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帰国子女の中学受験:渋幕&渋渋
「渋幕&渋渋の奇跡」として名高い全国屈指の共学進学校、渋谷教育学園幕張(渋幕)と渋谷教育学園渋谷(渋渋)。帰国子女もその奇跡の原動力です。
帰国子女中学受験の世界でもトップに君臨していると言ってよいでしょう。
なぜトップかとういと、一般入試の偏差値が70前後という全国屈指のレベルだということの他に、英語試験の難しさ、帰国生入試合格者数の少なさがあります。
渋渋の帰国生英語試験は帰国子女アカデミー(KA)の創設者チャールズ・カヌーセン氏が同校で教鞭をとっていた時に作問に携わり、非常に高いレベルの試験をつくりあげてしまったと自著で述懐しています。
帰国生入試合格者数はそれぞれ30名前後と狭き門となっております。
渋谷教育学園渋谷・渋谷教育学園幕張2023年度合格者数
2023年度入試を見ると、渋渋は英語型で21名(男子4名、女子17名)が合格、渋幕は34名(男子10名、女子24名)が合格しています。両行とも女子の比率が高いのが特徴です。このうち、両校共に合格した受験生が5名前後おり、他にも慶應湘南藤沢や広尾学園に進学する合格者もいると聞きますので、実際に進学するのは両校合わせて40-50名程度と推定しています。
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