台湾で出会った素敵なものたち🇹🇼
職場の後輩に台湾に初めて行った話をしたとき、夜市にも九份にも行かなかったと言ったら「えぇ?!台湾に何しに行ったんですか?」と返されてしまいました。(ぜんぜん悪気はなくて、素直な感想だと思います。)
でも、台湾(行ったのは台北)、楽しかったですよ。
中正紀念堂の敷地にあった回廊
中正紀念堂は蒋介石を記念している立派な建物ですが、その敷地内の庭にあった日除けの回廊(?)がとても素敵でした。控えめな色遣いとか、石の感じとか、東洋の雰囲気が漂いつつ過剰にオリエンタルでないところとか...
豆花
台湾の有名なデザート。つめたくて甘いスープの中に豆腐が入っていて、好みのトッピング(タピオカ、タロイモ、煮豆、サトウキビのシャーベット、仙草ゼリー、白玉など)を選んで注文します。
日本で1度だけ食べたのが忘れられず、台湾で絶対食べようと思って2店舗いきました。
お店では女子高生が楽しそうに話し込んでいたり、おじさんが黙々と豆花を食べていたりして、その平和な感じもなんか良いな...と思いました。
おいしくてヘルシーで値段も安い(小さいサイズ?は日本円で1杯250円ほどだった)。
タロイモパン
台湾のパンはレベルが高いと噂にきいており、気になっていました。
豆花でタロイモが好きになったのでタロイモパンを買ってみたのですが、予想をはるかに上回る(パンの)構成と味に結構びっくりしてしまいました。
タロイモパンはたぶんそのパン屋(たまたま通りがかったお店で名前も忘れてしまった...)の独自のパンなのかなと思いますが(あるいはそういうパンがどの店にもあるのか?)、ほんとにおいしかったです。
パンダ
台北市立動物園のパンダかわいかったなあ〜。
なんてことない、ふつうの公園
台北でも、ベビーカーを押して子どもと公園に行くという日常のシーンがありました。
でも、この、非日常で日常をする、というのが個人的にはとてもわくわくしました。
公園に行くまでの短い道のりでも、バイクがずらっと並んだ道路や小さなお寺のような施設など、景色は何もかも興味深くて新鮮に感じられました。
公園は遊具がたくさんあって子どもはとても楽しそうだったし、その横で太極拳をされているグループがいたのも、中華圏!な感じがして良かったです。
迪化街と繁体字
暑すぎて街歩きはあまりしなかったのですが、迪化街という問屋街は街中の趣がすごくて歩くだけで楽しい場所でした。
何がこの雰囲気を作っているのだろう...と考えてみたのですが、台湾の湿気と日差し、古い建物、売られている漢方や乾物、それらと相まって繁体字(台湾で使われている漢字)がいい味を出している。台湾にいる間じゅう、繁体字って美しいわと思っていました。
台北101
実は、台湾へ行ったのは夫の両親が台北に住んでいるからなのでした。そうでもなければ幼児連れで旅行、ましてや海外など我々には無理でした。様々お世話してくださった夫の両親には感謝です。
台北101は、東京タワーのような、地域のシンボル的高層タワーです。皆で行って、祖父が孫をずっと抱っこしたりとかフォトスポットで写真撮りまくったりとか、施設の人が撮ってくれた観光地価格の写真を買ったりだとか、観光客的行動を楽しみました。いま、台北101は祖父母と孫の楽しげな様子の象徴としてなかなか感傷的な気持ちにさせるものとして私の中に残っています。
最後に。旅行に行く日の朝の雰囲気が久しぶりに味わえたのもよかったです。
朝早くに家を出て、リムジンバスに乗って、空港について、空港で朝ごはんを食べて、飛行機が見えて...という全部の瞬間がキラキラしていて。わくわくに満ちたこの気分、ほんとうに久しぶりに感じることができて、それはとても素敵なことでした。