齢ほぼ80歳の衣装ケースから #1着目 秋冬物花柄ワンピース
たびたび書いているけど、たっこちゃんは服が捨てられない。着ない、着られない洋服でもなかなか捨てられない。
「捨てられない」というより「手放せない」の方が正しいかも。リサイクルショップに買取に出すのも嫌なのだ。
「好きやねん」
「高かった」
「イージーオーダーやもん」
「痩せたら着る」
「あんまり着てへん」
「生地がいい」
理由はいろいろある。
齢ほぼ80歳だから思い出がつまっていて、手元に置いておきたい服もあるだろうけど、話さないからわからない。
そういうのまで「片付けろ」とは言うつもりはないけど、多すぎても困る。
「片付けてくれ」という私の小言を聞いて少しずつは減っているけど、うんと昔のウエスト58センチくらいの昭和なワンピースやスカート、勤務先の制帽までとってある(悪夢の源となった帽子ね)。
衣装ケースの中に押し込まれたままの洋服の中には、たしかにちょっと凝ってるな、洒落た柄だなってものがあり、物によってはもったいない気持ちがわからないでもない。
そんなたっこちゃんの昭和な洋服にもう一度光を当ててみようと思って、写真に撮ることにした。
ちゃんと着て、オッサレーなスナップ写真が撮れたらいいけど、スキル的に無理だし、だいたいたっこちゃんはむろん私にもパッツンパッツン。だからコラージュっぽくしてみた。
たっこちゃんいわく、イージーオーダーの花柄ワンピース。
今ではヌリカベみたいなたっこちゃんが、こんなスリムなワンピを着ることができたのかって驚く。
ウールっぽい黒地にアネモネやマーガレットと思われるプリントがされているけど、なにせタグが付いてないから素材がわからない。
なかなか可愛い1着です。