非日常を……
わたしのお気に入りのBAR
時間を感じさせるものが何もない、このBAEのコンセプト
だから……
ドア開けると朝と言うことも……
お店に入るのが、日をまたぐ頃が多かった
いつものカウンターの定位置に
濃い目のハイボールが……
その所作が美しい……
そして、CLOSED……
残っているお客様が帰ると、マスターは隣に……
彼とわたしとマスターで、何気ない話し……
マスター見当ての女性客も多い
わたしもマスターが好き
好きの意味は、みんと少し違う
同じ匂いがする人だから……
マスターも同じようだ……
だから、語りたいこと……、語らないこと……
極少数派の人間が感じているこの匂い
お互い、はじめて会った時から感じていた
それと……、この非日常感と解放感と綺麗な仕事と……
わたしにとっての癒しの時間と……、数時間後から始まる二日酔い(当日酔い)
わたしには、アルコールを分解する機能が備わっていない
でも、美味しいお酒はわかる(これが一番辛い)
誰にも言ったことがないことを……
「死んだらだめですよ」と……
マスターは、彼よりもわたしを理解しているようだった
いろんな話しをしても、マスターと彼では……
やはり、ちがう……
唐突に「これから家で洗濯してくれませんか?」と言われ
そのまま三人で、マスターのマンションに行ったことも
いざ、洗濯の準備にかかろうとしたら……
「冗談ですよ。僕をもっと知ってほしいから」と
お店以外の普通の彼を見て欲しかったのか……
まるでジムのような器具と夜景の綺麗に望める大きな窓
彼も、わたしのように分かり合える人を探している人なのか……
だんだんと親しくなっていく三人
いつものように、お店に入ると……
いつものマスターではなかった
いつもの席につくと……
背後に刺さる視線が……
小さな声で「訳ありの人が来ているので……」と
奥の両サイドのテーブルに、女性が……
閉店まで居て、マスターに送ってもらう段取りをしているのだろう……
お二人とも、一度送ってもらったことのある訳ありさんかな……
表情には、出していないものの
やっかいなお二人のようだ
視線が痛い
でも、どお対応するのかが面白くて……
朝までとは言わずに、早々退散
想像しただけで、笑いを堪えるのが苦しい……
何度も言うが、マスターは自他ともに認めるイケてる男
どお料理するのか見届けたいが……
われわれがいると「ご飯たべにいきましょう」と言い訳に使われてしまう
そんな助舟は、出す気はきない
ご自身で、上手く料理してくださいと笑顔で返す
恨めしそうなマスター……
純で、かわいい人だと思っている
閉店を決めて、新天地へと旅立つ日にも挨拶に来てくれた
熱い握手と……
友達になれて嬉しかったとハグをして……
今頃、どこの娘を落としているのだろう……
いつか会えるといいなぁ……
同じ匂いを持つマスターに……
明日も、み~んなコロナに負けず。私たちの生活を支えて頂いている方達に感謝して、うれしくって楽しくって、愛をいっぱい感じて、幸せって感じて、キラキラ輝く希望をもって感謝に満ち溢れる素敵な1日になります様に✨✨✨