齢ほぼ80歳の衣装ケースから #4着目 オンワード樫山のスーツ
今日たっこちゃんの衣装ケースから出してきたのはオンワード樫山のスーツ。
これを手放さない理由は例の
「生地がいい」
「オンワードやで」
ってやつです。
毛95%、ポリエステル5%で厚手で縦に畝があります。裏地もボタンもスカートの革製ベルトと金属の飾りにだってこだわりを感じる。
このスーツからは昭和の匂いはしない。防虫剤とか、そっちの臭いじゃないです。ああでも、平成初期の服かもしれない。
これも他の服同様にウエストがきつくて、グッとお腹を凹ませて写真を撮りました。
このスーツはなんというか、たっこちゃんっぽくないなあと思っていた。かちっとしていて、かっこ良すぎるので、本当にこれを着ていたのかと聞いたら
「◯◯さんからもらってん」
「◯◯さんには小さかってん」
「私にもきつくて一回も着てないけどな」
なんてしゃーしゃーと言う。
じゃあなぜ貰ったのかと聞いたら
「オンワードやで」
「近鉄百貨店のやで」
そして、
「生地がいいもん」
やっぱりそうかって返事だった。
何かにリメイクしようとか、娘に着せようとか考えたわけじゃく、よい生地だから貰っておいたってことだ。
いまでも全然古くさくなく素敵なんで、スカートはお腹の脂肪が少し減ったら着るかも。
ジャケットは少々痩せたって、前ボタンはしまらないし、脇がキツくて無理だな。