よい季節
桜と花粉に溢れていた春も過ぎ、急に寒くなったり雨になったりと相変わらずの気温差には惑わされるけれども、すっかりと清々しい気候である。仕事柄ゴールデンウィークはないのだけれど、せっかくの休みには外に出て、サンドウィッチとカフェラテをお供に外でこうしてMacBookを開く。日向ではとても眩しいけれど日陰でも寒くない。一年中こんな感じだったらいいのに、そのうちどんどん湿度も気温も上がっていくことは分かっている。新緑の季節。今まで意識したことはなかったけれど、秋と同じぐらい好きかもしれない。
前回は転職について書いたのだけれど、受けた企業はあっさり一次面接で落ちた。私自身の温度感が高かったので、なんだか拍子抜けしたけれど、お見送りのメールを受け取った時には笑ってしまった。兎にも角にも2週間ぐらいはどきどきわくわくできたのである。仕事に対する希望を思い出させてくれたので感謝している。
現在の仕事は相変わらず不調が続いているが、会社の日本オフィス全体の合同イベントで司会をしたり、日本に来ていたマネージャーの一人と直接会ってランチをして自分の気持ちを話すことで心が大きく救われた。自分が無能で役に立たないと思い込んでいたのだが、自分のしていることが例え数字に現れていなくても、有難いことに私のマネージャー達はよく見ていてくれて、励ましてくれたし、成績の低迷も私自身だけに否があるとは思っていないと伝えてくれた。私はすぐに自分を諦めて、転職やら何やら考えていたのだが、彼らは決して私を諦めていないのである。そして、正直な話、チーム内の大きな方針の変化にも何となく慣れてきた。最初は反発もして、決して従おうとしなかったのだが、数字で結果を出さねばいけない世界である。ゲームを攻略するようだが、この会社に残る限り、マネージャーと一緒に成績の向上に勤めていきたいし、何よりもチームにも会社にも貢献したい。
今回、日系のスタートアップには見事に落ちたが、Linkedinではしょっちゅうメッセージを受けとっているし、今回の転職活動で外資系を紹介してくれるエージェントとは何名かオンラインで話せたので、万が一、今の仕事を去ることになったとしてもそこまでの悲観はしていない。全てが良い方に、落ち着いていくと感じている。それに、退職や転職をするかもしれないからと、今のうちにと思って色々会社に計上しているとーー例えばネイルやヘアなどのセルフケア、旅行、教育など給与外業務外で貰える予算があるし、チームでの食事代等も出るーー、今の自分の恵まれた環境に改めて衝撃を受けるのである。
気候のおかげかとてもポジティブなのだが、ここ1ヶ月の変化といえば、冷え性がすっかり治ったことである。実は2週間前からパーソナルジムで勧められて買ってしまった酵素を毎日飲んでいるけれども、その前から自分でも信じられないぐらい冷え性が治っていた。これは冬が去ったからなのか、わからないけれども、とても気分がいいものである。夏になればクーラーを使うので、そこでまた冷えないように願っている。
冷え性とは関係ないかもしれないけれど、私自身のエネルギーが上がっているような気はする。そういえば1ヶ月前ぐらいに旦那さんの友人の婚約者であるレイキヒーラーに会ってーー彼女は星も読む人(占星術)でカリフォルニアの女性らしく、シラフでもとてもとてもハイだったーースピリチュアルな話を聞いたりーー特にレイキヒーリングは受けていないし、レイキについては彼女に会った後、興味が出て本読んで知ったーー、小さな頃から馴染みのある神社で旦那さんと神前式を上げたりしたから、どこか気が上がって安定しているのかもしれない。
レイキについては是非近いうちに学びに行こうと思っている。ただ、カリフォルニアのレイキヒーラーは明らかにドラッグも推奨していたし、宗教系やドラッグが嫌いな旦那さんには大反対されると思うので内緒である。私は興味があれば何でも手を出してしまうたちで、困った時には亡くなった父に話しかけるしーー霊感はないので会話ややりとりはできないーー、ごく一般的な日本の仏教徒(曹洞宗)だが、この世以外のものを神様仏様、霊界や魂なんかが大好きである。昨年マレーシアを訪れた際、ムスリムの同僚が、『仕事で何があっても、祈りの時間には自身と宇宙と神様しかいないーーこの世の全ての雑念は取るに足らないもので、時間を取って心を正して丁寧に祈ることで、自分が既に与えられているもの、家族と神様に感謝し、愛で満たされる』といった旨のことを話してくれた時に涙してしまい、その心の平穏を切望した。一日5回もお祈りに時間を取ることはとても難しく感じられるが、もし私も何らかの形でそれに近いことを学べるとしたら、私は試してみたいのである。
こうして日記のように自分のことを書いているだけで、自分を構成しているものが見えてくる。私は毎回仕事について話し、どことなくスピリチュアルである。このnoteを続けているのは物書きになりたいからで、文学賞は落ちてしまって何も書いてはいなかったが、#創作大賞2024というものがnoteで開催されているみたいなので、これを機にファンタジーなど書いてみたいなと考えている。文字数やらあらすじやら以外と決まり事が沢山なのでよく理解しなければならないが、かえって有難いかもしれない。今週末に書き始めたい。