future Bassを滅茶苦茶聞いてたのもきっかけの一つにあるのかもしれません、TAKU INOUEさんのみんなのうたとか好きでした。
音ゲー公募とかに採用されたいって言うのは私が音ゲーマーだから、というのは私の普段のツイートやここまで読んでいただければなんとなく察して頂けると思います。じゃあ、ゲームBGMはなんでか?というとステラのまほうという作品の影響です。私が最初に意識して見た日常系作品で、概要を紹介すると、主人公の本田珠輝が本気で打ち込める部活を探して高校のサークルで同人ゲームを作るアニメです。日常系アニメにしては結構創作の辛い部分や闇(って言っていいのかな?)を描写していて引き込まれました。因みにエンディングのヨナカジカルもFuture Bassです、とても好き。
割と話が脱線してしまいましたね、すみません。
さいごに
ダラダラと語ってしまいましたが、結局言いたいことはKawaii Future Bassが好きだよ!って事だけなので、流し読みだけでもしていただけると幸いです。自己解釈の部分が多く、間違った点もあるかもしれませんが、この自語りを読んで少しでもKawaii Future Bassに興味を持って、もっと聞きたい、作ってみたいと思ってくれるとこれ以上の幸せはありません。もし、「Kawaii Future Bass作りたいけど作り方が分からないよ」って人がいればTwitterのDMやリプでも良いので連絡頂ければ答えられることなら何でも答えます。
私たちでKawaii Future Bassの文化を作っていきましょう